女性の兵児帯の帯結びで「角出し太鼓」を紹介します。
ハリのある兵児帯で結ぶことで、お太鼓はふっくらと、横にでる角(つの)の部分もふんわりとします。
帯の色によって、20代の方からどんな年代の方にも合います。
特にヒップが気になりだした方には、この「角出し太鼓」でカバーできるかもしれません。
浴衣・木綿・ウール・洗えるきものに向きます。
角出し太鼓(兵児帯)の結び方
まずは結んであげる手順で紹介しますね。
帯の巻きはじめの方を「手」、巻き終わりの方を「たれ」と表現します。
巻きはじめの手の長さを、35センチほどとって、胴に二巻きします。
手を下にして、ひと結びします。
手を右にむけて、たれをおろしたら「わ」ができるので、そこに左手をいれてたれの元をつかみぎゅっと結びます。
「片結び」をするということです。
左右の羽根ができあがります。
羽根の形が同じ大きさになるよう整えます。
そして、たれを結び目に上からかぶせます。
二度巻いて、たれの先が一番下になる位置に整えます。
たれの先は裏側が出ます。
◆角出し太鼓(兵児帯)完成
左からみたところ。
お太鼓の山のところが、兵児帯なのでデコボコしています。
これは兵児帯ならではのラフな感じでよいと思います。
お太鼓山のところの見栄えについては、タックをとるなどして好みの形にしてもOKです。
同じものを右から見たところ。
角出し太鼓のアレンジ、よりお太鼓らしく
もう少しきちんとした雰囲気がよいというときのアレンジです。
◆よりきちんと感のある角出し太鼓(兵児帯)
タックをとった太鼓の山に腰ひもを通して平にしています。
脇からひもが見えないよう、羽根の部分でひもをかくしています。
ていねいな、きちんとした印象になります。
ハリのある兵児帯でお試しくださいね。
兵児帯の作り方⇒「女性用兵児帯の作り方と結び方・誰でもできる手順つき(反物から・服地から)」
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