着物を着る理由・儀式のきもの・ファッションのキモノを考えてみました

着物を着る理由・儀式のきもの・ファッションのキモノを考えてみました

スポンサーリンク

着物を着る理由・儀式のきもの・ファッションのキモノを考えてみました

着物を着る理由・ファッション

あなたは「着物」と聞いてどんなイメージを思いうかべるでしょう。

 

振袖姿や花嫁姿の晴れ着を思い浮かべる人、浴衣姿を思い浮かべる人、パンクファッションのような自由なおしゃれ着を思い浮かべる人、想像している姿は人それぞれに違うと思います。

 

人によって着物をどうとらえているかは、今までどうかかわってきたか、日本の芸能に親しんだことがあるかどうかなどによって様々でしょう。

 

「着物」は高価で手がでないもの、晴れ着なのでレンタルするものというお考えの方もあるでしょうし、ほとんどの方が人生の通過儀礼でしか必要としないものになっているというのが、多くの方の意識だと思います。

 

着物が衣類として生活の中から遠ざかって久しいですが、今また着物を着たいと着付けを習う人が急増していることや、着物をファッションとして楽しんでいる人を見るにつけ、着物の利用の仕方は、冠婚葬祭だけにとどまらずむしろ広がっているのでは?と思うのです。

 

ここでは今まで接してきた着物の愛好家の方たちや、着付けを習いにいらした方の動機などから、着物を着る理由と魅力を探ってみたいと思いまとめてみました。

スポンサーリンク


 

習うしかない着物の着方

 

着物を着ようと思うと、まずは着方を学ばなくてはなりません。

 

家族の全員が着物を着ていた時代なら、見様見真似でできるようになるのが当たり前で、あえて子供に教えるということはなかったでしょう。

 

しかし現代は誰かに教えてもらわないことには、身近に教わる人がありません。

 

そこで着付け教室、着方教室といわれるところに習いにいくことになります。

 

着付けを教えるところも、個人のところ、カルチャーセンター、大手の無料教室などがあり、いずれかで教わることになります。

 

どこで教わるかは、それぞれ特徴があるので、自分で選んでいくわけですが、教室によって若干の着付け法の違いがあります。

 

いずれにしても、着付け(着方)を習う目的は「着物が着られるようになるため」です。

 

そして着物が着られるようになるための動機は、いくつかあって、私の場合は「おしゃれ着として着物を自由に着られるようになりたい!」というのがそもそもの動機です。

 

つまり自分で着物を着て楽しみたいということなのですが、他にもこうした理由で着物の着付け覚えたいという人があります。

 

まず最初に「着物を着なければならない人」です。

 

周りのなんらかの事情によって、自分で好んでではなくしかたなく着物を着なくてはならないという(気のどくな?)方。

 

 

着物を着なければならない人

着物を着る理由・ファッション

 

例えば、夜のお仕事で訪問着を着なくてはならない、割烹料理店なので着物で接待しなくてはならない、旅館に勤めるのに着物を着なくてはならないといった、お仕事でどうしてもという方。

 

ご主人のお付き合いの関係上、着物を着なくてはならない人。

 

海外赴任にあたり、社交パーティーで着物を着なくてはならない人。

 

子供の入進学や通過儀礼で着物を着なければならない人。

 

和のおけいこの発表会で着なくてはならない人。

 

 

着物を着て楽しみたい人

 

変身願望をかなえるため、着物のファッションを楽しみたい人。

 

お友達と美術館やお食事会など特別なお出かけにのとき、着物で行きたい人。

 

レセプションやパーティーに着物で出席したい人。

 

お出かけ全般に着物を利用して、着物を楽しみたい人。

 

子供の入進学や通過儀礼で着物を楽しみたい人(着なければならない人とはちょっと違うのです)。

 

 

細かく考察する必要などないのですが、着なければならない人たちは、案外着物の着付けが苦痛だったりします。

 

あまり乗り気じゃないのに着なきゃいけないという状況だからです。

 

こういう人が着付けを習い着られるようになっても、着物に対して不平や不満を言うことが多いのはしかたありません。

 

 

反対に、「着物が着れたらいいな」という憧れて着付けを習う人は、着物を着ることが楽しみな目標になっているので、不平や不満があまりありません。

 

少々面倒なことがあっても、努力して乗り越えていきます。

 

そして工夫しながら、着物ファッションを楽しんでいけます。

 

 

儀式としての着物・意味や考え方

着物を着る理由・ファッション

 

儀式のときに着物を着るというと、結婚式のときの新郎新婦の母親や親族が着る黒留袖や色留袖。

 

あるいは花嫁の本振袖、参列の未婚女性の振袖、成人式の振袖。

 

またあるいは、七五三詣りの際のお母様の訪問着などがあります。

 

これらは儀式にふさわしい格の衣装で、おごそかに儀式を務めるためのものです。

 

立場によって装う衣装がかわりますが、それは秩序をもってその場に品と落ち着きをもたらします。

 

若い女性の振袖は、華やぎや初々しさを表現しますが、いずれもその場にふさわしい装いで、周りの人にも好感をもって迎えてもらえる、そんな調和をもたらすものだと思います。

 

自分だけもっと目立とうとか、ちょっと奇抜に余計な飾りをつけようとかでなく、周りを気遣う要素が和装にはあります。

 

出しゃばらず周囲との調和を重んじる、そして周囲の人の気持ちを華やがせるのが、儀式のときの着物の装い方です。

 

 

儀式・卒業袴の人気

着物を着る理由・ファッション

 

大学や短大などの卒業式に、袴姿で出席するようになったのは、昭和50年代になってから。

 

今では振袖と合わせて、袴の刺繍やぼかしも一段と華やかになっているようです。

 

女学生の卒業袴が着られはじめたころは、明治後期の写真にあるような矢絣や縞、無地の着物がほとんどで、袴も海老茶、紺、紫くらいしかありませんでした。

 

袴姿には、清潔感のあるまとめ髪や三つ編みなどで質素な髪型が定番でしたが、今では振袖のときの盛りあがった髪を合わせる人も多く、髪飾りも大きく派手なものが使われます。

 

すでに当たり前になった女子学生の卒業袴は現代の風物といえます。

 

そこには乙女心をゆさぶる、今しかできない着物(袴)姿。

 

成人式の振袖と袴、そして結婚式の振袖と、若いうちに着物を着る機会といえばこの三回でしょう。

 

袴姿も振袖同様、現代の女性にとっては、別人のようになれるおしゃれな衣装で魅力的なのだと思います。

 

卒業袴の人気は、ファッションのひとつとして定着していますし、これからも「着てみたい衣装」として残っていくでしょう。

 

 

小学校や中学、高校の先生方も、卒業生を送り出すにあたり、袴をお召になる先生がありますが、先生方は色無地に無地の袴という清楚なお姿が多いように見受けます。

 

やはりその場に先生としてふさわしい衣装といういでたちです。

 

一方、中学高校は制服だからと、小学6年の卒業式に袴を着る子供たちもあるようです。

 

今年は一部の小学校で、袴が禁止されたというニュースを聞きましたが、子供たちの袴姿もだんだんと華美になっていったのではないかと想像しています。

 

子供の少ない時代ですから、子供の望みが大人たちの商業ベースに乗っているのではとも考えますが、子供の袴には賛否両論あるようです。

 

ファッションとしてのキモノ・純粋に

 

キモノをファッションとしてとらえる若い世代も増えています。

 

ここで着物をキモノとかきましたが、儀式や儀礼といってもまだ関係ない、あるいはそうしたときも洋服で過ごしてきたという経験が、キモノを衣服の一つとして気軽に受け止めるようになっていると思います。

 

浴衣や小紋、紬を代表として、いわゆるおしゃれ着といわれるキモノを、自分のおしゃれのため、お出かけ用の衣類として利用するという楽しみ方です。

 

礼装と呼ばれるような着物ではなく、お出かけ用に最適なキモノを見極めて楽しむのです。

 

ですから「正統派の着方」で普通に着物をきちんと着る着方をして、外出を楽しんでいます。

 

若い方ならショッピング、ランチ、コンサート、年齢があがれば、美術館、演芸会、和のお稽古ごとなどにキモノを活用するという人たちです。

 

すでに60代の方でも、洋服で幼少期より過ごしていらっしゃいますから、キモノを日常にエッセンスを加えるものとして、楽しみの一つとして利用する方たちが増えているように思います。

 

 

ファッションとしてのキモノ・レトロ

着物を着る理由・ファッション

 

コアなキモノファンの中に、レトロなキモノが好きな方たちがあります。

 

大正や昭和の初期に流行っていた、モダンな柄で面白味のあるキモノの人気は衰えません。

 

絹のキモノの銘仙(めいせん)や紬(つむぎ)は、古着屋やネットショップで入手しやすくなっていますので、若い方を中心に着られています。

 

柄の半衿をたっぷり出したり、おはしょりをとらない着方をしたり、花柄の足袋やカラーの手袋を合わせるなど、かしこまった装いでないキモノの装い方を楽しめるようです。

 

レトロのキモノを楽しむときは、着物の着方は基本的にのっとっています。

 

大正や昭和の時代を懐かしむような、それでいて新鮮な感じがするファッションです。

 

 

ファッションとしてのキモノ・パンクファッション

 

パンクファッションというのが正しい言い方かどうかはわかりませんが、キモノをもっとくだけたおしゃれ用品にしたのがこのファッションでしょう。

 

例えば、いつものTシャツとジーンズに、羽織を羽織るまたは長じゅばんを羽織る。

 

洋服の上に長じゅばんやキモノを羽織って、帯でなくベルトを締める。

 

キモノに靴を合わせて、マフラーや帽子を洋服のときと同じように合わせ、大股で歩く。

 

キモノを膝下あたりの丈で着て、太目のベルト、長いブーツを合わせる。

 

などのファッションは、長じゅばんを着て、キモノを着て、帯を締めてといった流れが全く無視されています。

 

キモノの柄、長じゅばんの柄、帯の柄、羽織の模様などは、若い人にとって珍しかったり面白かったりするのでしょう。

 

普段用に用いられてきたキモノや長じゅばん、帯ほど、見たことのない物珍しさがあるのでしょう。

 

日本の伝統的な柄がキモノの中にあることが、むしろ再認識されているのかもしれません。

 

キモノの楽しみ方は、形を変えてファッションとして生かされて、斬新なファッションがまた生まれてくるのかもしれません。

 

 

着物ファッションの進化そして多様化

着物を着る理由・ファッション

 

着物は伝統にのっとった儀礼や冠婚葬祭の場で、今後も着用されていきますが、プライベートやファッションの場では、これからも若い人たちの間で、色柄の面白さが注目されていくと思います。

 

正統派の着方で着物のある生活を楽しむという人も、ますます増えていくと思います。

 

着物は活発に活動する場面(肉体労働や運動)では、動きにくく窮屈なので向きませんが、おしゃれとして楽しむ場面では、洋服にない模様や色使いが女性の心をつかみ、生き続けると思います。

 

動作がしにくい面もありますが、苦しくない帯の締め方をし、着付けに工夫をすれば、家事をすることだって問題ありません。

 

現代では大きく分けて、儀式のときの着物、お出かけに適したおしゃれ用の着物、パンクファッションとしてのキモノと分けることができます。

 

男性から見て美しく見えるためという目的もあるかもしれませんが、周りとの調和のため、自分とお友達との楽しみのため、自己表現のため、そういった意味は洋服とも同じでしょう。

 

きもの、キモノがどう生き残っていくのかは、それを支える着る人たちにかかっています。

 

着物を着るのは主に日本人、どんな風にキモノが残っていくのかまた発展していくのか、これからも見続けていきます。


スポンサーリンク










二部式着物?ツーピース着物?いえいえ!きらこよしえ流『お気軽着物』です。

格安で着物を手に入れて、その着物をわずか3分で着付ける方法お気軽着物の作り方

格安で着物を手に入れて、その着物をわずか3分で着付ける方法お気軽着物の作り方

お気軽着物誕生物語はこちら

不要になった着物は買い取りに出してます

その価値を活かしてもらえる「買取り」にだすのはどうでしょう?買取価格が値上がり中なんですって

買取プレミアム

着物の高価買取専門【買取プレミアム】


  Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに登録する livedoorクリップに登録する イザ!ブックマークに登録する


ホーム RSS購読 サイトマップ
トップ メールマガジン プロフィール お気軽着物の作り方