「着物や帯はどうやって選んだらいいの?」と思っているあなたへ。
ここでは初心者の方に向けて、着物や帯の選び方のコツや、選んでいく手順をお伝えしますね。
そのためには、まず、どんな場面で着る着物なのかを教えてください。
そこをはっきりさせてから、
- シーンに合わせた着物を選ぶ
- 顔うつりのよい色を選ぶ
- 帯を選ぶ
- 小物を選ぶ
という順ですすめていきます。
最初に決めるのは着物・どんな場面で着る着物?
まず最初に決めるのは着物で、どんな種類の着物なのかを知ります。
そのために、「その着物をどんな場所でどんなときに着るのか」目的をはっきりさせてください。
できるだけ具体的に決めると、選びやすくなります。
例えば、
- 友人の結婚披露宴に着たい
- 子供の入学式に着たい
- 成人式の振袖の娘と同行するために着たい
- お茶席やお茶会に着ていきたい
- パーティーの司会、同窓会に着ていきたい
- 展覧会や発表会に友人と行くときに着たい
あなたの希望、目的をできるだけ詳しくまとめてください。
それによって、着物の「格」(その場にふさわしい着物)がわかり、より具体的に、豪華さや柄の特徴などを決める要になります。
ここで着物の「格」についておおまかにおさえておきますね。
着物の「格」とは何?
着物の格は着物の種類と考えていただくとわかりやすいでしょう。
- 留袖
- 訪問着
- 色無地
- 付け下げ
- 小紋
などです。
最初はその名称が何なのかわからなくても問題ありません。
お店の人と相談して、知識を増やしていけばよいです。
着物の色・地色で顔うつりを確認
あなたの求める着物の格(種類)がわかったら、次は地色を決めます。
地色というのは、柄でない地の部分の色のことです。
あたなの目的にあった着尺(着物用の生地)で、顔うつりをみます。
肌や黒目にあう色合い・強さなどで、合うものを考えます。
似合う色は、お顔の輪郭がはっきりして、明るい印象になります。
似合わない色はその反対です。
また黒目の色も、着物の地色を決める大きな要素です。
- 黒目の色が黒い人は、強くはっきりした色合いが似合います
- 黒目の色が薄い人は、薄く優しい色めが似合います
いくつかお顔のそばにあててみて、似合う地色を見つけてくださいね。
柄のある反物で顔映りを見ていくこともあります。
※すでに出来上がった着物で選ぶ場合は、試着ができればお試しになってください。
着物の次は帯を選ぶ
着物の格と着物の地色が決まったら、つぎは帯を選びます。
帯は、着物の格(種類)にあった格(種類)のもので、バランスのよい色柄で選びます。
どれが合うのかはお店の方がまずいくつか提示してくれます。
最後の決め手は、自分に合うか、好きと思えるかです。
フォーマル用ならある程度決まった形に落ち着くのですが、個性的に装える場なら、好みを優先して納得できるものを。
帯締め・帯揚げを選ぶ
着物と帯が決まってから、帯揚げ・帯締めを決めます。
フォーマルになるほど、選択肢は少ないので決まりやすいでしょう。
先に帯締めを決めると、帯揚げを選びやすくなります。
フォーマルは金銀の豪華さも考えて
フォーマルな着物の装いは、帯や帯締め帯揚げに金銀が多いほど豪華さがでます
。
華やかさ・豪華さは、場面や立場に応じてになりますから、その点も相談にのってもらいましょう。
着物のサイズについて
女性用既製着物サイズについてです。
Sサイズ
- 身長: 155〜165cm
- ヒップ: 86〜94cm
- 裄(ゆき): 66cm
- 身丈(肩から): 161cm
- 袖丈: 49cm
Mサイズ
- 身長: 160〜170cm
- ヒップ: 90〜98cm
- 裄(ゆき): 68cm
- 身丈(肩から): 166.5cm
- 袖丈: 49cm
このサイズは一例です。
上記は特定の既製品の情報で、他ブランドやメーカーのサイズ展開は異なる場合があります。
商品選びの際は、詳しいサイズ情報を必ずご確認ください。
着物の柄と色の選び方
着物の柄や色はたくさんあって困ってしまいますね。
そこで選び方の目安をお伝えしますので、参考にお読みください。
季節感を考慮する
各季節に合わせた柄の選択がおすすめ。
- 春: 春の花柄
- 夏・秋: 夏や秋の花や草柄
柄の意味を理解して選ぶ
着物の柄には縁起の良い意味が込められているものも。
- お祝いや初詣時: 吉兆や長寿の意味を持つ柄
色の選び方
色で印象が大きく変わるため、注意深く選びましょう。
- 季節感に合わせた色の選択
- 自分の肌の色に合った色を選ぶ
肌の色味に合わせたおすすめの色
- 肌の赤みが強い方: 藤色、青色、紫色
- 黄みがかった肌: オレンジ、緑色、茶色
- オークル系の肌: 原色、薄ピンク色
着物と帯が決まったら小物を選ぶ
小物は着物の種類によっては、ほぼ決まるものがあります。
礼装や正装の着物の場合は、白系のものがふさわしく、セットになった組み合わせもあります。
小紋などは自由度が高く、広範囲の帯締めや帯揚げから選んでいけます。
着物や帯の選び方 女性/初心者/サイズ/柄/場面や目的別・まとめ
フォーマルの着物の場合は、場面が限定的なのでお店の人や専門家の意見を重視。
個性的に装える場やプライベートで着る着物は、どんな応用ができるかまで考えて選ぶとよいです。
お顔映り、好みも大切に。
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