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講座「上級までの道のり」NO12「着物・長じゅばん・帯のたたみ方(名古屋帯・半幅帯・袋帯)」

講座「上級までの道のり」その12「着物・長じゅばん・帯のたたみ方(名古屋帯・半幅帯・袋帯)」

講座「着物着付け上級までの道のり」12ページ目です。

ここでは「着物や長じゅばん、帯のたたみ方」をお伝えします。

着物を楽しんだ後は、当然「片付け」なくてはなりません。

最初は面倒に思える片付けですが、たたんでしまえば場所をとらないのが着物のよいところです。

素材や柄をめでながら、片付けそのものを楽しめるといいですね。

以下の順で説明していきます。

  1. 着物のたたみ方
  2. 長じゅばんのたたみ方
  3. 名古屋帯のたたみ方
  4. 半幅帯のたたみ方
  5. 袋帯のたたみ方
  6. 男性の角帯のたたみ方
  7. 兵児帯のたたみ方

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着物のたたみ方・本だたみのやり方

「本だたみ」というたたみ方が最もポピュラーなたたみ方です。

紋のついているもの、裾模様に金・銀箔等のあるもの以外は、「本だたみ」します。

たたむ場所は、着物の丈くらいのスペースがあるところで行いましょう。

慣れてくれば、その半分のスペースでもたためるようになりますよ。

左方向を衿、右方向を裾にして広げてから始めます。

写真付きでの解説はこちらです(浴衣のたたみ方と同じなので浴衣で説明しています)。

⇒「浴衣のたたみ方(男女)順をおって解説しています

長じゅばんのたたみ方

講座「上級までの道のり」その12「着物・長じゅばん・帯のたたみ方」長じゅばんの画像

◆広衿の長じゅばん

長じゅばんは、着物ハンガーにかけておけば型崩れせずに長期間吊るしておくことができます。

スペースさえあれば、シーズン中はそのままでもOKです。

収納する予定なら、手洗いかクリーニングを済ませてたたみましょう。

半衿は次に着ることを考えて、つけておくとよいでしょう。

長じゅばんのたたみ方は、「じゅばんだたみ」とよばれ、着物より簡単です。

写真つきで解説していますのでご覧ください⇒「長じゅばんのたたみ方はここをご覧ください

帯のたたみ方

帯も着物同様、脱いだ後しばらくハンガーにかけておきます。

たたむことで小さくなり、収納しやすくなります。

では順にたたみ方を説明します。

名古屋帯のたたみ方

名古屋帯のたたみ方

◆名古屋帯をたたむ最初のポジション

名古屋帯をたたむときは、右にたれ先を置いて、お太鼓の始まりを左に置きます。
お太鼓の始まりのところが三角になっているので、そこを左の端にして、胴に巻く部分をたれ先に向けて置いていきます。

たれ先のところで折り返して、左端の三角部分の手前で折り返します。

この後、三角部分だけを折って、たれ先を持って左端に重ねます。

写真つきでの解説はこちらです⇒「帯のたたみ方(袋帯・名古屋帯・半幅帯・兵児帯)はここを見れば大丈夫です

袋状になった名古屋帯(袋名古屋帯)は胴に巻く部分を開いてたたむようにします。

京袋帯(新名古屋帯)は、長さを半分に折ってまたその半分に折って、たたんでいきます。

半幅帯のたたみ方

半幅帯のたたみ方

◆半幅帯 立てる方法と重ねる方法

普段使いの半幅帯のたたみ方を、ふたつ紹介します。

たてて収納するたたみ方

たてて収納する場合は、表側を内側にして、端を10センチほどずらせて合わせます。
内側になる方の端を、控えるようにします。

端でない方から、緩く巻きはじめ、くるくるっと巻いていきます。

重ねるたたみ方

重ねる収納のたたみ方です。

4分の1か8分の1の長さにして、折り目がつぶれない様にたたみます。

半幅帯のたたみ方も名古屋帯のたたみ方とおなじページで紹介しています⇒「帯のたたみ方(袋帯・名古屋帯・半幅帯・兵児帯)はここを見れば大丈夫です

袋帯のたたみ方

帯の表が内側になるように(中表)、丈を左から右へ二つ折りにし、輪を持って右に折り、さらに左へ折り返して、三つ折りのびょうぶだたみにします。

この状態で収納します。

着用するときは、下からニ枚目の帯端を引き出します。

このとき、左側の輪がずれないように、押さえておきます。

引き出した帯を下側の長さにそろえて、左へ折り、さらに右へ折り返して、六つ折りのびょうぶだたみにします。

こうすると、一番上から体に巻いていけます。

袋帯のたたみ方も同じページにのっています⇒「帯のたたみ方(袋帯・名古屋帯・半幅帯・兵児帯)はここを見れば大丈夫です

男性の角帯のたたみ方

男性の角帯をたたむときは、半幅帯と同じ方法でたたみます

兵児帯(へこおび)のたたみ方

表側をできるだけキレイに保ちたいので、中表にして端と端を合わせます。
その後半分の長さに折って、さらに半分に折ります。
これで最初の長さの八分の一になりました。
大人用兵児帯は幅が広いので、このあと幅を半分か三分の一に折って収納します。

たたみ方は、何度か続けて練習してみてくだいね。

この先の講座は、あと四回で終了します。

  • やわらか着物の特徴
  • きもの小物
  • 写真の写り方
  • 衿合わせ

などをお伝えします。

講座「着物着付け上級までの道のり」
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プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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