採寸

着物をあつらえる、採寸の仕方と失敗しないあつらえ方・失敗例も

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着物をあつらえる、採寸の仕方と失敗しないあつらえ方・失敗例も

着物をあつらえる、採寸の仕方と失敗しないあつらえ方

着物を自分用に仕立ててもらうことを「誂(あつら)える」といいます。

 

洋服の「オーダーメイド」と同じ意味合いです。

 

今のよう既製品の着物がある時代になっても、着物の場合は誂える人がまだまだ多いです。

 

着物を誂えるのが初めてであれば、失敗のないよう自分にぴったりのものを仕立ててくださいね。

 

というのもせっかく誂えても、自分にあっていない!という失敗があるからなんです。

 

では着物の誂えの流れと、失敗しない方法についてお伝えします。

 

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着物の誂え・採寸について

 

着物を仕立てるにあたっては、当然採寸をします。

 

採寸といってもで洋服のように細かく採寸はしません。

 

最低必要になる寸法は、「裄(ゆき)」「身丈」「身幅」です。

 

裄(ゆき)とは

 

「裄(ゆき)」というのは、首の付け根の中央から手首までの長さで、真っ直ぐに立って腕を斜めにした状態で測ります

 

この寸法から、肩幅と袖幅を出します。

 

 

身丈(みたけ)とは

 

「身丈」は着物の丈のことで、ほぼ身長と同じ長さです。

 

浴衣は短めに着るので、身丈は身長より数センチ短く誂えることが多く、礼装の着物の場合は、裾を引きずるくらいの長さを想定して、身長より長めに仕立てるのが一般的です。

 

 

身幅とは

 

身幅は胴回りのことで、通常はお尻の一番でているところで測ります。

 

 

そのほかの採寸か所

 

上記の三か所の他には測らないこともありますし、バストやウエストサイズを測ることもあります。

 

いわゆる普通体型の方の場合は、「裄」「身丈」「身幅」だけでお終いになることが多いです。

 

一応これで着物は作れますが体に特徴のある方の場合は、以上から割り出される仕立て寸法に、若干の変更を加えてよりご本人にぴったりのものに仕立てます。

 

 

呉服屋さん着物やさんの常識

 

呉服屋さん(着物やさん)で採寸も仕立てもやってくれるところなら、ご本人を目の前にしているので体型の特徴があれば、仕立ての参考にしてもらえます。

 

しかしながら採寸するところと仕立てるところが違う場合があります。

 

呉服屋さんで採寸して、そのサイズを仕立てる和裁士さんに伝えるような場合です。

 

そのときちゃんとご本人が普通体型なのかふくよかなのか、何か体に特徴的なことがないかを伝えてもらえれば問題ありません。

 

ですが、昔からの習わしで、三か所の採寸だけで仕立てを別のところへ回すだけだと、自分にぴったりの着物が出来上がらない場合があります。

 

特に呉服屋さんから細かい指示を出さない限り「女並」で仕立てるのが、昔からの常識だったからです。

 

「女並」=女性の標準寸法での仕立て

 

「前幅23センチ、後幅28.5センチ」で仕立てる寸法。

 

標準体型の方ならこれでよいですが、ちょっとふくよかな方はこれでは前あわせが少なすぎます。

 

 

体型に特徴があれば恥ずかしがらず伝えましょう

 

もしあなたが、「すごく痩せている」とか「お腹周りの方がヒップ周りより大きい」、「首がとても太いまたは細い」「猫背である」など気になることがあれば、必ず採寸のときに伝えましょう

 

着物の仕立ては、基本の割り出し方があるので、そこから体型によって少し変更を加えて仕立てます。

 

体型を隠したいとは思っても、体に合わないものを着付けで合わせることはムリがあります。

 

せっかく誂えるのですから、自分にぴったり合った着物を仕立てましょう。

 

 

着物の誂え失敗事例・浴衣

 

着物の誂え失敗事例浴衣

 

以前管理人の着付け教室にお越しいただいた方で、浴衣の着付けを習うにあたって浴衣を誂えた方がありました。

 

呉服屋で採寸をしたにもかかわらず、できあがった浴衣が小さくて困惑されていました

 

出来上がったその浴衣は、身幅が狭すぎて、座るにしても歩くにしても前身ごろがすぐはだけてしまいます。

 

せっかくお気にいりのデザイン浴衣生地を見つけたので、その呉服屋で注文したのです。

 

その女性は身長160センチほど。

 

体全体がかなりボリュームのある方でした。

 

採寸の詳しい事情は分かりませんが、これでは身幅が狭すぎてその方には合いません。

 

浴衣であっても裄がかなり短めなのも気になりました。

 

着付けの練習にも全く身がはいりません。

 

 

その方にお伝えしたこと

 

誂えたばかりの浴衣だったので、仕立て直しをされるようおすすめました。

 

身幅だけはなんとしても直さないとムリがあります。

 

幸い浴衣は(着物も)身幅の縫い代分を変えれば、身幅を広くだせるので直せます。

 

裄についても縫い代を見てみると出せる分があるので、裄もできれば長くしてもらうようお伝えしました。

 

 

着物の誂え失敗事例・訪問着

 

この事例は失敗ではなく呉服屋さんへのがっかりが正しいですが。。。

 

その方は久しぶりに以前から利用している呉服屋さんに誂えに行きました。

 

身長155センチくらいのやや細めの体型です。

 

出来上がった着物は、訪問着です。

 

身丈がずらーっと長いのでびっくりです。

 

身丈が長いのは、おはしょりを多くとることで、なんとか着られます。

 

が、それにしても長い!測ってみたらいつもの丈より20センチほど長いです。

 

将来ご自身より10センチ長身の娘さんに譲るとしても、長いです。

 

仕立てを頼まなかった数年の間に、店主さんか和裁士さんが変わったのでしょうか?

 

今までお付き合いのあった呉服屋さんでも、こんなことがあるのです。

 

これは注文した人に全く責任のないことで、困惑しますね。

 

 

着物の誂えでの失敗しないために

 

着物の手元写真あつらえで失敗しないために

 

呉服屋で採寸をしても、とてもご本人用に誂えたとは思えないような仕立てになっているのです。

 

昔からの呉服業界の常識の「女並み」の標準寸法の指示だったから?

 

だとしたら、呉服屋さんがいけませんよね!

 

あるいは、浴衣は小さめがいいからと図らったから?

 

としても着用できないほどなら、これはいけませんよね。

 

呉服屋に依頼したから安心であるはずの誂えが、やり直しというのはとても残念なことですね。

 

初めての誂えでは、専門家を信用するしかないのは分かりますが、以下の点だけは確認しておくと安心です。

 

  • 袖が手首のどこまでくるのかを確認しましょう(洋服より短めです)。
  • 特にふくよかな方は、普通サイズより大きく仕立ててくれるかどうか。
  • 反物が余るなら、余分をどうするのか。

 

裄(ゆき)は着物の基本

 

さて先ほどから出ている裄ですが、裄の長さは着物の基本になるサイズなので、これから着物を増やしていこうお考えなら自分サイズを慎重に決めてください。

 

なぜかというと、着物の下に着る長じゅばんは着物の裄より少し短く仕立てますし、羽織やコートの場合は着物の裄より長くしないといけません。

 

その関係上着物の裄があまり長いと、羽織やコートの裄をそれ以上に長くするのでできない場合があります。

 

和服の生地は「反物」という生地のため幅に制約があります。

 

洋服のように好きなだけ袖の長さを長くできるわけではないからです。

 

羽織やコートを誂えず、着物の上にはショールやストールのみで防寒する、あるいは洋服の生地で特別に誂えるということであれば話は別ですが。

 

 

ネットで誂え注文ができるお店での注意点

 

近年では誂えをインターネットを通じて申し込める呉服店や仕立て屋があります。

 

そうしたところでの申し込みは、サイズの記入を詳細に記入するようになっているようです。

 

近年着物の「標準寸法が改訂」されています。

 

現代の女性にあった標準寸法を表すもので、女性の場合身長150センチから5センチきざみで170センチまで、身丈、袖丈、袖口などの身長に合わせた寸法表ができています。

 

分かりやすい説明のお店を選んで、ベストなサイズのものを仕立ててもらってください。

 

なお立ったり座ったりの動作が頻繁な方は、前の身頃の幅をやや広くとると動作がしやすくなり、前あわせが開きにくくなりますので、その旨伝えるといいと思います。

 

 

着物をあつらえる、採寸の仕方と失敗しないあつらえ方・失敗例も・まとめ

 

着物をあつらえるときは、基本の採寸だけでなく、体型の特徴について必ず伝えましょう。

 

初めてあつらえる場合は、袖が手首のどこまでくるのか、反物が余るなら余分をどうするのかも聞いておきましょう。

 

近年着物の標準寸法が変わりましたので、問題やトラブルはなくなっていくと思いますが、呉服屋さんの経験値と初めての方の予想とは違うこともあります。

 

必ず疑問を解消して納得して誂えてくださいね。




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