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着物クリップの選び方 20141121(550号)

こんにちは。

お気軽きもの生活コーディネーターの

きらこ よしえ です。

お読みくださってどうもありがとうございます!

・:.。:*:・’゜☆♪

先日繁華街の百貨店に行ったところ、

地下通路のディスプレイがやたらと年末ムードをかもしていました。

雪の風景の中にお歳暮用の贈答品が、センス良く置かれていました!

ああ、こんな品物を送ったら喜ばれそう・・・

ついつい余計な想像をしてしまって、

百貨店にきた本来の目的を忘れてしまい、

贈答品売り場の7階に直行してしまいました。

そして7階でいくつか商品を検討していて、ふと我に返り、

なにをしにこのお店に来たのかを思い出したわけです・・・^^

☆━━━━━━━━☆
◇本格的に着物を着る手順
☆━━━━━━━━☆

今日は着物の着方の解説です。

まずは着る手順を覚えていってくださいね。

そして、どんな点を心がければいいのか、お話していきます。

普段着の着物といっても、前回お話したように、

「ウールの着物」「化繊の着物」「つむぎの着物」

そして「綿の着物」が一般的に用いられます。

このうち「つむぎの着物」は絹ですから、

お手入れを洗濯機で簡単に済ますことができません。

ですから、いわゆる日常着にはなりにくいです。

ただ、外へ出かけるのにはうってつけのおしゃれな着物なので、

着付けのおけいこを「つむぎの着物」でしてもかまいません。

できるだけ自分にピッタリのサイズの着物でお試しくださいね。

それでは、しっかり読んで、

着物を着てお出かけができるようになってくださいね(^-^)

着物を着る前には、足袋をはいておきます。

ウエストが細い方、補正の必要な方は補正をしておきます。

長じゅばんに半襟がついているのを確かめてください。

★本格的な着物の着方

着物を肩に羽織る前に、着物の衿の中央に、

クリップ(着物クリップまたは、洗濯ばさみ)をひとつ留めておきます。

袖を通し、じゅばんの袖を納めたら、

袖先の袖山を左右の指でつまんで、

手を真横に広げて軽く引っ張ります。

こうすると、身体の中心に着物の背中心がきます。

着物につけたクリップをいったん緩めて、

じゅばんの衿の中央に挟み止めます。

その際、じゅばんの衿は着物より0.5~1センチ下になるようにして、

外側からじゅばんの衿が見えないように留めます。

ここはちょっと難しいかな?

そのあとは、ゆかたを着る時のように衿先近くをもって、、

上前の位置を決めてからいったん体から離し、

下前、そして上前を重ねます。

下前のつま先は、7~10センチあげ、

上前のつま先は、3~5センチあげて、裾つぼまりになるようにします。

腰ひもはしっかりときつめに締めてくださいね。

着物を着る際に、一番気をつけたいのは衿合わせです。

クリップで着物とじゅばんが背中心で合っているはずですから、

左右の衿ともに、半衿が同じ寸法で見えるように、

鏡を見ながら衿の前を合わせていきます。

下前の身頃は斜めに織り上げて、おはしょりをすっきりとさせます。

2本目のひも(胸ひも)をみぞおちのすぐ下あたりで締めたら、

まず背中のしわやたるみをとります。

上半身に緩みが出ないように、今度は前身頃の処理をします。

おはしょりから手を入れて、右衿の延長線上を引っ張り、

また2本目のひも(胸ひも)のすぐ下にある左衿の、

延長線上を引っ張って、上半身の緩みをとります。

その際えもんがくずれないように引っ張りすぎないよう注意します。

脇は後ろ身頃のあまりの上に、前身頃のあまりをのせるようにすると、

すっきりとした前姿になります。

普段用の着物のすその位置は、

くるぶしが隠れる程度から、裾から2センチくらいまでの長さが良いでしょう。

ナイスバディの方ほど、補正はどうしても必要になります。

特にウエスト周りと、お尻の上のくぼみです。

胸が貧弱な方も、タオルを入れるなどで補正をされると、

見栄えのする着姿になります。

補正のことをおさらいしたいときはここをお読みください。
 ↓↓
◆着物のときの補正・なぜするの?どうやるの?
https://kimono-story.com/125.html

では時間のあるときに、練習なさってくださいね。

次回は「鏡を見ながら確認していただきたいこと」についてです。

では、またお会いしましょう。(~_~)

「きらきら着物教室」では、あなたに最適な補正の方法をお教えしています。

できるだけ簡単な補正方法で、

着物着付けをより簡便にしたいと考えています。

着物着付けをはじめて習う方が、

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■おしゃれ着コースのレッスン概要
https://kirakira.kimono-story.com/category2/entry7.html

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■必要なことだけ単独レッスンの詳細
https://kirakira.kimono-story.com/category3/entry12.html

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◇きものにぴったりのバッグ
☆━━━━━━━━☆

きもの姿に似合う、柿渋染のバッグを見つけました。

こだわりのある大人向けのバッグです。

これ、色目がしっとり渋くって、

置いておくだけでも使っても、

天然の染色がじわ~っと変化していくのもおもしろいんです。

それに帆布生地なので、丈夫で堅牢なんです。

ただし丈夫なだけでは、着物にぴったりとはいきませんよね。

丈夫ななかにも柔らかさが大事ってことで、

そのあたりを追求しているところが見逃せません。

「京都花街散歩」シリーズのバッグがきっと似合います。
 ↓↓
◆柿渋や天然染料で染め上げた大人のバッグ
(商品ページが後日なくなりました、ご了承ください)

洋服のときにも兼用できちゃいます!

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https://kimono-story.com/422.html

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◇◇編集後記◇◇
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着付けを習うとき、たいてい「着物クリップ」を利用するよう、

すすめられると思います。

着物クリップが最初に必要になるのは、

着物の衿の中央と長じゅばんの衿の中央を合わせるときでしょう。

今回のメールのお稽古のところでちょうど出てきましたね。

着物を着る段かいで、着物クリップがないとしても、

洗濯バサミで代用できるので、なくても問題はありません。

でもしばらく練習を続けると、欲しくなってしまうアイテムなんですよね。

私の教室では、素敵なお召し物に洗濯バサミのあとがついてもいやなので、

常備している着物クリップをお貸ししていますが、

衿だけでなく、裾をたくしあげたり、たもとを留めたりと、

他にも用途はあるにはありますので、持っていると便利です。

私は着付けをさせていただく機会もあるので、

これまでも何種類か使ってみました。

そして現在は、シンプルな大小とカーブのあるもので落ち着いています。

使いやすいものを選んでいくのに、

私の着物クリップ経験が参考になるかも?とまとめてみました。
↓↓
◆着物クリップの使い方・特大・大・小選ぶならどれ?
https://kimono-story.com/431.html

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プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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