布ぞうりを室内でスリッパの代わりにはくようになって早数年。
暑い季節は素足にはいているととても快適です♪
もちろん一年中使えますが、これを履くともうスリッパにもどりたくないくらい。
足裏がとくに軽い刺激でいい感じです。
ここでは布草履の効果や洗い方を中心に、体験クチコミをお話します。
作り方はまた別の機会にしますね。
- 効果
- 素材と素材による履き心地 洗い方
- 洗い方
- ピッタリサイズの選び方
布草履の効果はどんなところ?
布草履は、伝統的な日本の履物の一つで、多くの方がその特有の快適さや健康的な効果をしり愛用しています。
布草履の主な効果や利点をいくつか紹介しますね。
通気性
布素材は通気性が良いため、長時間履いていても足が蒸れにくい。特に夏場には、足元を涼しく保つことができます。
自然な歩行
草履の形状は、足の形に合わせて自然な歩行をサポートします。
特にかかと部分が浮くことで、歩行時の姿勢や足の動きが改善されることが期待されます。
足裏のマッサージ効果
草履の独特の底の形状は、歩行中に足裏を優しく刺激することで、マッサージ効果が得られると言われています。
これにより、血行が良くなったり、疲れが取れやすくなることも。
姿勢の改善
草履を履くことで、体の重心が前に移動し、自然と背筋が伸びるため、姿勢の改善に役立つことが期待されます。
環境に優しい
布や草などの自然素材を使用していることが多いため、環境への負荷が低いと考えられます。
デザインの多様性
現代の布草履は伝統的なデザインだけでなく、様々な柄やカラー、デザインが存在するため、ファッションとしての楽しみも広がっています。
※外反母趾の予防に使う人もあります。
布草履の素材と素材による履き心地
布草履の素材はいくつかあります。
伝統的には木綿が主に使用されてきました。
しかし、近年ではさまざまな素材が利用されていますので、以下に、主な素材とその特性・利点についてまとめてみました。
木綿 (綿)
- 利点:吸湿性に優れ、夏場でもさらっとした履き心地が持続します。また、肌触りが柔らかく、長時間の使用でも肌への負担が少ない。
- 履き心地:自然な感触で、通気性が良いため、蒸れにくい。
麻
- 利点:木綿よりもさらに通気性に優れ、速乾性も持ち合わせています。また、アンチバクテリアの性質を持つため、夏場の足の臭いを抑える効果も。
- 履き心地:軽く、涼しげな感触。特に暑い日には最適。
化学繊維 (ポリエステルやアクリルなど)
- 利点:耐久性が高く、色落ちや形崩れがしにくい。また、コストが低い場合が多いため、価格が手頃な商品が多い。
- 履き心地:木綿や麻に比べて滑りやすい感じがすることも。しかし、技術の進化により、木綿に近い肌触りの化学繊維も増えてきています。
シルク
- 利点:肌触りが非常に滑らかで、高級感がある。また、保温性と吸湿性に優れている。
- 履き心地:滑らかで、肌に優しい感触。しかし、デリケートなので取り扱いに注意が必要。
これらの素材にはそれぞれ特性や利点がありますが、最終的には使用する場面や好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
布草履の洗い方
布草履は汚れや臭いが気になるときには洗うことができます。
ですが洗濯の際には適切な方法で行わないと、形が崩れたり、色落ちしたりすることとがあります。
布草履を長持ちさせるためには、できるだけ手洗いをおすすめします。洗濯機では強い力がかかり、形が崩れやすくなることがあるためです。
これから布草履を洗う際の一般的な手順を紹介しますね。
<一般的な手洗いの方法>
- 水に濡らす:冷水またはぬるま湯で布草履を完全に濡らします。
- 中性洗剤を使用する:草履の色を保つため、色落ちしにくい中性洗剤を使用すると良いでしょう。洗剤を水に溶かした後、布草履を浸けます。
- やさしく揉む:汚れている部分を中心に、やさしく揉み洗いします。力を入れすぎると形が崩れるので注意してください。
- すすぐ:洗剤を完全に洗い流すため、数回すすぎます。
- 形を整える:洗った後、水気をやさしく絞ります。その際、形を整えてから、平らな場所に水平に置き、自然乾燥させます。直射日光は避けると色褪せを防げます。
- 完全に乾燥させる:内部までしっかりと乾燥させることで、カビの発生を防ぐことができます。
注意点として、布草履の素材や仕様によっては、水洗いができないものもありますので、事前にタグや取扱説明書を確認してくださいね。
完全に内部まで乾燥させるには二日間ほどかかるかと思います。
乾きにくいのは繊維がぎっしりと詰まっているからで、草履の強度にもなっているためです。
布草履のピッタリサイズの選び方
布草履を買ってはいてみたら、自分の足にぴったりと思っていたのに、なんだかサイズが合わないわ。
そんな体験が何回かありました。
表示のサイズで靴の大きさのサイズと同じものを買っていたのですが、サイズだけでなく、あるポイントを見逃していたからだとわかりました。
快適な布ぞうりを見つけるためのポイントをお話しますね。
「布ぞうり」は、手作りのことが多く、台の長さをのものを表示しているようです。
自分の靴サイズに合わせた「布ぞうり」を選ぶのが正解といえるのですが、ここに履き方のクセがあれば加味してほしいのです。
足指のまたを前つぼにつけますか?
草履の履き方には二種類あって、
- 前つぼを指の先の方ではさんではく
- 前つぼを指のまたにつけてはく
1は「粋な履き方」といわれ、確かにさっそうと草履をはいていてカッコイイ感じがします。
2は上品であり一般的な履き方です。
着物と草履になれている人は、1の履き方をする人が多いと思います。
1の履き方をする人は、どんな「布ぞうり」を履いても問題なくはけると思います。
問題は2の履き方をする人が「布ぞうり」をはくときです。
2の履き方・前つぼを指のまたにつけてはく人
「布ぞうり」は一つひとつ手作りの品です。
「布ぞうり」と一言で言っても、少しずつ形状が違います。
それは地域によりまた受け継いだ作り方によって、台の形や鼻緒の材質、前つぼのたちあがり(台と鼻緒の距離)の大きさ・長さが微妙に違います。
そのため2の前つぼを指のまたにつけてはく履き方をすると、
- 指先がぞうりからはみ出してしまう
- サイズが合っていてもブカブカする
ということがおこります。
◆布ぞうりはビニール袋に入っていて試し履きできない
今までいずれも店頭でサイズを確認して買ったにもかかわらず、ビニール袋に入っていて試し履きができないので、目安(勘)で決めるしかありません。
自分の足に合うかどうかのチェックポイント
足の指のまたを前つぼにつけて履くなら、以下のポイントをチェックしてみてくださいね。
- 「布ぞうり」の前つぼの位置より前が、足指の長さ分あること
- 「布ぞうり」の前つぼの立ち上がりが適切であること(1センチ程度がよいと思います)
◆ピッタリの布ぞうり、前つぼの立ち上がりが1センチ弱
前つぼの立ち上がりが大きい(ゆるい)と、足指が前の方にいき、指先が床について
しまいます。
そしてかかと部分が余ります。
草履がゆるい。。。と感じると思います。
室内なのでかまわないかもしれませんが、指先のはみだしが不快だったり、床につくのでケガや痛みの原因になるかもしれないので、
前つぼの立ち上がりが1センチくらいの、むしろ狭い?くらいがピッタリ履けると思います。
◆失敗した布ぞうり・前つぼの位置が前すぎて立ち上がりが広い
これは以前購入し、前つぼの位置が前すぎ、立ち上がりがも広すぎ、足指が2センチほど飛び出してしまう、失敗した「布ぞうり」です。
足の大きさ(靴のサイズ)だけでなくで前つぼのこともチェックしてみてくださいね。
自分で作った布草履・試作品
◆試作品・自分作った布草履
ぴったりのものをたくさん欲しくて、自分で作ってみたりしています。
Tシャツの布を利用したりあまり切れを使った利して試作中。
あまりいい形にはなっていませんね^^。
手作りキットも販売されているので興味のある方は試してみては。
布草履は気持ちいい~室内スリッパの効果/素材/洗い方/ピッタリサイズ・まとめ
「布ぞうり」はわらじの編み方が基本になっているので、商品によってはよりわらじに近いものから、現代人の草履の履き方を考えてあるものまでいろいろです。
素足にはくと足裏や指の間に適度な刺激があり、通気性もよいので夏は特に快適に過ごせます。
スリッパとは違う使い心地があるので、気に入れば室内での移動が快適になるのでは。
秋冬は足袋ソックスをはくなどして通年の利用ができます。
個人的には、足親指に力をいれてあるくことで、室内でも血行促進・冷え解消の助けになっているような気がしています。
カラフルでかわいらしい「布ぞうり」、自分にピッタリのものを選んで快適に。
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