袖幅直し(ひとえ着物)詳細写真つきで解説中

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ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

ひとえの着物の袖の幅を広く、または狭くお直しする方法を紹介します。

 

リサイクル着物やいただきもののきもので、自分には袖幅が少し狭い(小さい)こと、広すぎることがあるかと思います。

 

そんなときこの方法を知っていると、袖幅を自分にあった幅までお直しすることができます。

 

ひとえ着物の袖幅は、狭くするのは問題ないのですが、広くするには限界があります。

 

それは広くするには内側に折られている縫い代を出す必要があるからです。

 

着物用の反物(生地)はその幅が36センチくらいのものが多く、希望の長さだけ出せない場合もあります。

 

現代の反物ですと38センチほどの幅のものもあり、縫い代を出せるだけ出すと、数センチ出せることもあります。

 

ここでは袖幅を広くする方法で説明しています。(狭くする方法もやり方は同じです)

 

例は紫色のウールのひとえ着物でやっていますが、絹、木綿、化繊のひとえ着物についても同じ方法で大丈夫です。

 

和裁のことも少しだけ出てきますが、知らなくてもできるように説明していますので、一度ご覧くださいね。

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袖幅を広く出せるかどうかの判断

 

ひとえの着物の袖幅を広くするには、内側に折られている袖付側の縫い代を出す必要があります。

 

(手首の方の袖口の方は、三つ折りで留めてあるので、出すことができません。)

 

縫い代の長さ(幅)がどれくらいあるかを測ってみて、その1センチ引いた長さが出せる長さです(正確にはあと2ミリ狭くなります)。

 

縫い代が4センチある場合は3センチだせるということです。

 

縫い代が2センチしかない場合は、1センチ出せますが、1センチ出すだけに頑張るかどうかはご自身で考えてみてください。

 

またいっぱいいっぱい出したとしても、希望の長さにならないという場合もあるかもしれませんので、長さの確認はまず最初にしなくてはなりません。

 

そして事前に判断しなくてはいけないもう一つのことは、縫い代と表生地の具合が一緒かどうかです。

 

表側の生地が退色していたりして、縫い代との色いあが違っていることがあります。

 

また表生地が劣化して風合いが裏生地と違うこともあるかもしれませんので、念入りにみてください。

 

幅出しするということは、縫い代を表にすることなので、出したところだけ色が違って見えるようだと幅出しはできません。

 

 

ひとえ着物の袖幅出しに必要なもの

 

手縫いで行うので、手縫い糸と針、糸切狭だけでお直しできます。

 

あと、アイロン、当て布を途中で使います。

 

 

袖幅の出し方手順

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

袖付の長さを測っておきます。これは22センチのところが袖付の長さでした。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

縫い代は4.3センチあります。

 

どれだけ袖幅を出したいかを決めたら、袖と身頃をはずします。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

 

袖を裏側にして、当て布をしてアイロンをあて、折山を消します。

 

ドライのままでは消えないと思うので、霧吹きをして筋を完全に消します。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

それでも消えないときは、裏側から筋の上に筋に沿って、濡らした糸をおいてその上にアイロンをあててください。

 

濡らす糸は木綿の色の太目のものを一本か二本で。

 

何度か行うと、筋が消えるのではないかと思います。

 

長年かかってついた筋だと消えない場合もありますので、その場合そのまま幅出しをすると、筋が見えてしまいます。

 

何度も同じ場所にアイロンをあてるので、当て布(白い木綿でのりのついていないもの)を必ずしてください。

 

 

袖底の縫い代は、前身ごろに向かって倒してあるはずですが、わからなくなるといけないので、底の縫い代が動かないようひと針か二針留めておくといいです。

 

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

筋がとれたら、縫い代を1センチにしてアイロンをあてます。

 

ここではいっぱいいっぱいに幅出ししたいので、縫い代を1センチにしました。

 

これで3.3センチだせることになります。

 

 

ではこれから、袖と身頃をつなげます

 

袖の肩山から22センチのところに印をつけます。

 

見頃にも同じように、肩山から22センチのところに印をつけます。

 

袖の表と身頃の表を合わせ待ち針をうっていきますが、このとき袖の裏側が手前に見えているようにすると、やりやすいと思います。

 

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

この表の一番上を参考にして、肩山の1から6の順に待ち針をうっていきます。

 

それぞれ縫い代の線に、肩山に待ち針をうちます。

 

肩山から左右4〜5センチの位置、2にも待ち針をうちます。

 

22センチのところ(袖付止まり)にも、待ち針をうちます。3です。

 

そして4、5、6と順に待ち針をうって、袖と身頃を合わせます。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

写真のようになります。肩山が白い色です。

 

このとき、表の一番下の列のように「縫う調子」、つり合いをとるのが最良ですが、そこまで難しいかもしれないので、まずは袖と身頃を合わせるだけでもいいです。

 

このまま縫っていくのでもよいのですが、袖は動きが激しいのでしっかりと取り付けたいところです。

 

そこで次のような作業を行います。

 

これがちょっと難しいですが、頑張ってください。

 

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

袖山のところの身頃側の縫い代の待ち針をいったんはずして、縫い代線から8ミリのところに針を出しなおして、8ミリの幅をつまんで半分にして針を刺しなおしてください。

 

この作業をその両端の位置の待ち針でも行います。

 

さらに袖付止まりから数センチ入ったところまでは3ミリの幅で針を出し、つまんで半分の幅にして針をさしなおします。

 

その間は6ミリの幅で針を出し、つまんで半分の幅にして針をさしなおします。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

身頃の裏側に小さい針目が出ていて、写真のようになります。

 

 

次は縫っていきます

 

縫い方は(表の真ん中にありますが)最初半返し縫いを4〜5センチ、並縫い(普通に縫う)をしていき、肩山の左右4〜5センチを半返し縫いで縫います。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

こうすると、しっかりと袖と身頃が縫い合わさります。

 

ここまでできたらアイロンを縫い目に当ててください。

 

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

そして折りきせ2ミリで袖の方に折って、アイロンをあててください。やや引っ張りながらやるとよいです。

 

(上の写真のように縫ったところより袖側を倒してアイロンをあてます。)

 

表に返して、折りきせがただしくできているか確認し、よければアイロンを表から当ててください。

 

 

新たにできた袖の縫い代の端を身頃に留めます。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

これはわかるように白い糸でやっています。

 

ひとつ目落としという和裁の縫い方ですが、分からなければ表側に出る針目を2〜3ミリにして縫いとめてもよいです。

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

表側にはこんな風に、糸が小さい針目で見える縫い方です。

 

見頃の縫い代も同じように身頃にとめてください。

 

 

ひとえ着物の袖幅のお直し幅出し

 

表側にして、引きつれなどないか確認して、袖の幅出しは完成です。

 

33.8センチほどになりました。

 

折りきせ2ミリがあるので、ここでは最低の縫い代1センチにして、結果袖幅を3.1センチ出すことができました。

 

これで終了ですが、袖付の補強のため、「かんぬき止め」をしておいてもよいです。

 

「かんぬき止め」の方法は、こちらを参考にしてください。

 

かんぬき止めのやり方と詳細解説です

 

折りきせというのは、和裁の特徴で、縫い目に2〜3ミリ生地をかぶせて、縫い目を保護するためのものです。

 

袖の幅を狭くしたいときも、同じように袖を外して、袖幅を好みの位置に変えてから、身頃に取り付けていきます。

 

袖の縫い代はここでは最低1センチと言っていますが、7ミリまでは狭くできると思います。

 

 




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