お太鼓結びって、しっかり結んだつもりでも、ゆるんだりゆがんだり。
斜めに下がったりとか、うまく仕上らないときがありますね。
お太鼓の紐はぎゅっと締めているのになぜ?。。。
教えてもらった通りにやっているはずなのに。。。
そんなあなたに、満足できるお太鼓の仕上がりをめざして、コツをお伝えします。
お太鼓がゆるむ・ゆがむ・さがるを解決
お太鼓がゆるんだり・ゆがんだり、下がってしまうのは、ちょっとしたコツがわかれば解決できます。
帯枕を背中にぴったりつける
では解消法です。
まずは帯枕が背中にぴったりとつくようにします。そのために、
- お太鼓の山を作るとき、帯線の上にちゃんと帯枕がのっていることを確認する
- 帯枕についている紐を、床と並行でなく斜め下(45度)に向かって左右ともしっかり引く
さらに背中に密着させるために
そしてよりいっそう背中に帯枕を密着させるために
- そのまま帯枕の紐を前でゆるみのないように結び、帯の内側に入れる
- 結び目を帯幅の真ん中あたりまで押し込む
こうすることで、背中にに帯枕がピタっとついているのを感じることができるはずです。
帯枕のひもを太くするのもいい方法です
あなたの帯枕についている紐をみてください。
紐がツルツルしていて細い紐ではありませんか?
もし細い紐なら、力が入れにくく背中に密着させにくいです。
そんなときは、ガーゼで帯枕をすっぽりと包んみてください。
こんな風に。
そうすると、斜め下に力をいれるとき入れやすく、結ぶときもゆるみにくいですよ。
ガーゼはやわらかく、取り外して洗うこともでき衛生的です。
また帯枕そのものが滑りやすい素材の場合も、ガーゼをかけておくと滑りにくくなりますよ。
お太鼓結び(名古屋帯)のコツ・ゆるむ/ゆがむ/下がる。どうしたらいい?まとめ
お太鼓がゆるんだりしないために、背中に密着させる方法をお伝えしました。
それでもうまくいかないというとき、帯枕そのものの「かたさ」も確かめてみてください。
プラスチックのかたい帯枕ではありませんか?
できればクッション性のあるやわらかいものが、より背中に密着しやすいです。
「帯枕」はお太鼓の形を決める重要なもの。
お太鼓をうまく素早く作るための「技」を紹介していますので、こちらも参考にどうぞ。
◆帯枕とは・役割や選び方/お太鼓がうまくできないときの解決法も

帯枕とは・お太鼓用の種類/おすすめの標準サイズ/ガーゼの利用/代用品
帯枕とは、着物の後ろ姿の顔を決める大切な小物。帯枕の大きさや厚さで出来上がりのお太鼓の雰囲気が変わります。おすすめの帯枕について解説。やわらかいけど型崩れしない、そしてガーゼでおおわれたタイプが使いやすいです。お太鼓の種類、年代による帯枕の使い分け、代用品の作り方。
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