「端午の節句」は5月5日の祝日、どんなお祝いをしたらいい?
男の子が生まれお食い初め(100日祝い)が終わると、話題にのぼりますね。
ここでは生後はじめての「初節句」と、
その後の一般的なこどもの日のお祝いの仕方をお話しますね。
男の子の初節句はいつ?
男の子のお祝いは5月5日の子供の日(祝日)。
この日は「国民の祝日に関する法律」で、「こどもの日」と昭和23年に定められました。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」という趣旨です。
初節句は最初の5月5日ですが
初節句というのは生後最初の5月5日です。
ただ、まだ生後間もなくとか、お食い初め(100日祝い)を開いたばかりなどだと、
初節句のお祝いを一年遅らすこともあります。
ご両親でお考えになればよろしいです。
初節句の招待客とお祝いの料理
初節句の当日は親しい人たちを招いて、お祝いの膳をもちます。
初節句は、両親と祖父母を招待します。
端午の節句に縁起の良い食べ物
端午の節句に欠かせない「ちまき」「柏餅」
◆ちまき
「ちまき」と「柏餅」は、こどもの日には欠かせないといっていいほどの食べものです。
子供たちがある程度大きくなると、お祝いらしい行事はしなくても「ちまき」「柏餅」は食べるという家庭は多いです。
それぞれこんな意味あいがあります。
それが日本に伝わったものです。
◆柏餅
この柏は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「子孫繁栄」の縁起物とされています。
そのほか縁起の良い食べ物を
初節句のお膳は赤飯、鯛のかぶと煮をはじめ縁起のよいものを用意します。
好まれている縁起の良い食べ物として、
- 「たけのこ」・・・すくすくとまっすぐに成長するように
- 「レンコン」・・・穴が開いているので見通しのよい人生を
- 「鰹(かつお)」・・・「勝男」にちなんで。たくましく強い男の子に育つようにという意味
- 「鰤(ぶり)・鱸(すずき)」・・・成長するに従って名前が変化する出世魚。子供の出世を願う
- 「蓬(よもぎ)」・・・魔除けや厄払いの霊力があると考えらている。またよもぎの薬効により、子どもの健康を願う意味
- 「豆」・・・「まめ」は健康で体が丈夫だという意味
◆カツオのたたき
端午の節句のお祝いの仕方・行事
初節句が終わり、翌年からは簡素な行事に移行します。
鯉のぼりや五月人形を飾るのは同じで、行事食はやや簡素にむりなく行っていきましょう。
菖蒲湯(しょうぶゆ)に入る
端午の節句の日は、菖蒲湯に入ります。
菖蒲湯というのは、菖蒲の葉を湯舟に浮かせたお風呂。
葉の形が刀に似ていることから、「病邪を払う、厄除け」として考えられてきました。
また菖蒲=勝負にも通じることから葉を利用するようになったとも。
湯舟に浮かせるだけでなく、菖蒲の葉を体にこすりつけたりもします。
こどもの健康を願う風習です。
端午の節句の招待客として贈り物は何がいい?
もし招待されたら、贈り物も縁起のよいものを贈りたいものです。
「菖蒲の花」「ケーキ」子供には「おもちゃ」が喜ばれます。
リクエストを聞いておくのもよいですね。
「おもちゃ」は年齢より少し高めのもので、「知育玩具」「絵本」などが無難です。
端午の節句のお祝い・食べ物や料理、お祝いの仕方は?まとめ
初節句は両親、そのご両親の喜びもひとしおで、お膳を用意するなど豪華にお祝いし、
その後の節句は簡素化していく祝い方が一般的です。
広く親戚が集まる機会としてもよいですし、ともに食事をし子供の健康と成長を喜びましょう。
地域の風習を尊重して、楽しくお過ごしください。
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