小学校の卒業式に袴を着る子供たちが増えています。
小学6年生の生徒が、卒業袴を着ることについて、賛否両論あり地域によって判断がすすんでいるようです。
どんな風に袴着用がすすんでいるのか、またそのことをどう考えたらいいのかを調べてまとめてみました。
日本の小学校の卒業式における袴の着用をどう考える?
袴というのは、着物とのセットで着用する伝統的な日本の衣装です。
日本の小学校の卒業式における袴の着用については、以下の重要なポイントがあります。
1. 女子生徒の人気
特に女子生徒の間で袴の人気が顕著に上昇していますが、男子生徒の間ではスーツやジャケットがより一般的な卒業式の服装として残っています。
2. 意見の相違
教師、保護者、地域社会の間で、卒業式での袴着用について様々な意見があります。
一部の人々は、重要な節目を祝う美しい、記憶に残る方法として伝統的な衣装を評価しています。
他方で、トイレの使用の難しさや式典中に衣装が乱れる可能性などの実用的な問題について、心配する声もあります。
3. 満足度の高さ
袴を選んだ人々の間では、一般的に満足度が高いです。
しかし、実用的な課題や適切性に関すして意見が異なるため、広く推奨することに躊躇する人もいます。
4. 経済的な考慮事項
経済的な要因もこの傾向に影響を与えています。
一部の家族は子供の卒業式のために袴を借りることや購入することに熱心ですが、他の家族にとっては財政的に難しいかもしれません。
5.学校の方針
学校によって方針が異なり、袴の着用を歓迎する学校もあれば、生徒間の均一性や平等性に関する懸念から、袴の着用を奨励しない、または禁止する学校もあります。
結論として、日本の小学校の卒業式で袴を着用する傾向は増加していますが、
全ての学校で一般的に採用されているわけではなく、この慣習に対する意見は様々です。
地域による差がある・一例
管理人の地元では、数年前に小学生の卒業式での和装の着用について、アンケートを取ったものがあります。
それによると、
小学校高学年女子の約半数が和装を希望する一方、保護者の4割以上が「華美になりすぎている」「経済的負担が大きい」と回答したことが明らかとなった。
名古屋市教育委員会が行った「小学校卒業式における服装に関するアンケート」による(マリセムより)
女子の二人に一人は和装を希望しているとのこと。
実際女子の半数近くが、名古屋の場合は袴姿を選んでいるようです(その中でも地域さはあるようです)。
いまのところ一律の指針はないようですが、地域柄や学校ごとの考え方などにそって本人や保護者との話し合いがなされているようです。
小学校卒業式に袴を着るならレンタルが一択でしょう
お正月ごろから、大手イオンモールなどでは、小学生卒業式用の卒業袴スタイルが宣伝されています。
店舗での購入ではなく、レンタルの宣伝をしています。
確かに成長期にある子供に袴を用意するというのは、1回限りのものを購入するのは、現実的ではありませんね。
では、卒業式の袴の相場や選び方などをまとめてみました。
- 相場はいくらか
- 男女別の選び方
- レンタル一式の内容
をお伝えしたいと思います。
卒業式の袴をレンタルする相場
レンタルは、パンフレットをみるなどして情報を集めていきます。
ざっくりとですが、小学校卒業式の袴をレンタルするには、
衣装をレンタルするだけなら、15,000円から50,000円まで。
着付けやヘアセット、記念写真まで含めると、
4~50,000円が平均的で、高いと100,000円くらいまで。
卒業式の袴の選び方
卒業式の袴の選び方を、女子、男子の順にお話します。
「着物と袴(男子は羽織も)がセット」になっていて、必要な小物もセットに入っています。
女子の袴の選び方
着物と袴のセットを決めるときは、最初に決めるのは着物の色柄です。
好みの着物を選ぶことで、それに合わせた袴が自動的に決まります。
価格は15,000円~50,000円ほど。
デザイナーズものや特殊なデザインのものは、80,000円ほどまであります。
小学校の卒業袴・女子のレンタル付属品
袴姿になるためにどうしても必要なものがあります。
それらはレンタルの付属品として無料でセットされています。
<女子が袴姿になるときの必需品>
- 半幅帯
- 足袋
- 腰ひも
- コーリンベルト
- 伊達締め
- 帯板
- 衿芯
- 重ね衿
- ブーツまたは草履
これに加ええて巾着袋がセットになっている場合があります。
肌着の希望があれば、購入できる場合もあります。
また、足袋については別途購入の場合もあります。
男子の袴の選び方
男子の場合「卒業袴をレンタルする」という内容は、
「着物と羽織と袴をセットでレンタルする」という内容です。
着物と羽織と袴の組み合わせがあらかじめ決まっています。
コーディネート済みなので、全体の雰囲気で選ぶことになると思います。
羽織を着たままなので、羽織の色目を最も重視してよいでしょう。
羽織は白、黒、紺、グレーといった正装にふさわしい色目になります。
レンタルの価格は20,000円~50,000円ほどです。
男子の場合も、デザイナーズものや特殊なデザインのものは、それ以上の価格になります。
小学校の卒業袴・男子のレンタル付属品
袴姿になるためにどうしても必要なものがあります。
それらはレンタルの付属品として無料でセットされています。
<男子が羽織袴姿になるときの必需品>
- 角帯
- 足袋
- 雪駄
- 羽織ひも
- 腰ひも
肌着の希望があれば、購入できる場合もあります。
また、足袋については購入の場合もあります。
小学生の袴と着物の選び方・注意点
小学生の袴と着物の選び方について、子供の成長期を考慮することが重要です。
特に夏には身長が伸びることが多いため、卒業式の当日にサイズが合わないことがないよう注意が必要です。
着物に関しては、大人用のものでも「肩揚げ」という方法でサイズ調整が可能です。
ただし、レンタルするお店によっては、レンタルの着物に針を通すことが許可されていない場合もあるので、
事前に調整が可能かどうかを確認することをお勧めします。
一方、袴は着物に比べてサイズ調整が難しいので、子どもの身長に合わせて選ぶことが大切です。
小学生の身長は数ヶ月で急激に伸びるので、あまり早く用意すると卒業式当日に丈が短くなってしまうこともあります。
子どもの成長を考慮したサイズ選びが大切です。
レンタル予約の時期
小学校の卒業式は3月中~下旬ですが、
袴をレンタルするにあたっては、直前はさけましょう。
早い人はゴールデンウイークあたりに決めていますし、12月中を目安に決めた方がよいです。
着付けやヘアメイクはできる限りご家庭でされるのが良いと思います。
着付けについては、簡単に着せられるような工夫がされているはずです。
美容院の予約は同じ日に集中するのがわかっていますから、着付け、ヘアメイクを頼む場合は早めに予約を。
小学校の卒業式に生徒が袴を着る をどう思う?レンタルの相場/衣装の決めの注意・終わりに
小学校の卒業式に袴がよいかどうか、学校ごとに判断がされる場合があります。
衣装のレンタル、ヘアメイク、撮影まで含めた相場は50,000円くらい。
気にいったものを選ぶには、予約は早めがよいですが、袴の丈が合うよう気をつけてください。
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