半幅帯で「貝ノ口結び」を結んでみましょう。
背中にぴったりとついた結びなので、日常に着物を着るときの帯結びとして最適です。
イスにもたれることができるので、現代の生活にもマッチしています。
- プライベートな小旅行
- 近所のお買い物
- 車の運転(履物・たもと注意)
にも向いています。
貝ノ口(半幅帯)の結び方と手順
まず手先を半分の幅にして、50~55センチほどとって胴に二巻きします。
手先の長さと同じ長さになるよう、たれの長さを調節します。
たれの余りは、二重目の胴帯の内側に入れ込んで、長さを調節します。
手を下にしてひと結びします。
結び目のたれの元は、画像のようにまっすぐにします。
たれを斜めに折り上げます。
手先を折りあげたたれに差しこみ、形を整えます。
完成です。
ゆるみやすい帯には帯締めを
帯締めで形を固定すると安心です。
特に化繊の帯はゆるみやすいので、帯締めをする方がよいと思います。
このときの帯締めは、キツク締める必要はありません。
貝ノ口結びをちょっとアレンジ
手先を開いて貝ノ口の結びの表情を変えてみました。
裏側の色がきものとのバランスがよければ、裏面をつかってみましょう。
貝ノ口(半幅帯)の結び方・画像の順で解説・簡単アレンジもおわりに
半幅帯で結ぶ「貝ノ口」は、背中にぴったりとそう結び。
イスに座る、活発に動くといった生活の場面にぴったりです。
手先をやや長くとってもよく、自分に合うバランスで結んでください。
浴衣のときの帯結びとしてもOKです。

車の運転に向きますが、自治体により「着物を着て運転するのは違反」の場合も。
また履物の制約があるかもしれないので、確認してくださいね。
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