兵児帯の帯結び「リボン返し」を紹介します。
またそのアレンジをひとつ紹介します。
リボン(ちょうちょ)のように結んでから、たれの二枚をかぶせるだけの簡単な結び方です。
それだけで、かわいらしくふわっとした印象になります。
10代半ばから20代の方に向きますが、帯の色を変えてシックなものにすれば、年齢に関係なく結べます。
若い方はボリュームを出して華やかに、少々小ぶりすれば落ち着いた雰囲気に。
浴衣に、木綿・ウール・洗えるきものに向きます。
リボン返し(兵児帯)の結び方
「リボン返し」の結び方です。
基本は「ちょうちょ結び」です。
巻きはじめる方を「手」、巻き終わりの方を「たれ」と表現します。
まず胴に二巻きして、手とたれの長さを同じくらいにします。
二巻きした胴の後ろ側です。
手の方を上にして、ひと結びします。
たれの方は、下になります。
たれの結びめの近くに、小さく羽根をとりますて(輪をつくる)。
手先をおろして、たれの羽根(輪)の奥に通しながら、同じように羽根(輪)をつくります。
左右の羽根が同じ大きさになるように結びます。
「ちょうちょ結び」をするということですね。
これを「リボン結び」ともいいます。
左右の羽根の形を整えて、ちょうちょ結び完成です。
ここまでが基本の兵児帯の結び方です。
二枚のたれを、結び目の後ろ側の下から上に通します。
リボン(ちょうちょ)結びの上に、手とたれの先がのってふんわりしました。
全体の形を整えて「リボン返し」の完成です。
たれの長さは好みで調整してくださいね。
歩くたびに、手とたれの先がふわっふわっと動き、軽快な後姿になりますよ。
「リボン返し」のアレンジ
先ほどの羽根の部分を小さくして、長くなったたれのバランスを変えたアレンジです。
たれの通し方も同じです。
横から見ると、さらにボリュームが出て、キュートな感じに。
帯をフワフワのカワイイものにすれば、さらに躍動感がでるはずです。
兵児帯は、やわらかい布なので締めていても楽です。
どんどん利用してくださいね。
落ち着いた年代向きの兵児帯の結び
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