ふだん「着物」と呼んでいるものの別の名称を「長着(ながぎ)」といいます。
男性の着物姿で、着物に帯を締めた姿を「着流し」といいます。
ここでは男性の着物の特徴と、帯の種類などをざっくりと説明します。
男性の着物の特徴・女性との違い
男性の着るきものは、女性用とはちがう特徴があります。
大きく違う点は「おはしょり」がないことと、
脇の開きとたもとの開きがないことです。
おはしょりがないため、着付けは女性と比べ、とても簡単です。
袖に開きがないので、袖口からこものを入れておくことができ、
ポケットのような役目をはたします。
男性着物の着付け方
男性の着付けは、長じゅばんを着た後に、
きもの・腰紐・帯をすれば、着あがります。
ひもの扱いに慣れない初心者は、
腰紐のかわりになるマジックテープ式の腰ひもを、
普通の帯のかわりに、作り帯でマジックテープでとめるだけの帯を利用すると、
より簡単に着られると思います。
男性の着物の帯結び
男性のきもの帯は「角帯(かくおび)」を使用し、以下の四種類の結び方が一般的です。
- 「貝ノ口」
- 「片ばさみ」
- 「神田結び」
- 「一文字結び」
また普段家で着る部屋着であれば、「兵児帯」という柔らかい帯で、
「蝶結び」をしてゆったりと着ます。
着付けを練習するなら、浴衣に腰ひもを使っての練習をすると、すぐ上達すると思います。
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