2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のゆかりの地の掛川城へ行ってきました。
掛川城は静岡県浜松市の東方向にある掛川市にあるお城で、平成6年(1994年)4月に日本初の「本格木造天守閣」として復元されました。
「東海の名城」と呼ばれた美しさをそのまま残した気品のあるお城です。
急な坂を上った先にあり、そびえ立っていました。
掛川城とおんな城主直虎との詳しい関係はほかに譲って(よくわかっていません)、一番印象に残ったのは、お城に隣接していた「掛川城御殿」。
そしてお殿様とのえっけんの間で見た、「虎」の掛け軸です、素晴らしかったので紹介します。
掛川城御殿・国の重要文化財
掛川城御殿は、ずっしりとした風格があり、現存する城郭御殿としては、京都 二条城など全国で4か所しかない貴重な建築物です。
(国の重要文化財の指定書)
儀式・公式対面などの藩の公的式典の場、藩主の公邸、藩内の 政務をつかさどる役所という3つの機能を合わせ持った施設だそう。
中に入って見学できたので、まじまじと素晴らしく格調のある調度品や内装を拝見できました。
書院造りと呼ばれる建築様式、畳を敷き詰めた多くの部屋が連なっていて、歩く際にきしみ音もしますが、庭から掛川城を仰ぎ見ることができます。
一番日当たりもよく造りのよいお部屋がお殿様が訪問者にお会いになる部屋で、床の間に掛け軸がありました。
大河ドラマ「直虎」にちなんだものになっていたのか、そのままでは読めませんが「虎」と書いてあるそうです。
下に解説があったのですが、崩し方、書き方もいく通りもあったのですね。
他の部屋にも素晴らしい掛け軸がありました。
真ん中にある大きな文字のまわりに、小さい文字がいくつも配置された、絵のような掛け軸。
こんな書き方をする方法もあるんですね。
右上は「花月雪の」と書かれていて、中央の大きな文字は「もてあそぶと」とふりがながあります。
直虎の許嫁が掛川城で殺されたということらしいので、大河ドラマで掛川城が登場することになるかもしれません、そのときもしかしてこの掛け軸の間が使われていたかも。
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