講座「着付けのおけいこ入門・浴衣で入門」の5ページ目です。
ここでは「下駄の選び方・歩き方・注意点」「小物や持ち物」をまとめています。
下駄を初めてはくにあたって、知っておきたい豆知識を紹介します。
また浴衣でお出かけの際に、あると便利な和の小物も紹介します。
下駄をはいてみましょう
浴衣姿には、やっぱり下駄が似合います。
ゆかたに下駄のときは、素足に下駄をはきます。
不慣れな方はサンダルやミュールでもよいでしょう。
素足にはく下駄は爽快
下駄は、歩くとき、カラン・コロンという乾いた音がします(ゴム底でないもの)。
とても夏らしいものですから、できればはいてもらいたいです。
それに木製の下駄は、はいてみるととても爽快ですよ。
足の裏が生き生きしてきます。
試し履きがおすすめ
そうはいっても下駄をはくのは初めてという人は、事前に履き心地を試しておきましょう。
色やデザインも大切ですが、はき心地が何より大事。
実際のお出かけ前に、試し履きして歩いてみるのをおすすめします。
下駄の歩き方
始めて下駄をはくと、靴との違いにおどろくかもしれません。
歩き方も靴のときとは違います。
親指と人差し指で鼻緒をしっかりつまむように、足指に力を入れて歩きます。
下駄の歯をひきずって、ずーっという音をたてないようにしましょう。
前のめりにならないよう、背筋をのばして歩いてくださいね。
下駄の選 び方
初心者の方には、底にゴムがついていたり、地面と接する部分が多い下駄がおすすめです。
二枚の歯がついている下駄(ゲゲゲの鬼太郎がはいている)は、ある程度下駄に慣れた人向きです。
下駄のサイズは、足サイズよりやや小さめで大丈夫です。
鼻緒を調整できれば、必ず足に合わせて調節してもらってください。
下駄を利用するときに注意したいこと
素足が丸見えになるので、かかとやつま先が見苦しくないようお手入れしておきましょう。
下駄は靴のように周囲がおおわれていないので、ケガをしないよう気をつけてください。
鼻緒ずれはとても痛いので、予防や防止法はこちらを参考にしてください⇒「下駄で痛い!鼻緒ずれの予防や防止方法はこれ・安心なお出かけを」
ゆかたの時の小物や持ち物
では次に、お出かけするときの持ち物についてです。
まず、ゆかたで出かける場面を想定をして、 必要なものを考えてみましょう。
お出かけ先は、「花火大会」「夏祭り」「盆踊り」といったことろが一般的ですね。
その他、「ビアガーデン」「飲み会」など、気軽な集まりなら、ゆかたでOKです。
浴衣でお出かけするのは「屋外で、夕方~夜ふけの人が大勢集まる場所」が多いですね。
必要なものが入る大きさのバッグ
「浴衣姿には小さい巾着袋」というイメージがありますが、ちょっと小さいかな。
それだと、ハンカチ、テッシュ、お財布、スマホくらいしか入りません。
出かける先が屋外であれば、以下のものも必要でしょう。
- 「お化粧品」
- 「傷バンド(素足なのでケガしやすい)」
- 「ハンドタオル(汗をぬぐう、飲み物をこぼしたとき)」
- 手ぬぐい
- 扇子
もあった方が便利です。
手ぬぐいは、食事のとき膝にかけたり、屋外で座るときにおしりに敷くなど、あると重宝します。
扇子はかさばらず、ちょっとあおぐのにあると便利。
さらにこれらも大人の女性としてもっておくとよいと思います。
- 「折り畳みの傘(晴雨両用) 」
- 「風呂敷」
風呂敷は、お土産を買うなど手荷物が増えたときに、あるととても重宝しますよ。
以上のことを考えると、
- 容量が大きめの底がかごになった巾着
- 大きめの「かごバッグ」
が適していますね。
色は、ベージュ系または茶系のバッグなら、どんな浴衣にもあいます。
浴衣でお出かけの際の持ち物のまとめ
- ハンカチ
- テッシュ
- お財布
- スマホ
- お化粧品
- 傷バンド
- ハンドタオル
- 手ぬぐい
- 扇子
- 風呂敷
昔からある日本の小物は、小さくたためて持ち運びしやすい便利品です。
この機会に、日本ならではの和の小物に親しんでみるのもいいのでは。
次の講座その6は着こなしについてです⇒講座「浴衣で入門」その6・「清涼感のある着こなし」「お出かけ先で困らないために」
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