寒い冬、着物で外出となると、当然防寒用の羽織ものが必要になりますね。
着物の防寒着としては、羽織・コート・ショール・ストールなど、複数そろえるとなるとかなりの出費です。
それにスペースも必要になりますね。
そこで「最小限の防寒アイテムで冬を乗り切るにはどうしたらいいか」を考えてみました。
着物を時々しか着ないなら、この一枚もしくは二枚だけで大丈夫でしょう。
冬の着物の防寒・二枚までで済ませるには
◆大判ショールを羽織る横からの姿
時々しか着物を着ないなら、防寒対策は最小限ですませたい。
ここではその二枚を紹介します。
最初のおすすめは軽い大判ショール
まず最初のおすすめは「大判のショール」です。
薄くて軽いものがよいです。
大きさは180~200センチ×70センチほどの大きさのショールです。
大判のショールは肩に羽織ると腰まで暖かく、膝かけにも使える大きさです。
この一枚は、羽織るものが欲しくなる秋の深まりのときから使います。
春先まで利用できます。
さっと羽織れる、必要ないときはたためて小さくなるので便利です。
◆大判ショールを羽織る後ろ姿
首のうしろにすき間のないようにまいてOKです。
軽い大判ショールに代わるポンチョやケープ
◆洋服と兼用できるポンチョ
もっとカジュアルに動きやすさを優先するなら、
大判ショールのかわりに「ポンチョ」「ケープ」を利用するのもいいですね。
これなら手があくので、ショッピングや乗り物にのるのも便利。
活動的な方、カジュアル着物をよく着る方向きです。
もう一枚は和洋兼用コートを
おすすめのもう一枚は、「和洋兼用のコート」です。
袖がふっくらしていて衿付きのもので、保温力のあるものにします。
丈が膝上あたりまであれば、温かくお出かけできます。
和洋兼用のコートの色は、さまざまな着物に応用がきくよう、
グレー、ベージュ、黒などシックな色目がよいでしょう。
とても寒い日は、先の大判ショールをコートの上に重ねます。
<まとめ・最小で済ませる防寒対策>
- 一枚だけなら大判の軽いショールがおすすめ
- もう一枚は和洋兼用の保温力のあるコート
防寒の小物は何がいい?
羽織もの以外の防寒用の小物としては、マフラー、手袋、アンダーなどがありますが、
やはり和洋兼用できるものを利用すると、使いまわしがききます。
さきほどの二枚とプラスして使うことで、さらに寒さを防げます。
マフラーを利用する
首回りを温めると、保温効果は抜群です。
- ショールの下にマフラーをする
- コートにマフラーをプラスする
ことで、寒さの変化に対応しましょう。
手袋を利用する
これも和洋兼用できるものがよいです。
腕の部分が長く、手首と肘の間くらいまであるものがより温かくすごせます。
スパッツ(レギンス)を利用する
アンダーは、特に下半身の冷えを守りたいですね。
スパッツ、レギンス、トレンカ、お好きなものでよいです。
脚をぴったりおおうもので圧迫感のないものを利用しましょう。
足袋をはくのに問題がなければ、何でもOKです。
着物の防寒アイテムを最小限で用意したい。一枚ならこれ二枚なら・まとめ
「大判のショール」と「和洋兼用のコート」の二枚だけでも防寒はできる。
大判のショールはコートの上からも重ねられるので、長期間使える。
色々な着物に合うよう、シックな色合いから選ぶとよいでしょう。
<関連ページ紹介>
◆羽織と着物用コートの違いは?着る場面。注意すること
◆着物のときの防寒ショールとは・ショール、ストールの羽織り方巻き方
◆冬に足袋は寒い・着物の足元の防寒・寒さ対策の工夫
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