きもの物語

講座「浴衣で入門」その2・「浴衣の成り立ちと特徴」「体型の補正」

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講座「浴衣で入門」その2・「浴衣の成り立ちと特徴」「体型の補正」

講座「着付けのおけいこ入門・浴衣で入門」の2ページ目です。

 

浴衣の着付けに入る前に知っておいていただきたい「浴衣の成り立ちと特徴」「体型の補正について」をまとめています。

 

自分で作れる「タオル補正用品」も紹介しています。

 

全く初めての方でも理解が進むように、 できる限りわかりやすい言葉でお話していきます。

 

 

ゆかたの成り立ちと特徴

 

ゆかたは着物の仲間です。

 

着物の中では、一番カジュアルで遊び着として利用します。(一部高級浴衣とされているゆかたは、夏 の着物としての着方もありますがここでは除きます)

 

本来は夕方から、お風呂上りに素肌に身に付けて、 室内と自宅周辺の散歩程度に用いられていま した。

 

昔は浴衣の色といえば、白地や藍地と相場が決まっていたんです。

 

ところが、近年この20〜30年くらいでしょうか、おしゃれ・ファッションとしての浴衣が登場します。

 

多色染めの、カラフ ルなゆかたが若い人を中心に人気になり、今ではファッションとしての浴衣を楽しむようになりました。

 

毎年毎年、デザイナーズものやメーカーの新作が出てますね。

 

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浴衣の素材

 

浴衣の素材は、吸湿性のよい木綿素材が中心です。

 

ほかには麻糸や絹糸が木綿と一緒に織り込まれているものもあります。

 

お値段的には木綿だけより、麻や絹の混紡の方が高めです。

 

木綿素材といっても、薄手のものから厚手のものまで、また織り方もさまざまあります。

 

あまりぺらぺらの薄手のものは、 型崩れしやすくていかにも絵付け(柄)がお粗末だったりしま すので、一度着たら飽きてしまうようなものが多いです。

 

一度だけ着られればいい、またはできるだけ安価にということであれば、薄手の浴衣でも問題は ありません。

 

ただ、着付けも覚えて年に2度3度と着てみたいということであれば、できれば中くらいの生地質 と価格を目安に、 一着目のゆかたをお考えになった方がいいと思います。

 

3度着れば安価なものより、むしろお得になるかもしれません。

 

また丁寧に扱おうという気持ちも生まれるので、来年以降も夏に活躍してくれることでしょう。

 

おススメの浴衣の色

 

浴衣を選ぶとき、好きな色柄のものを選べばいいのですが、無難な色としては、地が藍色をおすすめし ます

 

若い方から熟年の方まで、藍色は日本人なら誰にでも似合ういい色目です。

 

ほかには好みで白地も涼し気でいいですし、40代以降ならこげ茶や黒の地色の浴衣も涼しさがあっていいですよ。

 

 

浴衣の基本構造

 

ゆかたを着る前に、まずはゆかたの基本的な構造について、 おおよその知識を持っておいてくだ さい。

 

ゆかたは、洋服とは全く異なった構造になっていて、 そこが難しいと感じる要素のようなのですが、この点だけわかればむつかしさはなくなります。

 

着物(浴衣)は女性のものは、どれも同じ形をしています。

 

着物の主な部位の名称図

 

特徴としては、肩(かた)から裾(すそ)までの長い一枚の形をしていて、袖が大きい構造になって います。

 

 

今は細かい名称などは覚えなくていいのですが、 ゆかたがお手元にあるなら、ぜひ取り出して目の前に広げて、この名称の図と照らし合わせてみてください。

 

「えり」、「そで」、「すそ」、「上前」、「下前」、これらの場所を確認してみてください。

 

女性のものは、 どの浴衣もみな同じ構造になっています。

 

でも、この全部同じ構造ということこそが、洋服と一番違う点でもあるんです。

 

男物は男物で全部一緒の形をしています。

 

女物との違いは、男物は脇のところが開いていない点です。

 

まずは、最小限の名称を、今は覚えてください。それは、

 

「衿(えり)」

 

「袖(そで)」

 

「裾(すそ)」

 

「下前(したまえ)」 (着るとき右側から体の前にかぶせる身頃の部分)

 

「上前(うわまえ)」 (着るとき左側から体の前にかぶせる身頃の部分)

 

この5か所のみ、どこなのかがわかるようにしておいてください。

 

そして、ゆかたの形をおおよそ覚えておいてくださいね。

 

 

それでは「着物ハンガー」にかけておきましょう(普通のハンガーの場合は肩にあとが残ることがあるの気をつけてください)。

 

着物用のハンガーはこういうものです。

 

着物ハンガー

 

 

袖の部分が伸びるようになっていて、袖を広げて形がくずれないように浴衣をかけておくことができます。

 

ゆかたを着たあとは、着物ハンガーにかけておけばいいのですが、ゆくゆくはたためるようになっ てくださいね。

 

たたみ方は別のページに写真つきでのせてありますので、後ほど参考にしてください。
 ↓↓
「浴衣のたたみ方(男女)順をおって解説しています見ながらやってください」

 

 

次に「体型の補正」についてお知らせします。

 

体型の補正について

 

体型の補正は、ウエストなどのくぼみを修正するものです。

 

補正をすることでずん胴の体つきにして、浴衣を着たときに浴衣姿をきれいに見せるために行います

 

浴衣(着物)は、できるだけずん胴の身体つきの方が、きれいに見えます。

 

また、補正をしておくと着崩れしにくくなりますので、メリハリのある体型の方はぜひ行ってください。

 

着物を日常に着ていたころは、女性の体型そのものがずん胴に近く、補正をする必要がありませんでしたし、そういう認識もありませんでした。

 

ですが 洋服で生活するようになって、 メリハリのあるくびれた体型の方が美しいとされるようになりました。

 

そのため日本の女性の体型は、どんどん洋服に合うよう変化していき、ウエストが細くくびれている体型になっています。

 

現代のこのメリハリのある体型のままゆかたを着ると、どうしても、「ワンピースに太いベルトを締めて いる」ような状態になっしまい、平面で構成されているゆかたと帯が、ずれやすくなったりシワができたりします。

 

そう、ゆかたは平面の布なんです!

 

洋服のようにダーツやタックがあるわけでなく、身体に合わせた曲線でカットしてあるわけではありません。

 

プリーツもありませんし、ファスナーやボタンもありません。

 

そのため、メリハリのある身体だと。動くにつれずれたり、衿が開いてきたり、帯がゆるんでき たり、といったことがおこります。

 

そこで、身体のメリハリをわざわざ無くして、浴衣を着たときの美しい姿のままでいられるように、ウエス トのへこみやお尻の上のへこみに、タオルなどをあててできるだけずん胴に近い体型にしてから ゆかたを着ます。

 

こうしてタオルなどをあててくぼみをなくすことを、「補正」と呼んでいます

 

ですから、もともとずん胴体型の人は、 補正は必要ではありません。

 

 

気崩れ防止以外の補正のメリット

 

補正は、着崩れを防止する以外にも、メリットがあります。

 

それは着付けのときに締めるひもが、肌に食い込むのを防ぎます

 

細い紐が肌に食い込みにくくなり、いわゆる「ひものあたり」が柔らかくなって、着ていて苦しくない (痛みがない)ことになります。

 

ですから、ずん胴体型の人も、薄めのタオルをあてておかれる方がいいでしょう。

 

「タオルを巻くなんて暑苦しそうでいやだ」とお思いになるかもしれませんね。洋服だと絶対しませんからね。

 

そんなときは一度ゆかたを着てみてから、判断されてもいいでしょう。

 

着物雑誌等で、モデルさんたちの着物姿や浴衣姿を、ご覧になったことがあることでしょう。

 

モデルさんたちの姿は、全くウエストの細さがわかりませんよね。

 

ウエストをバスト・ヒップと同サイズにまでもっていくのに、 相当な補正がしてあるからです (バスタ オル+フェイスタオルくらいはゆうに入ってます) 。

 

浴衣のときはあそこまではしなくていいのですが、ウエストのくびれた体型のままですと、帯にシワが入り着崩れしやす いのは確かです。

 

初心者の方が着崩れたゆかたを直すのは、けっこう大変だと思いますので、最初から着崩れしに くいようにしておくのが良いと思います。

 

体型補正が簡単にできる「補正用銅帯」

 

補正用品は、市販のものがありますからそれを購入されていもいいですし、ご自分で簡単に手作りできるので、胴にまく「補正用胴帯」を紹介します。

 

これが補正用胴帯です。

 

自分で作る補正用胴帯

 

「補正用胴帯」の作り方 について

 

この「補正用胴帯」は、たたんだフェイスタオルに腰ひもをつけて、ウエストに巻きつけます。

 

痩せている方、ウエストとバストヒップとの差が大きい方は、フェイスタオル二枚を重ねてください。

 

タオルの厚さにもよりますが、普通体 型の方はフェイスタオル一枚、痩せた方やバストとヒップの差が大きい方は、タオル二枚で作ってください。

 

必要なものは、フェイスタオルと糸・針・腰ひもだけです。

 

作り方は、このページに写真つきで順をおって解説しています。参考にしてください。
↓↓

 

「補正用タオル胴帯の作り方詳細解説です」

 

2〜3本作っておくと洗い替えや、微調整に便利です。

 

 

体型補正・ヒップの上のくぼみ用

 

もうひとつ、ヒップの上のくぼみを補正するための補正用具もあると便利です。

 

これを使うとお尻がぽっこりと出ている体型をカバーして、 後ろ側の帯の結び目がきれいになります。

 

ヒップとウエストの差が大きい方向きで、上記の「補正用胴帯」と合わせて用います。

 

「補正用胴帯」と同じ材料で、 タオルを四角くたたんで、腰ひもをつけます。

 

体型補正・ヒップの上のくぼみ用作り方

 

自分で作るヒップの上のくぼみを補正するもの

 

フェイスタオルを幅半分にしてから、四分の一の長さにして腰紐を取り付けます。

 

タオルの大きさ によって調整してください。幅が 20センチくらいのものが使いやすいと思います

 

腰紐を取り付けますが、一本では長すぎる場合は、短くして取り付けてください。(ちなみに私は 1 メートル 20 センチほどにしています。)

 

 

補正用品市販品について

 

ここでは自作できるものを紹介しましたが、市販品もあります。

 

種類が豊富で、ここで紹介したような単純なつくりばかりではないので、価格は2,000〜10,000円ほどの開きがあります。

 

商品名は着物ファンデーションといったり、補正下着といったり、お店によってさまざまです。

 

 

先ほど紹介した「補正用胴帯」をつくるのも面倒!!という人は、フェイスタオルを半分幅にたたんでウエストにあて、腰ひもでとめるだけでもいいでしょう。

 

浴衣を着るときには、最低それだけはしておくといいですよ。

 

それでは、はいよいよ浴衣を着てみます。

 

ゆかた、腰ひも2本を用意して、 鏡は全身がうつるものがあるといいですね。

 

 

次の講座その3はこちら⇒講座「浴衣で入門」その3「浴衣の着方(着付け方)とチェックポイント」

 

講座「浴衣で入門」その4・「浴衣に帯を簡単に結ぶ・帯結びのコツ」

 

◆講座「浴衣で入門」その5・下駄の選び方・歩き方・注意点」「浴衣のときの小物や持ち物」

 

講座「浴衣で入門」その6・「清涼感のある着こなし」「お出かけ先で困らないために」

 

 

 

 

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