◆ひな祭り・ちらし寿司
ひな祭りの食べ物といえば、ちらし寿司、ハマグリのお吸い物、甘酒が定番でしょう。
女の子の幸せを祈るひな祭りの食べ物の、意味や由来について。
子供にきかれても大丈夫なように、サクッとおさらいを。
- ちらし寿司の意味
- ハマグリの意味
- お供えやお菓子の意味
をお伝えしますね。
ひな祭りの食べ物・食事には何がある?
家族で集まるひな祭り、食事として用意する定番は、
- ちらし寿司
- ハマグリのお吸い物
- 白酒・甘酒
そのほか、
- 酢の物
- 菜の花のあえもの
などの伝統的な季節の料理が並ぶことでしょう。
ちらし寿司を食べる、その由来や意味
ひな祭りといえば「ちらし寿司」。
いろどり豊かで華やかな料理で、その場を明るくしますね。
なぜちらし寿司を食べるのか、その由来や意味は。。。
ちらし寿司に飾る「海老」は、腰が曲がっているので、長生きの意味があり、
「菜の花」はこの季節にふさわしい食材で春らしい。
ほかにも材料をいくつも合わせてあるのは、将来にわたって食べ物に困らないように。
といういくつもの意味や願いが込められています。
そして、寿司は「寿(ことぶき)」を「司(つかさど)る」ということで、これは「お祝いの席で食べる縁起のいいもの」という意味があります。
ハマグリを食べる意味
またひな祭りにはハマグリのお吸い物も定番の料理。
「ハマグリの貝は別のハマグリの貝と合わせても、ぴったり合わない」のです。
そのことから、夫婦になったのちは深い愛情と絆で結ばれ幸せに暮らせるように、という願いが込められています。
女の子の結婚後の先のことまで願っているのですね。
白酒はお酒・甘酒はノンアルコール
◆白酒
「うれしいひなまつり」の歌の三番に、白酒がでてきます。
「右大臣が白酒をめされて赤いお顔」にと。
ひな祭りのとき飲まれる白酒は、アルコール入りのお酒です。
みりんや焼酎などに、蒸したもち米や米麹を入れ、約1ヶ月熟成させて軽くすりつぶして造ります。
「お酒に桃の花を浮かべて飲むと健康になる」という言い伝えや、桃の花をひきたてるために白いお酒に浮かべるようになったといいます。
◆甘酒
一方「甘酒」はノンアルコールです。
色や質感が似ているので間違いやすいですが、子供には「甘酒」を。
甘酒はご飯に米麹を混ぜて米のデンプンを糖化させたもので、とても甘みがあります。
※甘酒でちょっと注意が ↓↓↓
飲む点滴といわれる甘酒
ひな祭りのお供えやお菓子の意味
◆おひな様ケーキ
そのほか、ひな祭りのとき供えられる食べ物にも、それぞれ意味があります。
- 菱餅
- ひなあられ
「菱餅」は紅・白・緑の色をしています。
◆菱餅
雪がとけて緑の芽がでて、そして赤い花が咲くという、春のおとずれを表しています。
また「ひなあられ」は菱餅を切って揚げたものなので、菱餅と由来は同じです。
地方色のあるひな祭りのお菓子
◆ひな祭りの郷土菓子「おし餅」
私の地域では、菱餅・ひなあられのほか、「おし餅」というお餅を飾ります。
上新粉をねって型おしして作ることから、「おしもん」、「おこしもん」「おこしもの」ともよばれています。
おだいり様とおひな様をかたどったもの、桃の花木をかたどったものなどあります。
代々伝わる料理を家族で囲めることは、女の子の喜びであり幸せ。
ご両親の愛情も伝わることでしょう。
「うれしいひなまつり」を歌うと、なつかしさと数々の思い出がよみがえりますね。
飲む点滴といわれる甘酒
ひな祭りの食べ物のちらし寿司ハマグリ甘酒の意味や由来/わかりやすく・まとめ
女の子の幸せを願うひな祭り。
その食べ物にはやはり、幸せを願う意味のちらし寿司、ハマグリのお吸い物。
食べ物への意味付けを知ることで、日本の文化がとどめられているのがわかりますね。
甘酒は酒粕が原料のものは、1%未満とはいえアルコール入りの可能性があります。
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