今年成人を迎えるお嬢さんの振袖の着付けをしてきました。
振袖や帯、それに合わせる帯周りの小物など、お嬢さんのお好みはいろいろと違いはありますが、大きく分けると二手に分かれるのかな?と思います。
主流は「可愛い系」そしてもう一方は「ゴージャス系」。
若いお嬢さんにとって振袖のコーディネートは、とても難しいのではないかと思います。
お母様とじっくり相談して、さらにお店の人のアドバイスをもらって、時間をかけて検討されています。
まずは振袖を、大好きな柄のもので決めて、そのあと帯を。
この次に伊達衿を決めるのがよいと思います。
伊達衿は襟元を飾る、小さい面積だけど大切なパーツですからね。
帯揚げの色もかなり慎重に決めないといけないでしょうね。
帯締めはバランスよく、でも可愛らしく、っという感じで。
聞いてみると随分と迷いに迷って、全体のコーディネートを考えた方ばかりです。
全体を可愛らしくまとめたい、と希望するお嬢さんが多い中、アゲハ系(というのでしょうか?若者文化に疎い・・・)のお嬢さんが大好きなゴージャスでキラキラしている振袖を選ぶ人も。
黒地に赤い大きなバラが描かれた振袖、ラメのような装飾が随所に施されてこれ以上のきらびやかさはないでしょっていうくらいの振袖に、ヒョウ柄の袋帯を選んでいるお嬢さん。
こうした好みのお嬢さんのヘアメイクは、もちろんこんもりと盛り上がったヘアスタイルで、メイクもバッチリこだわっている、
そんなお嬢さんに合うと、どういった帯結びが最適なのか、かなり迷ってしまいます。
着付けながら世間話をしながら、いくつか候補を頭に描いていくのですが、帯結びは後ろ側ということもあって、あまり気にしていないお嬢さんも多いです。
こだわりがどの部分にあるのかを見極めながら、可愛さを抑えて華やかというか派手な結びを選択します。
アゲハ系を好むお嬢さんは、ひらひらしたり柔らかい印象のものは好まないようなので、ヒダをきちんととったやや硬めの印象になる帯結びが喜ばれるみたいです。
いずれにしても、着付けを始めてからの10分ほどの間に、どんな好みの方かを判断しないといけないので、それが一番気を使うところです。
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