神社やお寺でひく「おみくじ」は、結ぶの?それとも結ばない?
多くの人はおみくじを引いたら、結んで帰りますよね。
その理由はいったいなぜでしょう。
結ばずに持ち帰るのはいけないのでしょうか。
引いたおみくじの順番やおみくじの順番、結ぶ場所などを調べてみました。
おみくじは何のためにあるのか
神社やお寺にある「おみくじ」は、「神様の意志を占うもの」 とされています。
神様の意志により個人の吉凶を占うことができる「くじ」がおみくじです。
おみくじには喜ばしい「大吉」から「大凶」までいくつもくじがあり、良しあしをつい判断しがちです。
運勢を占うとはいえ、吉凶をそのまま受けとるでよいのでしょうか。。。
古くは国や重要事項を占うものだった
現在は個人の吉凶をを判断するものになっているおみくじですが、
古くは国の祭政に関する重要な決定事項を占ったり、後継者を選ぶときに用いられたようです。
おみくじの順番は
おみくじの内容は7種類のものが主流で、12種類のものもあります。
内容や割合は特に決まりがあるわけではありません。
寺院や神社によっては凶や大凶を入れないところもありますよ。
7種類のおみくじの順番
「運勢がよい」とされる方からみてみると、
12種類のおみくじの順番
おみくじは結ぶ?結ばない?
◆おみくじ 大吉と半吉の二種類三枚
さて、おみくじを引いたら結ぶものと考えている人が多いですよね。
でも「大吉」とか引いたら、嬉しいから誰かに見せたくなりますね。
またはその嬉しいお知らせを、家に飾っておきたい・お守りにしたと考える人もあるかもしれません。
そこで、おみくじは結ぶのが正解かどうか。。。
結論は「結んでもよいし結ばなくてもよい」です。
おみくじを結ぶ理由
おみくじは神社などの木に結ぶならわしがあります。
それは吉凶を占ったものは神様のご意志であり、神様とのご縁を結ぶためです。
運勢がよければもちろん嬉しいですから、神様とのご縁を強く結びたいものです。
おみくじを結ばなくてもよい理由で判明!
神様とのご縁を結ぶおがおみくじとはいうものの、「おみくじを結ばない」のも問題ありません。
おみくじを結ばなくてもよい理由は、
神社境内の木の枝に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみたいものです。
と神社本庁のホームページに「おみくじについて」の見解がかかれています。
すぐに結んでしまうと頭に残らないですもんね。
充分読み返して考えや行動をかえりみる参考にするのはよいですよね。
またおみくじの創始者の「元三大師」の観音籤(かんのんくじ)の考えが元祖のようです。
◆名古屋 万松寺のおみくじについて
持ち帰るか、このおみくじ掛けにかけるか、どちらでもよいと。
また凶とでても、利き腕の反対の手で結ぶことで吉へと転じるのだそうです!
持ち帰ったおみくじの保管とその後
結ばずに持ち帰ったおみくじは、お守りのように大切に扱いたいもの。
なにしろ「神様のご意志」として受け取ったものなのですから、ぞんざいにはできませんね。
- お財布の中にいれておく
- 神棚のそばに保管する
- 机にしまっておく、など。
おみくじの内容を十分そしゃくした後は「お炊き上げ」をしてもらうのがよい方法です。
引いた神社の古札を納めるところへ、または近くの寺社仏閣でお炊き上げしてもらうのがベストです。
それができないときは、お塩をふって清め白い紙につつんで処分を。
おみくじを結ぶ場所は「おみくじ掛け」
◆おみくじ掛け
神社やお寺の境内にあるおみくじを結ぶ場所は、「おみくじ掛け」と呼ばれています。
おみくじをひく場所のすぐ近くに用意してあります。
◆おみくじ結び所
ところによっては「おみくじ結び所」または「おみくじ納め所」と表示されていることもあります。
おみくじ掛けの種類
◆縄を張ったおみくじ掛け
大きな神社やお寺にあるおみくじ掛けは、縄をはったタイプが多いです。
柱を立て、その間に丈夫な麻縄や化学繊維の糸がが張られています。
このタイプは、たくさんのおみくじを掛けられ、参拝者がおみくじを結びやすいです。
◆おみくじ掛け 吊るすタイプ
そのほかに、
- 上から吊るすタイプのおみくじ掛け
- 円錐タイプのみくじ掛け
- ハート型のおみくじ掛け
- 樹木に竹筒を渡すおみくじ掛け
などさまざまおみくじ掛けがあります。
◆うさぎの顔のおみくじ掛け(三輪神社)
おみくじを結ぶ場所がない場合
「おみくじ掛け」や「おみくじ納め所」 と指定してある場合はそこで おみくじを結びますが、
場所の指定がなければ、近くの木の枝におみくじを結びます。
◆木の枝に結ぶことも
樹木が傷むのをさけたい神社さんは、必ず指定の場所を設けてあるはずです。
おみくじ 結ぶ理由と意味/結ぶ場所と順番/持ち帰るのはありなし?まとめ
おみくじは結んできてもよいし、持ち帰ってもかまわない。
大吉・大凶などの区別なく、おみくじをひくことで神様とのご縁がつながる。
引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動の参考にしていきましょう。
<関連ページ紹介>「おみくじで「半吉」・大吉よりレア?確率や順位は?(浅草寺を参考に)」
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