振り袖のときの帯揚げの結び方やアレンジの仕方を紹介します。
振り袖は若い女性を最高に美しく見せる、華やかな着物ですね。
その華やかさは、着物や帯だけでなく、小物でも表現されます。
振袖用の「総絞りの帯揚げ」で帯揚げの飾り方を8パターン紹介します。
最近はレースやラメ入りなどもあるので、モダンな振り袖にアレンジするのもよいですね。
振り袖の総絞りの帯揚げ・結び方飾り方
◆総絞りの帯揚げ
シンプルで飾りやすいものを紹介します。
アレンジや飾り方を変え、着物の前姿の印象の変化をお楽しみください。
帯揚げを一文字に飾る
◆一文字に飾る
本人の上前(左)側の帯揚げの長さを多くとって、
形を整えてまっすぐに胸の前を飾ります。
帯揚げを入組(いりく)山飾りにする
◆入組山飾り
左右等しい長さに帯揚げをとって、見せる帯揚げの量は同じとします。
本人の下前(右)側から先に帯の中に深く差し込みます。
入組(いりく)山飾りアレンジ・その1
◆入組山飾りアレンジ1
左右等しい長さに帯揚げをとって入組にし、ひだを一本つくります。
上前(左)側が少しかぶるようにしてもOK。
入組(いりく)山飾りアレンジ・その2
◆入組山飾りアレンジ2
左右等しい長さに帯揚げをとって入組にし、ひだを一本つくり、
差し込むとき上向きの端を上に出して飾ります。
帯揚げを入組(いりく)衿飾りにする
◆入組衿飾り
左右等しい長さに帯揚げをとって、本人の下前(右)側を帯に差し込んでから、
上前(左)側を衿にかけます。
「入組衿飾り」で飾るのは成人式までがよく、
それ以降に振袖をお召になる場合は、さけた方がよいです。
本結びのアレンジで帯揚げを飾る
◆本結びアレンジ
左右等しい長さに帯揚げをとって本結びして、ひだを一本つくります。
ボリュームのある飾り方です。
花飾りで帯揚げを飾る
◆花飾りの帯揚げ
上前(左)側を多く取り、下前(右)側は帯の中に差し込んでから、
上前(左)側に花を作り飾ります。
花飾りは他にもアレンジがいろいろあります。
蝶飾りで帯揚げを飾る
◆蝶飾りの帯揚げ
下前(右)側の帯揚げを多くとってひと結びしてから、蝶結びを飾ります。
蝶飾りは薄手の帯揚げで行うと、よりかわいらしくなります。
振り袖に合わせる帯揚げの種類
振り袖に合わせる帯揚げは、総絞りのもののほか、
レース、ラメ入り、綸子のぼかしなども使われます。
振り袖の帯揚げの結び方とアレンジ飾り8パターン紹介/総絞りで/まとめ
振り袖姿をいっそう華やかにする、帯揚げの結び方飾り方を紹介しました。
ここでは総絞りの帯揚げに特化して紹介しています。
タイプの違う帯揚げでやってみると、できあがりのニュアンスが変わるので試してみるとおもしろいですよ。
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◆振袖の丸組の帯締めの結び方・アレンジ
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