肩幅で裄の直し(ひとえ着物)詳細写真つきで解説中

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裄直し肩幅で直す方法

ひとえの着物の裄の直しを、肩幅で直す(広くしたり狭くしたり)する方法を紹介します。

 

リサイクル着物やいただきもののきものだと、自分サイズにはちょっと裄が狭い(小さい)ことや広すぎる(大きい)ことがあるかと思います。

 

そんなときこの方法を知っていると、裄を自分にあった幅までお直しすることができます。

 

ただひとえ着物の裄は、狭くすることはできても、広くするには限界があります。

 

それは広くするには内側に折られている縫い代を出す必要があるからで、着物用の生地(反物)には幅の制約があるからです。

 

裄を直すには、袖の幅だけの直しで済む場合と、肩幅を同時に直す必要のある場合とあります。

 

袖の幅だけの直しは、別ページで詳しく解説していますので、ここでは肩幅だけの直しを紹介します。

 

肩幅の直しは、広くする場合と狭くする場合がありますが、希望として多いのは広くする場合だと思いますので、ここでは広くする方法で解説します。

 

狭くしたい場合も方法は同じですので参考にしてください。

 

例の着物は、紫色のウールのひとえ着物ですが、絹、木綿、化繊のひとえ着物についても同じ方法で大丈夫です。

 

和裁のことも少しだけ出てきますが、知らなくてもできるように説明していますので、一度ご覧くださいね。

 

◆裄は着物の袖幅+肩幅の長さのことです。裄丈ともいいます。

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肩幅を広く出せるかどうかの判断

 

ひとえの着物の肩幅を広くするには、内側に折られている袖付の縫い代を出す必要があります。

 

たいていは数センチの縫い代があるはずです。

 

このうち必要な長さだけ出すのですが、出せる幅には限度があります。

 

裄の直しの場合、袖の幅より肩幅が2.5センチほど狭い幅までにした方が、着物を着たときのバランスがきれいにとれます

 

また後ろ幅(身八口のすぐ下の背中心から脇の幅)よりも3センチ以上袖幅が広くなると、袖付のあたりで山のようなゆがみが出やすいので、その点も注意したいところです。

 

何かと制約があるのですが、これは着たときの見た目に影響しますので、できるだけこの範囲でお直しをするのをおすすめします。

 

ただし、ひとえの着物ですし、家庭用で特に細かいことは気にしないというのであれば、もう少し幅出ししてもよいでしょう。

 

 

もう一つ、事前に確認しておかなくてはならないことがあります。

 

それは縫い代と表生地の具合が一緒かどうかです。

 

表側の生地が退色していたりして、縫い代との色合いが違っていることがあります。

 

また表生地が劣化して幅出しをしたら生地の風合いが違うこともあるかもしれませんので、念入りにみてください。

 

肩の幅出しをするということは、縫い代を表にすることなので、出したところだけ色が違って見えるようだと幅出しはできません。

 

 

ひとえ着物の肩幅出しに必要なもの

 

手縫いで行うので、手縫い糸と針、糸切狭、

 

物差し、チャコなど生地に印をつけるもの。アイロン、当て布を途中で使います。

 

 

肩幅の出し方手順

裄直し肩幅で直す方法
肩幅をどれだけ出したいか決めます。

 

ここでは肩の方の縫い代は5.7センチありました。

 

後ろ幅28.5センチ肩幅30.0センチでした。

 

肩幅−後ろ幅=1.5センチです。

 

さきほど言いましたように3センチ以上の差があると、袖つけあたりが山型になるので、ここまでに抑えておきたいと思います。

 

ということは、1.5センチ肩幅を出すことになります

 

1.5センチ肩幅を出すということは、31.5センチになるということです。

 

 

すでに袖幅はいっぱいいっぱい出してあり、33.8センチになっていますので、合計して

 

31.5センチ+33.8=65.3センチ

 

この着物のお直し後の裄のサイズ 65.3センチということになります。

 

 

もっと肩幅を出したいとき

 

後ろ幅と肩幅の関係で、その差3センチまでという制約をつけたので、上記のような計算になり、結局裄のサイズ65.3センチまでにしかなりません。

 

袖の幅はいっぱいいっぱい出してあるので、もっと裄を広くしようとすれば、肩幅をもっと広く出すしかありません。

 

そこで、肩幅にはまだ縫い代が残っているので、もっと出すことも可能ではあります。

 

その場合は、後ろ身頃の上部を20〜40センチほどほどいて、そこから斜めに幅を出していくことになります。

 

体が細いけれど、裄を大きくしたいという方は、この方法をとれば肩幅をもっと出すことができます。

 

ただ、肩幅は袖幅より2.5センチ以上短くした方が着たときのバランスが良いです。

 

肩幅を出せるだけ出すと、袖幅と同じくらいにまで出せるのですが、袖幅より2.5センチの差をつけた方がよいということです。

 

 

肩幅のみを出すお直しは身八口(みやつぐち)から

 

では実際に紺のウールのひとえ着物でやってみます。

 

まず袖がついていた位置を忘れないよう、測っておきます。

 

この袖は肩山から22センチのところからついていました。

 

袖付の位置22センチに、身頃にも袖にもチャコなどで印をつけておきます。

 

裄直し肩幅で直す方法

 

袖を身頃から離します。

 

 

身頃の縫い代を解きます。

 

そのとき、20センチほど下まで縫い代を解いておきます。こうすると作業しやすいです。

 

裏側からアイロンをあてて、折り目の線を消します。

 

なかなか消えないときは、下の写真のように、木綿の白糸(1〜2本どり)を濡らして、線の上に置き、当て布をしてアイロンを何度か当ててみてください。

 

裄直し肩幅で直す方法

 

これは袖の折り目の線を消しているところですが、同じように行ってください。

 

 

裄直し肩幅で直す方法

裏側に向けてから、希望の幅を測って肩山に印をつけます。一番上の待ち針のところ。

 

身八口のところ(裾から上がってき縫い目が終わったところ)に印をつけます。一番下の待ち針のところ。

 

(真ん中は袖付の位置の待ち針です。)

 

 

裄直し肩幅で直す方法

 

一番上と一番下の待ち針を結んで印をつけます。(白い線で結びました、あとで消えるものを使用します)

 

この写真は後ろ身頃ですが、前身頃も同じように印をつけてください。

 

ここが新しくできる身頃の肩幅になります。

 

印をつけた線から裏に返して、アイロンをあてます。

 

これで肩幅を出す作業ができました。

 

 

ここからは、離した袖を取り付けていきます。

 

袖付は、こちらを見ながら行ってください。
 ↓↓
袖幅直し(ひとえの着物)詳細説明つきで解説中ここの中ほどから袖付のやり方を解説いています。

 

袖をつけたら、身頃の側の縫い代を身頃に留めて、肩幅直しの完成です。

 

身頃の側の縫い代の留め方は、上記のページで袖の縫い代の説明と同じですが、今直している着物の脇の縫い代の留め方を真似していただけばできます。

 

 

肩幅での裄の直し(ひとえ着物)のまとめ

 

肩幅で裄を直すには、後ろ幅との差が3センチまでがよい。

 

出来上がりは、肩幅が袖幅より2.5センチ以上短いとよい。

 

ひとえの着物なので、もう少し幅を持たせて考えてもらってもよいです。

 

裄を直す方法は、袖幅だけ、肩幅だけ、または両方合わせてという方法があります。

 

いずれにしても袖をつけなければならないので、ここがネックかもしれませんが、ひとえの着物すべてに共通する技なので、頑張ってみてください。

 

袖幅も一緒に直したいときはこちらを参照してください(ひとえの着物)。
 ↓↓
袖幅直し(ひとえの着物)詳細写真つきで解説中


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