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着物の柄合わせ・柄の特徴で体型カバー、見栄えがする合わせ方

着物 後ろ姿 片身替わり

「着物の柄合わせ」についてお話しますね。

着物には、

  1. 初めから柄の位置が決まっている着物
  2. 柄を合わせる工夫ができる着物

の二種類があります。

2の柄を合わせる工夫ができる着物は、小紋・浴衣など、着物の生地全体に柄があるものです。

着物はすべて形が同じ、その中で最大の美しさを表すために、柄をどう合わせるかを考えるわけです。

特に柄が大きいものは、どこにどう柄を配置するかで、見栄えが大きく変わります。

ただこれは、仕立ての専門家のすることなので、任せておけばいいといえばいいのです。が、

それでも知識として知っておくと、今後自分も希望が言えるようになると思います。

ここでは柄の合わせ方の基本的なことをお伝えします。

体型により合わせ方の基本的な考え方があるので、ご自身にひきつけて考えてみてください。

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体型による柄合わせの基本

柄合わせは体型によって、基本の合わせ方があります。

ふくよかな人の柄合わせの例

ふくよかな人は、上半身をすっきり見せたいかと思います。

その際は、肩や胸の部分は無地または小柄な模様が出るようにすると、上半身のボリュームが押さえられます。

やせた体型の人の柄合わせの例

やせ型の人は、上半身に柄を出しボリューム感が出るようにすると、体型をカバーしやすくなります。

以下は着物の模様の特徴による柄の合わせ方の基本です。

模様の特徴による柄の合わせ方の基本

「柄合わせ」はよって見栄えが変わる「小紋着物」・体型や模様のつき方を考えて

縞模様、大きな模様、動物柄やとび柄といった柄付けでの、柄合わせの基本をおさえます。

縞模様・横に段のある模様

横に段のある模様の場合は、柄をつなげるかずらすかします。

柄をつなげると横に大きく見えるので、やせた方に向きます。

ふくよかな人は、段をずらすと太さが目立ちにくいです。

縞模様・たてに半分ずつ模様が違う場合

真ん中で半分ずつ模様の違う縦縞の柄は、特に気をつけて柄合わせをしてください。

あわせ方で印象がずいぶん違ってきます。

中心に考える点は、

  • まず衿にどちらの柄を持ってくるか
  • 背中心で色柄を合わせるかまたは背中心で色柄を分けるか

仕立ての方と相談しながら決められるとよいですね。

ただ身長のある方は、生地の断ち方に制約がでるので、希望通りの柄合わせができないこともあります。

大きな模様

繰り返しある模様の中でも、「大きな柄の小紋着物」があります。

大きな柄が繰り返す小紋着物は大柄な方に似合います

着たとき目立つ位置に柄を配置するのもポイントです。

着たときに目立つところといえば、左身頃と膝、そして背中、ヒップ、裾の順です。

動物柄・とび柄で気をつけたいこと

「動物柄」「とび柄」(無地場が大きく柄が飛び飛びにしかない)ものは、衿の模様に気をつけましょう。

衿には上向きの柄をもってくるようにします。

すると柄が活かされ、顔映りもよくなります。

細かい柄の場合は柄合わせは不要?

これまで特徴的な柄で柄合わせをみてきましたが、細かい柄がたくさんある場合はどうでしょう。

特に柄合わせしなくてもかまわないといえます。

ただ一点、一番目につく衿には、「上向きの一番よい柄」をもってくるようにしましょう。

着物の柄合わせ・柄の特徴で体型カバー、見栄えがする合わせ方・まとめ

柄の配置によって、体型カバーができることもあります。

背が高い・低い、太目・やせているなど気になる方は、良い所を活かせる柄合わせを相談されるといいですよ。

柄合わせはものによって時間がかかりますが、「柄合わせ代」をあえて請求することはないようです。

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プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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