半幅帯での角出し結び「花角出し」(外巻き)を紹介します。
この結びはとても簡単な結び方ですが、ほんの少し変化をつけると雰囲気が変わります。
浴衣に、普段用着物に、年齢や体型を問わず結んでいただけます。
はりのある半幅帯で、長めがアレンジしやすいですよ。
基本とアレンジをぜひ覚えてくださいね。
花角出し外巻き(半幅帯)の結び方の基本
手先を半分に折って35センチとって、胴に二巻きします。
胴帯の下を持って引き締めてから、手を下にひと結びします。
手先を右にしてたれをおろす
手先を右に向けて、たれをおろします。
そこにできた輪に手を上から差し込んで、たれの元の近くをつかんで引っ張り出します。
しっかり結んで羽根を開く
引っ張り出したたれと、手先の長さが一緒になるように調整しながら、しっかりと結びます。
羽根がこれでできましたので、羽根を開いておきます。
※ここまでは内巻きの花角出しと同じです。
たれを結びめの下から通す
たれを結び目の下側から一度通します。
再度下からたれを通す
もう一度たれを、結び目の裏側から通して、長さを調節します。
左右の羽根の先が均等にでていることを確認します。
全体を整えて基本の結びが完成です。
この先は、基本形をアレンジしていきます。
花角出し(外巻き)のアレンジ
羽根の形を変える、たれの向きを変えるなどで変化のある結びになります。
アレンジを三つ紹介します。
アレンジその1
羽根の幅を半分にして、たれの長さを調整しました。
アレンジその2
羽根をもとのように開いて、たれを裏側にしてアレンジしました。
これでずいぶん雰囲気が変わりましたね。
リバーシブルの帯なら、裏側の有効活用を。
アレンジその3
これは、最初に巻いたたれを裏に、後に巻いたたれを表にして、少し斜めにしました。
これもふっくらした形に仕上げると、おとなっぽい雰囲気になります。
ふくよかな方やヒップの大きい方、年齢の高い方などに向きます。
若い方なら鮮やかな色の帯で結ぶと、後ろ姿が華やぎますよ。
花角出し外巻き(半幅帯)の結び方とアレンジ・おわりに
「角」にあたる「羽根」の部分はしっかり結びます。
アレンジは、羽根を半分の幅にする、下に向けるなどします。
また羽根の裏側を見せる、少し斜めにするなどでさらに変化させられます。
全体の形をアンバランスにしあげると、ヒップが目立ちにくいです。
内巻きの花角出しもお試しください⇒「花角出し内巻き(半幅帯)の結び方とアレンジ・画像の順で解説中」
コメント