着物(浴衣)の帯がゆるむ・ずれる・下がる/解決策とゆるまない結び方
着物や浴衣の帯がゆるむと、着崩れしやすくなりますし不安になりますね。
また、帯が下がった?ずれたかも?というときも、ゆるみが原因です。
外出先で困ったことにならないよう、対処の仕方をお伝えします。
そして、「ゆるまない帯の締め方」についてもお伝えします。
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帯の緩みの応急処置
「ゆるみ」「ずれ」といった少々のゆるみには、以下のような対処をしましょう。
- 半幅帯・浴衣帯の対処法
- 名古屋帯・袋帯の対処法
半幅帯・浴衣帯の対処法
半幅帯や浴衣帯の対処法は、「ハンドタオルなどで隙間をふさぐ」です。
ハンドタオルをたたんで、帯と着物(浴衣)の間に挟みます。
ゆるみがなくなるまで、たたんだタオルを詰めます。
名古屋帯・袋帯のときの対処法
名古屋帯・袋帯の場合の対処法は、「帯締めの結びをほどいて結びなおす」です。
脇から背にかけての帯締めがゆるまないようにし、前にぎゅっと引き付けてから結び直します。
具体的な方法は、下にあります。
場所があれば最初から
どの帯でも、場所があれば結びなおすのが一番よいです。
ただ、自分で結べるか、お連れの人が結べることが条件になります。
原因を知ってゆるみなく結ぶには
では、どうして帯がゆるんだり下がったりするのでしょうか?
それはやはり帯の巻き方・締め方に問題があったのです。
ゆるむ原因として以下の三点が考えられます。
- 帯を二周巻く間にゆるんだ
- その後の飾り結びをするあいだにゆるんだ
- 帯締めの結びが適切でない
まずはどんな帯でっても、ゆるみなく締めることができるようになってください。
- 半幅帯・浴衣帯
- 名古屋帯・袋帯
に分けて具体的なゆるまない帯の締め方をお伝えします。
半幅帯(浴衣帯)をゆるみなく締めるには
半幅帯(浴衣帯)は二周めを巻くときにゆるむことが多いです。
それを予防するには、
<ゆるまない帯のを巻き方>
- 最初に胴にひと巻きしたら引き締める
- 胴に二巻きした直後にも引き締める
- 「て」と「たれ」でひと結びしたあと、結び目の元をひらく
※帯を引き締めるにあたっては帯の下をもって引き締めます。
名古屋帯・袋帯でお太鼓をゆるみなく締めるには
名古屋帯・袋帯でお太鼓または飾り結びにする場合、
先に紹介した「半幅帯(浴衣帯)のゆるみなく締める方法」をまず行います。
それに加えて「帯締め」を力をいれて引き締めてから結ぶようにします。
そのための具体的な方法は、
<帯締めを力を入れて引き締めて結ぶ方法>
- 背の帯締めを密着させるため脇から斜め下方向にしっかり引く
- ひと結びめをしっかりと引き締めゆるまないようにする
ひと結びしたあと、指で押さえてゆるまにように気をつけてくださいね。
着物(浴衣)の帯がゆるむ・ずれる・下がる/解決策とゆるまない結び方・まとめ
応急処置は、帯と胴の間にタオルをはさみすき間をなくす。
原因は、胴に巻くときと帯締めの締め方です。
締め方のコツをつかめばゆるみなく締められますよ。
名古屋帯の帯結びがうまくいかない人は、「作り帯」を利用するのもよいかもしれません。
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