着物の広衿の閉じ方・スナップボタンと引き糸のつけ方

着物の広衿の閉じ方・スナップボタンと引き糸のつけ方

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着物の広衿の閉じ方・スナップボタンと引き糸のつけ方

広衿のスナップボタンと引き糸

きものの広衿(広襟)は半分の幅に折って着付けますが、その際衿の内側には、半分に折りやすいように引き糸がついている場合があります。

 

引き糸の変わりにスナップボタンがついている着物もあります。

 

仕立て上がったときに、そうした細工がされずに、何もついていない広衿もあります。

 

仕立てや誂えを頼むときには、お店のこれまでの慣習があるはずですので、何をつけるかあるいはつけないままかは特別聞かれることはないかもしれません。

 

着物の広衿の幅を半分にするために取り付けてある、スナップボタンと引き糸。不便を感じることはありませんか?

 

いったいどちらがどういいのでしょうか?

 

これから取り付けるなら、どんなお願いをしたらいいのでしょうか?

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広衿に取り付けるスナップボタンの特徴

 

現代は着物を誂えると、スナップボタンを広衿に取り付けることが多いようです(と思います)。

 

スナップボタンは、指先でボタンを上から押さえるだけでいいので、簡単に衿の形を整えることができます。

 

取り付けるスナップボタンの数は、真ん中に一つ(一対)か、真ん中とその左右それぞれに一つずつ(一対ずつ)取り付けることが多いはずです。

 

これは真ん中に一つ(一対)のスナップボタンをつけてある色無地の着物衿です。わずかに右によってつけてありますね^^。

 

広衿のスナップボタンと引き糸

 

真ん中にはつけずに左右のみスナップボタンがつけてある例です、これは緑色の色無地。これでもOKです。

 

広衿のスナップボタンと引き糸

 

左右のスナップボタンの位置は、中央から9センチ離れた位置です。

 

着物を頻繁に着ない人は、真ん中と左右それぞれに取り付けすると、着付けのとき衿の扱いが楽になります。

 

着物に慣れてきたら、そのままでもよいですが、左右のものは取り除いて、真ん中にひとつだけにする方がよいと思います。

 

スナップボタンはとても便利なのですが、サビが付きやすいのが悪い点です。

 

着用や保管で着物に湿気が多い状態が長引くと、時にスナップボタンの周囲に青いサビがつくことがあります。

 

サビは白い裏生地に不着して見た目が不快ですし、消えてなくなることはありません。

 

裏生地に青や茶色いサビがつくのはあまり問題はないのですが、生地そのものは傷みが早くなります。

 

また表の生地の方までサビの色が移っていくと、処置が大変になります。

 

昔のスナップボタンはサビが付きやすかったようですが、現代のものは防錆加工してあるものや、さび付かない素材のものが利用されているため、あまり神経質にならなくてもいいかもしれません。

 

心配なときは、「サビがつかない」という商品表示のあるスナップボタンに取り換えると安心です。

 

上等なお着物には、サビで着物を傷めないようあらかじめスナップボタンが薄い白生地でくるまれていることがあります。

 

最初からこうした処置がしてあれば、サビの心配はほとんどないですが、汗が染みることによって長期保管するとまれにサビが出ることがあります。

 

 

広衿に取り付ける「引き糸」の特徴

 

ここでいう「引き糸」というのは、広衿に取り付けて、引っ張った際衿の幅を半分にするための糸です。

 

引き糸は、広衿に短い糸を取り付けるだけです。

 

道具はいりませんし、針と短い糸があればOKです。

 

糸ですからスナップボタンのようなサビの心配はもちろんありません。

 

スナップボタンが登場するまでは、衿を半分に留めるのは引き糸だけだったのではないでしょうか。

 

引き糸の取り付け方法はいくつかあるかと思いますが、個人的にはこの方法が便利だと思います。

 

真ん中と左右の三ケ所に引き糸を取り付けます。

 

広衿のスナップボタンと引き糸

 

着るときはそれぞれを衿つけの方から引っ張ります。

 

引っ張ったままでも着付けはできますが、糸が緩みやすいときは、玉止めをつくって衿が動かないようにします。こんな風です。

 

広衿のスナップボタンと引き糸

 

こちらの引き糸の取り付け方をすれば、糸を衿つけの方から引っ張るだけで大丈夫でしょう。

 

ただ糸が長く下がるので、気になる方は結んでおくといいですね。

 

広衿のスナップボタンと引き糸

 

いずれも木綿の縫い糸の一本どりでつけてありますが、玉止めは大き目にして外れないようにしておきます。

 

引き糸の悪い点は・・・特に思い当たりません

 

ですから私は、広衿の着物の衿は、引き糸だけにしています。

 

ウールの胴抜きの(胴裏のない)着物にも同じようにつけています。

 

広衿のスナップボタンと引き糸

 

 

広衿には何もつけないという選択もありです

 

着物の広衿には、「スナップボタン」や「引き糸」をつけなくてはならないか?というとそうでもありません。

 

何もつけないという選択もできます。

 

きものを着る機会が少ない方は、普段はたたんで収納しているわけなので、何もついていないのが理想的ともいえます。

 

着るたびに、直前に糸で広衿を閉じるのであれば、何もつける必要はありません。

 

その時は、真ん中の左右9センチあたりの範囲を、裏生地をすくうように糸でとじるとよいでしょう

 

そして着用後は必ず、そのとじた糸を取り除いて衿をもとにもどし、着物ハンガーに掛けます。

 

そうすれば衿の折りじわができないため、たたみやすくなります。

 

面倒だからといって糸でとじたままにしておくと、衿の形が崩れやすくなるので注意してください。

 

 

永く着物と付き合うためのベストな方法

 

以上のように、広衿を半分に折る方法として、「スナップボタン」を用いるか「引き糸」を用いるか、あるいは何もつけないでおくか、それぞれ特徴があります。

 

いったん取り付ければ、スナップボタンが便利ではあります。

 

私個人としては、三か所つける引き糸が一番便利かつ安心できます。

 

着付けするとき、長じゅばんと着物にクリップを留める方法で着付けするなら、引き糸は中央の一か所だけでもよいと思います。

 

 

着物の広衿の閉じ方・スナップボタンと引き糸のつけ方・まとめ

 

着物の広衿の閉じ方には、スナップボタンと引き糸があります。

 

スナップボタンは扱いが簡単ですが、サビが心配されます。

 

サビの出ないものに代えておけば、以降安心して使えます。

 

引き糸は取り付けが簡単で、引っ張るだけで衿がたため、衿を開くことで元に戻すことができますので扱いやすいです。

 

ほとんど着用しない着物なら、広衿に何もつけないでおき、着用する直前に衿を縫いとめるのも良い方法です。

 

写真の引き糸はわかりやすいよう黒や赤い糸を使用していますが、ご自分でなさるときは衿裏の生地と同じ色(白糸)にしてくださいね。




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