京都で磨くゆかた美人の5回目は、自分でできる浴衣のヘア&メイクです。
教えてくださるのは、京都のヘアメイク・アーティスト・長岡耕二さんです。
浴衣のときは洋服とは違う、浴衣に似合う髪型が女子力をさらにアップさせてくれます。
自分でできる範囲で、髪のおしゃれ度をアップさせれば、浴衣を着なれた上級者に見られるかもです。
髪のアレンジとメイクをすれば、自信もしっかりついてきそうですね。
ゆかた美人メイクのやり方
浴衣のヘアメイク、すっきりしていて、ささっとできるといいなあと思いながら観ていました。
いつもワンパターンになってしまうヘアのアレンジを増やしていきたいです。
京都でご活躍のヘアメイク・アーティスト・長岡耕二さんによると、浴衣ヘアメイクの基本は、「人から見て涼しく見えるようにするのが基本」とのこと。
自分本位で強調するのでなく、人様に涼しく感じていただくことをまず考えなくてはいけないのですね。
具体的には、「使う色数を抑えて、骨格を強調したメイクがよい」ということでした。
骨格を隠すメイクや髪型が近年人気のようですが、浴衣はあまり流行のあるものではないですから、基本のメイクを覚えておけば、ずっと生かせそうですね。
では、ご指導のあった浴衣のメイクを、感想を交えながら復習していきます。
全部映像で再現できればいいのですが、文章でもわかるように書いていきますね。
まずベースを作ります。
頬にクリームチークをスポンジでほんのりつけます。
その後フェイスパウダーを、下から上に向かって、筆を動かしてつけていきます。
さきほどのスポンジの使っていないところで、ポンポンと押さえると、自然にみえ粉っぽさがなくなります。
アイメイクですが、髪の色にあうアイブロウペンシルで、いつもより短めに、眉山のラインは控えて描きます。
アイブロウマスカラで毛流れを作り、立体的にみせるようにします。
アイシャドウは肌の色に近い色に、番組の説明のときはパール入りベージュをつかっていましたよ。
アイホールの中と眉下と眉山に、やや濃い目のベージュで、目のくぼみに影を入れます。
目頭をかこむように、「C」の形にパール入りベージュで描きます。
マスカラのつけ方は、際から上にあがるようにつけて、次に左右に揺らしながら行うと、一本ずつが強く太くなります。
端の方は丁寧に行います。
下まぶたにアイラインペンシルでラインをいれますが、まつ毛とまつ毛の間をうめるように、目尻に少しいれます。
そしてブラシで自然になるようにぼかします。
下まぶたのインサイドに、目頭まで白いペンシルをいれます。
これで、明るくきれいに見えるのだそうです、さすがプロの技ですね~。
そしてパウダーチークを、外に円を描くようにつけます。
リップは、パール入りベージュのシャドウを唇の上に少しぬって、リップクリームを塗ったあと、グロスでしあげます。
以上で「ゆかた美人メイク」が完了しました!
色数は、少なかったですね、これが見本の顔の凹凸を主張したメイクです。
髪の色と肌の色に馴染んだ、眉、シャドウ、リップは、ナチュラルで清潔感たっぷり。
たとえ控えめと感じても、浴衣とヘアで、バランスがとれてますから、ゴテゴテしていない分全体的にとてもキュートになっています。
メイクについてはプロのお話を聞いて、ここを出発点にして、メイクの力をあげていきましょう。
それにしても、生徒でタレントの夏川純さん、まっすます可愛らしくなって素敵でした。
涼しく見えるヘアで差をつける
そして次はもう一つのメインテーマ、「自分でできるヘア」です。
人が見て涼しく見えるようにメイクをしたら、ヘアも同じように「涼しく見えるヘア」にするのかしら?
とどんなヘアを教えてくださるのか期待をもって観ていました。
一言で結論を言うと、長岡耕二さんおすすめの、浴衣ヘアは「簡単で大人っぽいヘアスタイル」でした。
「簡単」という言葉にすぐ反応してしまう私ですが、誰にでもすぐにできそうなのって、嬉しいですね。
髪の長さに分けて、それぞれおすすめのヘアスタイルが紹介されていましたよ。
ロングヘアの場合の「簡単で大人っぽいヘアスタイル」のやり方
ロングヘアの場合は、毛先に内巻きで、下から三分の一をカールします。
髪をうしろで束ねて、握りこぶしひとつ分下がったところもしばります。
最初のゴムをとって、髪の真ん中を分け、そこに下の髪を上から下へ通します。
もう一度通し、3回目は抜ききらないでヘアピンで留めます。
ヘアピンは、地肌にピンをあててから、内側にピンをねかせて通します。
そして毛の先を櫛で遊ばせるようにし動きを出します。
かんざしをするときも、ピンと同じように留めます。
ショートヘアの人の「簡単で大人っぽいヘアスタイル」
ワックスを手にとって、毛に流れをつくります。
前髪は内側から立つようにします。
前髪のすぐ上のヘアをツイストして、ピンを真っ直ぐ真横に地肌にそってさして固定し、「コーム型ピン」をさします。
心配な人はコームにピンをさして留めます。
これだけですが、キュートなヘアスタイルになれましたよ。
コームをさすのでお顔が華やぐので、いいなっと思いました。
もう一つ、ショートヘアのスタイルです。
ショートヘアの浴衣用ヘアスタイル
それは、ヘアアイロンで一部をカールし、ワックスをつけてもむようにし、毛に動きを出すというものでした。
これはショートだからこその遊びのあるヘアスタイルです。
これを見て、ショートもいいなあと、髪を切りたくなってしまいました。
さて、セミロングの方には、どんな浴衣ヘアが似合うかな?っとみていたら、紹介されていたものは、さまざまな長さに応用がきくものでした!
「これはぜひ覚えておきたい!」ときっとあなたも思うはずです。
セミロングの浴衣のヘアスタイル
まずホットカーラーを巻いてくせをつけてからはずし、後ろで束ねます。
シュシュ型のウイッグをつけます。(布製シュシュでもOKです)
あとは毛の一部を、ヘアピンで固定すれば完成です。
ホットカーラーを巻くのは手間ですが、後は簡単なのでおすすめです。
そしてもうひとつ紹介されました、これも簡単にできますよ。
後ろの髪全部をまとめてひねりながらあげ、バレッタで留めます。
毛先はくしで表情をつけ、スプレーで後れ毛をまとめます。
プロの手にかかると、ササッときれいにあっという間に仕上がるので、魔法のようです。
自分でやるなら、2~3度練習しておくと安心ですね。
髪をアップにしても、簡単に華やかさがでるヘアなので、暑苦しさもなく大人っぽさが出ていてどれもよかったですよ。
コームやシュシュ、色ピンなどで、浴衣ヘアは遊び感覚で試してみていいんだと、気が楽になりますね。
セミロングの私は、「ひねりあげてバレッタ」で、素早く涼しく浴衣ヘアにしたいです。
今回のヘアスタイルは、浴衣に着替える前に、さっと仕上げておくといいですよ。
ぜひあなたもマスターして、浴衣でお出かけを楽しんでください。
次回は最終回、「手作り小物で遊ぶ」です。
浴衣のときの小物を手作りして、個性を発揮しつつ楽しめるようにという内容のようですよ。
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