おととしの初詣で「初みくじ」を引いたところ、「半吉」と出ました。
これまで一度も目にしたことのないおみくじで、「え?どうしよう!」。
その横で相方は「大吉」を引き、安心した様子。
初めてのことなので「半吉」のことが気になってしかたありません。
そこで色々調べてみたら、確率5%というレア度です(これは浅草寺を参考にした確率です)。
「その確率の低さが、むしろ大吉より幸運なのかも?」
おみくじの順位をもう一度確認して、確率はどれだけなのか考えてみました。
おみくじの順位/種類は7種が一般的ですが
おみくじの種類は、7種類が一般的です。
7種類のおみくじを用意している神社やお寺では、当然ながら「半吉」はありません。
良い方から並べると、
- 大吉
- 中吉
- 小吉
- 吉
- 末吉
- 凶
- 大凶
大吉が一番よいし、大吉さえ出れば怖いものなしって感じですよね。
その大吉を引き当てたのですから、相方は浮かれ顔でした。
大吉のおみくじの内容は、すべての願い事がかなうかと思わせる内容でした。
ただひとつだけ、ありえないほど運勢の悪いことも書いてありましたけど。
7種類のおみくじのそれぞれの割合
7種類のおみくじの確率(割合)は、以下のようになっているようです。
- 大吉:約 22%
- 中吉:約 8%
- 小吉:約 13%
- 吉:約 28%
- 末吉:約 15%
- 凶:約 13%
- 大凶:約 1%
大吉だけみると、22%という割合は、5人に一人は大吉を引き当てる
ということですね。
結構多いかも。
では半吉があるおみくじについて、詳しくみてみましょう。
半吉のあるおみくじは12種類の運勢がある
◆熱田神宮・初詣の拝殿前の列
7種類より種類の多いおみくじでは、12種類の運勢になるようですよ。
12種類のおみくじの順序
良い方から並べると、
- 大吉
- 中吉
- 小吉
- 吉
- 半吉
- 末吉
- 末小吉
- 凶
- 小凶
- 半凶
- 末凶
- 大凶
私が引いた「半吉」はよい方からみて5番目で「末吉」の上にあります。
「半」という意味を考えると、どうやら吉も凶も半々といった意味のようです。
良いこともあるし悪いことも半々にありそうなので、気を引き締めていきなさいよ。
ということでしょうか。
12種類のおみくじの出現率・確率
12種類のおみくじの確率に関する具体的なデータを探してみましたが見つかりません。
というのも、おみくじの種類や数に決まりはなく、神社によって異なるからと考えられます。
おみくじをよく読み、その内容から対処法を学んだり、今後の指針にしたりすることが大切のようです。
そこで浅草寺のおみくじを参考にさせてもらうことにしました。
浅草寺のおみくじは、7種類なので12種類の豊富さとはちがいますが、参考になるかもしれません。
「浅草寺」の出現率を参考に5%
◆浅草寺 雷門
浅草寺は昔からおみくじの出現率を変えていないといわれているのです。
浅草寺のおみくじの割合は、
<浅草寺のおみくじの割合>
- 大吉:17%
- 吉:35%
- 半吉:5%
- 小吉:4%
- 末小吉:3%
- 末吉:6%
- 凶:30%
となっていて吉の種類が6種類、凶はまとめて一種類の内容で、珍しいかもしれません。
そして「半吉」はというと、出現率5%、かなりレアですよね。
もっとレアな「末小吉」という運勢のおみくじもあるそうです。
それはたったの3%という確率なんだとか。
周りの人が「大吉だ!」「中吉だ!」と浮かれた声が多い中で、ひそかに肩をすぼめていた「半吉」。
調べてみるとなかなか確率が低いことがわかり、貴重な存在みたいです。
あまりよくない運勢でも、上向かせよう!という意欲がわいてきちゃいました^^
珍しいおみくじが引けてラッキー!とかってな解釈をしています。^^
おみくじは、神社によって出現率(運勢)の割合は変更できる、というか自由度があるようです。
そのため、確率はどこまであっているのか、年によっても違うのか。
絶対こうです、といえる証拠はみつかっていません。
半吉のおみくじをひいた!超レアかも/確率や順位でみる/浅草寺を参考に・まとめ
私が初詣に行ったのは「熱田神宮」というところで、全国でも5番目に初詣客が多いとされている神社です。
熱田神宮は12種類の運勢のおみくじで、周りの喜ぶ声が響く中、とまどってしまいましたが、
半吉のでる確率は、大吉より少いのかもしれないようです。
これは相当レアなことみたいなので、むしろラッキーなのかもしれません。
では、皆様。
2025年・令和7年が皆様にとって素晴らしい一年でありますように。
「きもの物語」では、着物好きの皆さまの小さなお役にたてるよう、今年も心を込めて書いていきます。
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浅草寺のおみくじの出現率に関する評価
浅草寺のおみくじの出現率に関しては、以下のような評価があります。
<伝統の維持>
浅草寺は江戸時代から伝わる観音百籤の配分を変えずに維持しています。具体的な配分は以下の通りです。
– 凶: 30%
– 大吉: 17%
– 吉: 35%
– 半吉: 5%
– 小吉: 4%
– 末小吉: 3%
– 末吉: 6%
この配分を変えていないことは、浅草寺の伝統を守る姿勢として評価されています。
<他の神社仏閣との違い>
多くの神社仏閣が時代とともに凶の割合を減らしていったのに対し、浅草寺は元々の70対30の吉凶比率を維持しています。このため、他の場所と比べて凶が出やすいという評価があります。
<文化的価値>
浅草寺のおみくじは、江戸時代の伝統を守った「文化財並みの価値あるおみくじ」と評価する声もあります。この点で、歴史的・文化的な意義が認められています。
<人気の要因>
意外にも、凶が出やすいことが逆に人気の要因となっています。以下のような理由が考えられます。
– チャレンジ精神を刺激する
– 本物の占いを体験したいという欲求
– 「凶を引くことが吉」という逆説的な捉え方
<おみくじの本質>
浅草寺は、おみくじの本来の目的が単なる吉凶占いではなく、仏の教えを伝えることだと説明しています。凶が出ても、その内容を前向きに受け止めることが大切だと強調しています。
このように、浅草寺のおみくじの伝統的な出現率維持は、文化的価値や本来の意義を重視する姿勢として、概ね肯定的に評価されているといえます。
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