「開き仕立て(鏡仕立て)」と「松葉仕立て」の名古屋帯・形状や利点について
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「開き仕立て(鏡仕立て)」と「松葉仕立て」の名古屋帯・形状や利点について

開き仕立ての名古屋帯(鏡仕立ての名古屋帯)

名古屋帯は結んだ形で「お太鼓」ができる帯です。

 

結んだときの出来上がりは同じ形でも、結ぶ前の名古屋帯の状態には違いがあります。

 

それは仕立ての方法がいくつかあるからです。

 

その中で、「開き仕立て(鏡仕立て)の名古屋帯」と「松葉仕立て名古屋帯」について説明します

 

最も一般的な名古屋帯の仕立て方は、ご存知のとおり、

 

「手」と「胴」の部分をお太鼓の幅の半分の幅の出来上がりにしてあります。

 

初心者の方は、これが一番扱いやすいです。

 

着物に慣れ親しむにつれて、「開き仕立て」や「松葉仕立て」の方を好んで使う人が多いように思います。

 

特徴を知って、自分が扱いやすい名古屋帯を仕立ててください。

 

では「開き仕立て(鏡仕立て)」の名古屋帯の仕組みをみてみましょう。

 

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「開き仕立ての名古屋帯」の仕立ての仕組み

 

「開き仕立て」というのは「鏡仕立て」とも言われています。

 

これは胴に巻く部分を開いて仕立ててあります

 

「開き仕立ての名古屋帯」なので⇒「開き名古屋」とも呼びます。

 

 

開き仕立て名古屋帯の形状

 

開いている部分は帯の芯がそのまま見えています。

 

帯の芯を隠すため、薄い別布をつけることもあります。

 

まずは形状をみていただくと分かりやすいですね、これが手先の裏側です。

 

開き仕立ての名古屋帯(鏡仕立ての名古屋帯)

 

これがお太鼓の始まるところまで続いています。

 

そして、太鼓の部分のはじまりです。

 

開き仕立ての名古屋帯(鏡仕立ての名古屋帯)

 

左の赤い生地が、お太鼓部分の裏生地です。

 

 

「開き仕立ての名古屋帯」のよいところ

 

「開き仕立ての名古屋」のよいところとしては、胴に巻く部分の幅を自分の好みで調整できることです。

 

名古屋帯の胴の部分は約15センチです。

 

身長が高い方だと、幅15センチでは狭く感じるかと思います。

 

そういうとき幅を広げることで、帯を締めたときの前姿のバランスがよくなるという利点があります。

 

胴の帯幅がもっと欲しいと感じている方は、この「開き仕立ての名古屋帯」にすると見栄えがよくなります。

 

 

「開き仕立ての名古屋帯」もう一つの利点

 

「開き仕立ての名古屋帯」にはもうひとつ利点があります。

 

それは通常の出来上がった長さでは帯が短いとき、足し布を足しやすいということです。

 

「通常の長さでは帯が短い」というのは、端的にいえば「ふくよかな人」ということです。

 

ふくよかな人の場合、お太鼓が思うような大きさに出来上がらないことがあります。

 

普通サイズの帯では長さが少し足りないのですね。

 

そんなときに途中に布を足すわけです。

 

帯に布を足すのに「開き仕立ての名古屋帯」なら、太鼓と胴帯の間、または胴に巻き始める位置に布を足しやすいのです。

 

ふくよかな方だけですが、名古屋帯を自分に合うサイズに変更しやすいというのはよいかと思います。

 

 

「松葉仕立ての名古屋帯」の仕立ての仕組み

 

では次に「松葉仕立ての名古屋帯」についてみていきましょう。

 

「松葉仕立て」というのは、開き仕立ての名古屋帯の手先の方だけを閉じる仕立て方です。

 

手先を半分幅に綴じた(とじた)だけです。

 

開き仕立ての名古屋帯(鏡仕立ての名古屋帯)

 

先ほどの開き仕立ての名古屋帯でいくと、

 

クリップのあるあたりまで、約15センチほどを綴じます。

 

 

「松葉仕立て」にする意味

 

「なぜそれだけ?」と疑問に思いますね。

 

それだけ綴じただけでもお太鼓の手先の処理がしやすいからです。

 

手先はお太鼓にしたとき、1〜2センチ見えるだけ(角出し・銀座結びの場合は5〜6センチ)です。

 

でもきちんと半分幅になっていないと、裏生地が見えたりしてキチンと感が減ってしまいます。

 

そこで手先の幅を少しだけ綴じておけば、乱れることなく安心というわけです。

 

 

「開き仕立て(鏡仕立て)」と「松葉仕立て」の名古屋帯・形状や利点について・まとめ

 

名古屋帯は一重太鼓に結んだときは同じ形で出来上がりますが、仕立て方は選べます

 

「開き仕立ての名古屋帯」は手先と胴の部分に薄い芯をつけて仕立てるもので、綴じてありません。

 

手先と胴を綴じないことで、胴部分の幅を広くすることができ、着物通や背の高い人が好んでいます。

 

ふくよかな人が帯の長さを増すときに足し布しやすいのも、「開き仕立ての名古屋帯」の特徴です。

 

「松葉仕立ての名古屋帯」というのは、名古屋帯の手先を15センチほど綴じたもので、手先の扱いが楽です。

 

<個人的な感想>

 

「開き仕立ての名古屋帯」はたたむときに簡単ですし、軽い芯を使えばつけ心地も楽な気がします。

 

それから二重目に巻く胴帯を、一重目より少しだけ幅広にして使えば一重目が上端や下端にのぞく心配がなくなります

 

ということで、個人的には普通の名古屋帯より「開き仕立ての名古屋帯」が扱いやすく好きです。

 

きらこ よしえ

 

 




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