浴衣を着せてあげる練習にお越しくださったゆき子さん。
ご自身が浴衣で一時間ほど運転なさっているにもかかわらず、疲れたご様子でもなく、着こなしもばっちりです。
久しぶりに着てみたそうですが、かわいいお文庫がぴったりとお似合いです。
今日お召のコーディネートは「こなれた上級者」といった雰囲気です。
練習用にご用意くださった浴衣と帯のコーディネートも素敵です。
花火の中で蛍の明かりがパッと灯って、目を引く浴衣ですね。
白い透かしの半幅帯は長さがたっぷりあって、結びの変化が十分に楽しめる現代的なセンスの帯です。
ご自身は以前、二重太鼓まで練習されたご経験がおありとのこと。
そこまでできる方なので、着物の専用言葉もスムーズで、お伝えすることが瞬時に理解していただけます。
今日は浴衣の他装の基本を徹底マスターします。
といっても、ほとんど了解済みのことが多いので、ポイントやコツはゆき子さんにとっては少しですが。
半幅帯は文庫の基本と、そのバリエーションとして、「片流し」「一文字」とさらにその変化を楽しめました。
これは実際にやってみれば、どうということのないことがわかります。
そして半幅帯の基本で「貝ノ口」ができるとよいので、そちらも同じこの帯で試してみました。
結び始める長さが違っても、帯締めを利用することで、安定した結びが完成します。
すでに下地と自装できる力があるので、一回のレッスンで素早くご理解いただけ、うまく手を動かしていくこともできました。
ここでの練習ではボディを利用しますが、実際にお友達に浴衣を着せてあげれば、もっとうまくお着付けできるはずですよ。
人の体はとても柔軟ですから、着付けボディでうまくいかないところも、スムーズにできやすいですよ。
短時間にもかかわらず、多くのことをお伝えしましたが、しっかり吸収してくださいました。
きっとお友達も喜んでくれて、夏の楽しみがふえることでしょう。
レッスンお疲れ様でした。
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