布ぞうりをスリッパ(ルームシューズ)の代わりにはくようになりました。
素足にはいているととても快適です♪
ただ、自分の足にぴったりと思って買っても、なんだかサイズが合わないわ。
そんな体験が何回かありました。
それは「布ぞうり」のサイズ感だけでない、あるポイントを見逃していたためです。
快適な布ぞうりを見つけるためのポイントをお話しますね。
「布ぞうり」のサイズについて
「草履」はご存知のようにサイズのきざみがおおざっぱで、S・M・L・LL、またはフリーサイズという区分ですね。
これは靴の0.5センチ刻みのサイズとちがうところですね。
ところが「布ぞうり」は、靴のように0.5センチきざみになっています。
「それなら靴を選ぶのと同じだから簡単じゃん」と思うのですが、自分の靴サイズに合わせた「布ぞうり」が合わないことは多いです。
その理由は、履き方のクセにあります。
足指のまたを前つぼにつけますか?
草履の履き方には二種類あって、
- 前つぼを指の先の方ではさんではく
- 前つぼを指のまたにつけてはく
1は「粋な履き方」といわれ、確かにさっそうと草履をはいていてカッコイイ感じがします。
2は上品であり一般的な履き方です。
着物と草履になれている人は、1の履き方をする人が多いと思います。
1の履き方をする人は、どんな「布ぞうり」を履いても問題なくはけると思います。
問題は2の履き方をする人が「布ぞうり」をはくときです。
2の履き方をする人が布ぞうりを選ぶときの注意点
「布ぞうり」は一つひとつ手作りの品です。
「布ぞうり」と一言で言っても、少しずつ形状が違います。
それは地域によりまた受け継いだ作り方によって、台の形や鼻緒の材質、前つぼのたちあがり(台と鼻緒の距離)の大きさ・長さが微妙に違います。
そのため2の前つぼを指のまたにつけてはく履き方をすると、
- 指先がぞうりからはみ出してしまう
- サイズが合っていてもブカブカする
ということがおこります。
◆布ぞうりはビニール袋に入っていて試し履きできない
今までいずれも店頭で買ったにもかかわらず、ビニール袋に入っていて試し履きができないので、目安(勘)で決めるしかありません。
自分の足に合うかどうかのポイント
足の指のまたを前つぼにつけて履くなら、以下のポイントをチェックしてみてくださいね。
- 「布ぞうり」の前つぼの位置より前が、足指の長さ分あること
- 「布ぞうり」の前つぼの立ち上がりが適切であること(1センチ程度がよいと思います)
◆ピッタリの布ぞうり、前つぼの立ち上がりが1センチ弱
前つぼの立ち上がりが大きい(ゆるい)と、足指が前の方にいき、指先が床についてしまいます。
そしてかかと部分が余ります。
室内なのでかまわないかもしれませんが、指先のはみだしが不快だったり、床につくのでケガや痛みの原因になるかもしれないです。
◆失敗した布ぞうり・前つぼの位置が前すぎて立ち上がりが広い
これは以前購入し、前つぼの位置が前すぎ、立ち上がりがも広すぎ、足指が2センチほど飛び出してしまう、失敗した「布ぞうり」です。
足の大きさ(靴のサイズ)だけでなくで前つぼのことチェックしてみてくださいね。
まとめ・おわりに
「布ぞうり」はわらじの編み方が基本になっているので、商品によってはよりわらじに近いものから、現代人の草履の履き方を考えてあるものまでいろいろです。
わらじにより近いものだと、前つぼの位置が上の端から1センチくらいのところに付いているものがあり、それだと指のまたに入れると指先が出て床についてしまいます。
そこでチェックしたいのが、前つぼの位置と前つぼのたちあがりの大きさです。
店頭で買うにしても、通販で買うにしても、自分用にすげてもらうわけではないので、このところを見極めてくださいね。
「布ぞうり」は夏の室内履きとしてとても気持ちがよいだけでなく、足袋ソックスをはいて他のシーズンにも気持ちよく利用できます。
また足親指に力をいれて歩けば、室内でも血行促進・冷え解消の助けになります。
カラフルでかわいらしい「布ぞうり」、自分にピッタリのものを選んで快適に。
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