秋の柄といえば、菊や紅葉が浮かびます。
特に紅葉は、秋の深まりを感じる趣のある柄ですね。
そろそろ11月ともなれば、紅葉狩りのうわさものぼり、紅葉の帯の出番です。
今日はモノトーンに近い着物に、帯に紅葉がちりばめられた模様の名古屋帯を合わせてみました。
この着物は「胴抜き(裏地の胴裏がついていない)」で、春秋によく利用しています。
コーディネートの例として参考にしてくださいね。
紅葉柄の帯で秋の着物姿
11月初旬の気温は、晴れると最高気温23度の予想。
着物はウール素材で、見た目は裏地がある袷のきものと同じです。
この着物は白・黒・灰の三色の糸で織られていて、黒地の短冊のような文様が入っています。
この模様は「かずら帯紋」と呼ばれ、能装束のひとつで面をつける前にする細いひも状の布です。
かずら帯紋があっさりと入っているので、現代的な印象のする着物です。
紬にも似た模様付けで、私はかなり気にいっています。
紅葉を帯のコーディネート
これから本格的な秋を迎える、という小さな期待をこめた気持ちで、
紅葉だけが目立つという帯ではなく、
白っぽい地に沖縄の紅型風の模様で、あっさりと模様が描かれています。
紅葉は紫、青、紺、赤、草色と何色かで描かれています。
帯締めと帯揚げは、茶系のものにしました。
茶系の色は、樹木と同じ色なので、着物と帯をつなげるのに使いやすい色です。
帯のたれ先が赤い紅葉を?
帯のたれが朱色です。色づいた紅葉の色に似ています。
帯の地色が白っぽいので、秋が深まって紅葉真っ盛りになるころまでが似合いそうです。
紅葉以外の花で、牡丹?少しの梅も描かれているので、4~5月にも使ってもよいと思います。
ショッピング、お友達とランチやカフェなどの気軽なお出かけ用です。
このコーディネートなら、どんな年代の方にもよいのではないでしょうか。
紅葉の季節だけでなく使える「お太鼓の作り帯」
難しい帯結び不要!帯を胴に巻いて、お太鼓を挿すだけの簡単な作り帯です。
ちょっとレトロな雰囲気の袋帯でおしゃれに
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