着物や帯の選び方・ 場面や目的で決まる、選ぶのはこの順で

着物や帯はどうやって選んだらいいの?

「着物や帯はどうやって選んだらいいの?」と思っているあなたへ。

選び方のコツや、選んでいく手順をお伝えしますね。

そのためには、まず、どんな場面で着る着物なのかを教えてください。

そこをはっきりさせてから、

  1. 着物を選ぶ
  2. 自分の肌にあう色を選ぶ
  3. 帯を選ぶ
  4. 小物を選ぶ

という順ですすめていきます。

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最初に着物を決める・どんな場面で着る着物?

まず最初に決めるのは着物の「格」で、ふさわしいものを知ります。

そのために、「その着物をどんな場所でどんなときに着るのか」目的をはっきり伝えましょう。

できるだけ具体的に伝えるとよいですよ。

  • 友人の結婚披露宴に着たい
  • 子供の入学式に着たい
  • 成人式の振袖の娘と同行するために着たい
  • お茶席やお茶会に着ていきたい
  • パーティーの司会、同窓会に着ていきたい
  • 展覧会や発表会に友人と行くときに着たい

あなたの希望、目的をできるだけ詳しく伝えください。

それによって、着物の「格」(その場にふさわしい着物)がわかり、より具体的に、豪華さや柄の特徴などを決める要になります。

<着物の「格」について>

着物の格は着物の種類と考えていただくとわかりやすいでしょう。

  • 留袖
  • 訪問着
  • 色無地
  • 付け下げ
  • 小紋

などです。

最初はそれがわからなくても問題ありません。

お店の人と相談して、知識を増やしていけばよいです。

着物の地色で顔うつりを確認

あなたの求める着物の格(種類)がわかったら、次は地色を決めます

地色というのは、柄でない地の部分の色のことです。

あたなの目的にあった着尺(着物用の生地)で、顔うつりをみます。

肌や黒目にあう色合い・強さなどで、合うものを考えます。

似合う色は、お顔の輪郭がはっきりして、明るい印象になります

似合わない色はその反対です。

また黒目の色も、着物の地色を決める大きな要素です。

  • 黒目の色が黒い人は、強くはっきりした色合いが似合います
  • 黒目の色が薄い人は、薄く優しい色めが似合います

いくつかお顔にあててみて、似合う地色を見つけてくださいね。

柄のある反物で顔映りを見ていくこともあります。

着物の次は帯を選ぶ

着物のあとで帯を選びます

着物の格と着物の地色が決まったら、帯を選びます。

帯は、着物の格(種類)にあった格のもので、バランスのよい色柄で選びます。

これはお店の説明をよく聞いて、選んでください。

最後の決め手は、自分に合うか、好きと思えるかです。

フォーマル用ならある程度決まった形に落ち着くのですが、個性的に装える場なら、好みを優先して納得できるものを。

帯締め・帯揚げを選ぶ

着物と帯が決まってから、帯揚げ・帯締めを決めます。

フォーマルになるほど、選択肢は少ないので決まりやすいでしょう。

先に帯締めを決めると、帯揚げを選びやすくなります。

フォーマルは金銀の豪華さも考えて

フォーマルな着物の装いは、帯や帯締め帯揚げに金銀が多いほど豪華さがでます

華やかさ・豪華さは、場面や立場に応じてになりますから、その点も相談にのってもらいましょう。

着物だけ、帯だけ決まっている場合の選び方

すでに着物だけ、または帯だけ決まっている、手元にある場合は、それを持ち込んで相談にのってもらいましょう。

着物をあつらえるなら、数か月前には相談を始めましょう。

いずれにしても、目的や理由がはっきりわかるよう伝えれば、着物選び、帯選びはスムーズにいきます。

着物や帯の選び方・ 場面や目的で決まる、選ぶのはこの順で・まとめ

フォーマルの着物の場合は、場面が限定的なのでお店の人や専門家の意見を重視。

個性的に装える場やプライベートで着る着物は、どんな応用ができるかまで考えて選ぶとよいです。

お顔映り、好みも大切に。

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プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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