私の住む中部地方でも、朝晩涼しさが増して、秋の気配を感じるよになってきました。
涼しい秋がやってくると、気になるのは紅葉のこと。
「今年ももみじの名所に観に行きたいなあ」と、今までみてきた真っ赤な景色が思い浮かびます。
日本は北から南まで長いので、秋の紅葉の見ごろといっても、幅が広いですね。
たとえば北海道なら早いところでは9月上旬から見ごろだそうで、上川郡上川町の大雪山(黒岳)の紅葉。
ここは日本で一番早く紅葉が見られるそうで、針葉樹の緑と落葉、広葉樹の朱色や黄色の微妙な色の違いが、幾重にも重なってその色彩は山全体を錦絵のように飾るそうです。
東北地方は9月中旬から下旬にかけて色づくところがあり、青森県青森市の八方田連峰、同じく青森県弘前市の岩木山、岩手県の三石山などが、すでに見ごろになっています。
関東方面だと、群馬県の尾瀬ケ原がすでにシーズンで10月の中旬まで見ごろということです。
私の住む東海地方はというと、9月30日現在では見ごろの名所地はまだありません。
だいた11月上旬から下旬といったあたりが、東海地方の紅葉の見ごろです。(写真は愛知県足助町の香嵐渓の紅葉)
もちろん標高の高いところほど気温が低いので、早い時期に見られるようになるのですが、日本一早い大雪山(黒岳)の紅葉と比べると2か月違います。
では九州はどうかなと調べてみたら、紅葉の始まりは10月中旬から下旬で、11月中か12月上旬までというところも。
日本で最も遅い紅葉は12月上旬ということで、宮崎県道・鹿児島県道1号(小林えびの高原牧園線)の丸尾から大浪池登山口辺りは紅葉ドライブコースとして名高いそうです。
ちなみに沖縄には紅葉はないみたいです。
紅葉はドライブコースや街中にもありますが、たいていは山沿いだったり渓谷を歩くような名所地が最も美しいですね。
そういうところは着物でというわけにはいかないと思いますので、軽装で靴をはいて危険のないように行ってくださいね。
平坦な道で庭園や寺院への紅葉狩りなら、やっぱり着物でそぞろ歩きたいものです。
美味しいものを食べられるように、帯をゆったり締めて楽しみたいですね。
写真は昨年2015年の愛知県の香嵐渓というところの紅葉です。
あと数日でもっと真っ赤に色づくという時期でした。
お土産にも、もみじ饅頭と、もみじの衣揚げ。(見た目が赤いともっといいのですが)
今年は東海地方の紅葉名所のひとつ、定光寺か岩屋堂へ行ってみよう!
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