着物と帯のコーディネートを考えるのはとても楽しいですね。
中でも「黒い地の帯」は、まとまりやキチンと感がでるので好きです。
「派手かな?」と思う着物にもよく合います。
斬新さや個性を強調する着方ではありませんが、
ちょっと落ち着いた雰囲気を求めるなら、黒い帯は利用範囲が広いと思います。
- 黒い袋帯(しゃれ袋帯)
- 黒い名古屋帯(袋名古屋帯)
- 黒い半幅帯
の例を紹介してから、コーディネートで着物とのバランスを見てみましょう。
黒い地の帯・喪服以外
黒い袋帯(しゃれ袋帯)
◆しゃれ袋帯 黒地
まず最初に「しゃれ袋帯」の黒い地の帯をみてみましょう。
六通柄の軽いおしゃれ用の袋帯です。
黒地の部分が少ないですが、明るい色目、モノトーンの紬やお召着物によく合います。
黒い名古屋帯(袋名古屋帯)
◆袋名古屋帯 黒地
これはポイント柄(お太鼓柄)の袋名古屋帯です。
模様がくっきりと刺繍され、インパクトがあります。
紬やウールの着物によく合わせています。
黒い半幅帯
◆半幅帯 黒地
こちらは黒地の半幅帯。
木綿、ウール、洗える着物に合わせています。
最もカジュアルな着物姿なので、日常着やちょっとした外出程度に利用。
黒い帯と着物とのコーディネート例・普段着
◆紬着物に黒地の袋帯を合わせる
こちらの例は、紬の着物に黒地の袋帯を合わせました。
ぼんやりした着物の模様ですが、帯でしまりが出たと思います。
秋冬向きの外出着として活躍しそうです。
◆シルクウールの着物に黒地の袋名古屋帯
コーディネートの例ですが、シルクウールの縞模様の着物に袋名古屋帯を合わせました。
すっきりとした柔らかさと甘さのあるコーディネートではないでしょうか。
黒い帯に合う着物/喪服以外の黒い帯/普段/合わせやすくキチンと感も・まとめ
黒地の帯は、地の面積が大きいほどしまりのある印象になるでしょう。
困ったときの帯合わせに、あると重宝すると思います。
黒地の帯は年齢を問わずとてもおすすめです。
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