着物の仕立て・作り方を分かりやすくまとめました!

着物の仕立て・作り方を分かりやすくまとめました!

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着物の仕立て・作り方を分かりやすくまとめました!

和裁・お針箱・道具

着物の仕立ては、和裁による作り方をしています。

 

そのため縫い方には特色のある方法があって、手作りするのはもちろん、構造や縫い目にも着物ならではのものがあります。

 

くるくる巻かれた布から着物ができる、その作り方を詳しくまとめてみましたので、これでスッキリすると思いますよ。

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着物の仕立ての基本はその構造にあり

 

まずは着物を仕立てるにあたって、着物の構造を理解すると全体像がつかめると思います。

 

女性の着物を例にしますね。

 

着物の構造の特徴は、

 

・左右対称の衣装である

 

・幅38センチほどの長い布から作られる。

 

・手縫いですべての工程を行う。

 

・部位は、襟、袖、身頃、おくみに大別される。

 

このように、構造や作りは、洋服に比べるといたって単純なのがわかります。

 

ボタンやファスナーの取り付けはなく、ダーツをとったりカーブの部位もありません。

 

着物の形を外側から見ると

 

出来上がりの形は、女性の着物はみな同じ形をしています。

 

裏地のないものと、裏地のついているものの違いはありますが、表の生地の形はみな同じです。

 

呉服やさんなどの看板とかでよく見るこの写真の形、これが女性の着物を外側から広げてみた形です。

 

両端が袖、その下の細いところが襟、そして内側に向かって、おくみ、前身頃、後ろ身頃となって、中心線になります。

 

 

 

着物の仕立て方の手順

 

着物を仕立てる方法は、最初に長い布(反物といいます)の布目を整えることから始めます。

 

アイロンを使い、縦糸と横糸をまっすぐにする作業です。

 

着物にしたときに柄がきれいに出るように、裁断する方法を考えます。

 

身長や袖の長さをあらかじめ測っておいて、身頃、袖、襟、おくみのそれぞれの部分に裁断します。

 

襟の肩あきを裁断します。

 

和裁の縫い方の種類

 

それから、出来上がり線のしるしを、「へら」でつけていきます。

 

そのあとは、線にそってひたすら手縫いしていきます。

 

こてを利用して(現代ではアイロンでもOk)縫い代の折り目をつけます。

 

部分ができたら身頃と袖、身頃と襟をつなげて、きれいに仕上げます。

 

およその工程はこの通りですが、衿先のしまつや、裾の始末などが途中で必要になります。

 

(右の写真は和裁の縫い方の種類を練習していたときのものです)

 

 

 

着物を手作りする縫い方の特徴

 

今でこそ機械でも縫うことができるようになった着物ですが、それでもまだほとんどの着物が手縫いされています。

 

昔から受け継がれてきた着物の手作り方法は、現代でもそのままの技術が生かされています。

 

着物の縫い方は、「和裁」の技術です。

 

洋装の縫い方の洋裁とは、大きく異なっています。

 

まず長さの単位を尺で表しますが、和裁の世界ではこのままの単位が今も使われています。

 

ただ尺という単位を理解できるのは、着物の利用者の中ではほんのわずかなので、センチの単位を使うのも一般化しています。

 

(身長は何尺ですか?と聞かれても、生まれて以来「尺」で測ったことも教えてもらったこともないので、答えようがありませんよね。それで着物をあきらめてしまっては、和裁の人も呉服屋さんも仕事がなくなってしまいますよね、今はセンチでちゃんと話ができます。)

 

和裁・お針箱・道具

 

和裁はそもそも手縫いで手作り。

 

和裁で使う道具は、針、糸、はさみ、ものさし、へら、くけ台、断ち台、アイロン・アイロン台 くらいです。

 

手で縫う縫い方の種類はいくつかありますが、基本的に布を引っ張りながら、均等な縫い目で縫っていきます。

 

縫い終わったあとは、縫い目より2ミリ外側を折るのが基本で、縫い目が表側から見えないようにします(きせをかけるといいます)。

 

これは縫い目と糸を守る和裁特有の仕立て方です。

 

糸も布も貴重品であった時代から、ずっと受け継がれてきた方法で、手縫いの糸はほどきやすく、仕立て直しもしやすく合理的です。

 

また布そのものが平面のままなので、着物の役目を終えたら、他の用途の衣類に作り替えたり、布の位置を変えたりして、何度も布を使いまわしていくことができます。

 

今でいうリメイクですが、いく通りにも使いまわすことを「繰り回し」といって、着物の布はいろいろなものに形を変えることのできる、とても合理的な裁断と仕立ての方法なのです。

 

 

裏地などその他に必要になる材料

 

着物を仕立てるとき、着物生地(反物)以外に必要になる材料を紹介します。

 

女性の裏地のある着物(あわせの着物といいます)で紹介します。

 

裏地二種類(胴裏と八掛)、襟補強用の小布

 

だけですね・・・少なすぎて申し訳ないくらいです。

 

実際お手元に着物があれば、ご覧になってみてください。

 

着物の上の方の裏地は、白っぽいことがほどんどで、胴裏といいます。

 

下の方についている裏地は、表生地に合わせて好みで選ぶのですが、八掛(はっかけ)といいます。

 

身頃と衿先で合計8枚の布に分けて付けていたので、八掛というのですが、その後袖口にも同じ布を用いるようになっています。

 

裾回しという名称でも呼ばれています。

 

 

着物を作るときの材料は、以上のように数少なくシンプルです。

 

糸も、仕付け用、本縫い用と二種類使うだけです。

 

 

着物の良さを現代でも

 

着物の作り方は、上記のような材料や手順によって、職人さんが1〜2日の間に仕上げます。

 

昔は家庭の主婦が、家族の着物を縫っていた時代も長かったので、手に覚えのある年配の方も大勢いらっしゃるはずです。

 

今でももちろん専門家にならなくても、自分で仕立てたいと習われている方もあります。

 

着物に興味がある方は、ぜひ和裁をちょっとでも学ばれると、着物の理解が深まりますし、日常着なら洋服を作るより簡単かもしれません。

 

着物はこれからも日本の民族衣装として伝統を守っていくでしょうし、日本人の体はまだまだ着物の時代のDNAを受けついているように思います。

 

できれば若いころから、着物に接することができると、一生を通じて着物のある暮らしをしていけるのではないかと私は考えています。

 

着物のある暮らしといっても、冠婚葬祭のときだけでなく、日常に着る服を、洋服と同じレベルで考えられる、それくらいの気楽な選択肢になるといいなという意味でです。

 

着物は贅沢な絹製品ではありますが、木綿やウール、洗える繊維などの手軽な着物もあります。

 

活動的とは決して言えませんが、衣装としておしゃれを楽しむのにもってこいだと思います。

 

日頃から着物に親しむ人が増えれば、日本独特の柄や色彩感覚も、自然に残っていくのではないかなっと期待しています。

 

着物の天然素材の良さや、繰り回しできる良さなども、現代の生活の中で生かされ残っていってほしいと考えています。

 

以上、ちょっと熱がはいってしまいましたが、着物の仕立てって、案外簡単そうと思いませんでしたか?(^o^)

 


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