世界文化遺産に昨日正式に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」。
すでに正式登録前から話題になっていて、観光客が押し寄せている様子は、テレビで何度も放送されていた。
1987年の閉所まで、若い女性が働いて職業婦人としての地位も高かったと、NHKの特集番組でも取り上げていた。
確かその番組では、どの作業をするかは、入社してから順に上がっていって、技術が上がるとお給料がどんどん上がっていく仕組みになっていたそうです。
一番上のお給料の人は、入社したばかりの人の何倍もあるので、いち早く製糸の技術を身に着けるために、こっそり時間外に努力していた人もあったそうです。
明治時代の女工哀史の話などだと、若い女性が食事と寝る以外は、ずっと働き通しの劣悪な環境だったといいますが、富岡製糸場は政府が関与していた?か何かで、労働環境はとてもよくて残業もなかったということでした。
当時のその地域の女性にとっては、花形のような職業だったようです。
製糸場としては、日本ではまれにみるよい環境のようです。
建物の建築様式も見ごたえがありそうですし、実際に女工さんたちが働いていた製糸場を、見てみたいものです。
ここには辛く悲しい思いはあまりなかったようなので、訪れても辛くならなくてすみそうです。
絹産業遺産群は、数十キロも離れたところにあるので、一日ですべてを見学することはできそうもない。
製糸が発達した時代があったから、銘仙を始め紬や絹着物の数々が生み出されていったはず。
着物の生産や柄の発展の基礎になっている製糸業は、着物愛好家としては絶対にはずせない大切にしたい場所だと思います。
メルマガ読者さんたちと、大勢で訪問したい!
そんな日を夢見て。
世界文化遺産に登録「富岡製糸場と絹産業遺産群」万歳!!!
これで老朽化している場所も、修復されて永く後世に伝えていくことができるのでしょう。
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