着物の布から立体マスクを手作りしました。
内側が絹(シルク)なので、敏感肌の方や乾燥肌の方も心地いいと思います。
立体型なので息がしやすく会話もスムーズ。
同じ型紙でも男女を問わずフィットする、そんなマスクができました!
- 型紙
- 布・生地について
- 作り方詳細
出来上がった立体マスク紹介
女性の着物から手縫いで作った立体マスク。
鼻とのすき間ができにくく、あごもぴったり包まれます。
◆ワイヤー入り
さらに鼻部分にワイヤーを入れてよりピッタリしたものがこちら。
裏側は着物の「色無地」の表生地を使用しています。
◆マスクの裏側、絹生地
- 耳にかけるゴムの長さを変えて男女兼用
- 両面絹でキレイに縫えば裏がわもOK
型紙の作り方
◆立体マスク普通サイズの型紙
一辺17センチの紙で、型紙を一枚おこしておきましょう。
図の右方向にある3センチの長さの部分は、表生地には必要ですが、裏生地はこの部分が不要です。
着物の布・生地について
絹(シルク)の着物生地を内側に使うことで、肌触りの良いマスクになります。
表側の生地は、絹でもよいし他の生地でもよいです。
立体マスクの作り方詳細
- 表生地:17センチ×17センチを二枚
- 裏生地:17センチ×14センチを二枚
- 針
- 糸
- 糸切ばさみ
- 待ち針
- アイロン
では早速作ってみましょうね。
洗って繰り返し使うのが前提なので、あらかじめ生地を水につけて縮ませてからにします。
立体マスクの作り方・裁断
中表に重ねた生地に型紙をおいて、表布・裏布を裁断します。
◆表布に型紙を置いて裁断
◆裏布(絹)に型紙を置いて裁断
裏生地の直線の部分は、1~2ミリ切り落としておくと形がきれいに整います。
◆表布2枚・裏布2枚
表布が2枚、裏布が2枚できましたね。
上の向きに印をつけておきましょう。
中表にして曲線を縫う
◆中表にして曲線を縫う
それぞれ中表にして曲線部分(マスクの中央になるところ)を、縫い代1センチで縫います。
縫いはじめと終わりはひと針返し縫を。
針目は2~3ミリ。
糸は生地に合った色を使います(例の表布はわかりやすいよう赤い糸使用)。
その後縫い目をアイロンでわります。
表と裏を中表にして縫う
◆中表にして上下を縫う
表布と裏布を中表にして上下を縫います。
縫い代1センチで、針目は2~3ミリ、縫い始めと終わりはひと針返す。
裏返してアイロンをあてます。
ゴム通し部分三つ折り
◆耳ゴム通し部分は三つ折り
最後にゴム通し部分です、1.2センチほどで三つ折りにします。
◆耳ゴムを通す
最後に耳ゴムを通して完成です。
専用の耳ゴムがあればそれで。
探したけど耳ゴムが売り切れで、ゴムのあたりをソフトにしたいのでストッキングで代用しました。
ストッキングで作るときは、幅5センチくらいで切ってから、たてに引っ張ると細く丸まります。
鼻部分にワイヤー入りの作り方
鼻部分にワイヤーが入れてあると、よりフィットして密閉性があがるので作ってみました。
◆市販のプリーツマスクのワイヤー
市販の使い捨てマスクのワイヤーを取り出して使いました。
◆ワイヤーを糸でとめる
縫い代におさまるように、ワイヤーを糸でとめています。
◆ワイヤーをつけてから、縫い代1センチで縫い合わせる
その後縫い代1センチで縫い合わせています。
◆手芸用ボンドでとめる
糸だけでは表に返すときに動くので、手芸用ボンドを利用してとめておきます。
少々細かい作業ですが、鼻とのすき間がなくなり、よりフィット感が増します。
立体マスク着物布から・おわりに
裏側に絹生地を使うことで、肌触りがとてもよいマスクになりました。
マスクの毛羽立ちなど気になっている方、敏感肌の方にもよいのでは。
表生地も着物布にすると、よりやわらかな装用感になるのでぜひお試しください。
洗って繰り返し使うので、最初は水通しを。
両面が絹・シルクの場合は、中性洗剤で手洗い、タオルドライで陰干しするのがおすすめ。
絹は木綿より弱いですが、丁寧に扱うと長持ちしますよ。
ストッキングでゴムの代用にしましたが、Tシャツでもできるようですよ。
耳が痛くなってしまった人は、ヘアゴム、シュシュなども利用できるはずです。
男性用にの少し大きいサイズも型紙を紹介しています。
口髭のある人も快適に使えますよ⇒「口髭ありでも大丈夫な男性用マスク(立体型)の作り方」
プリーツマスクも絹生地から作って使っています⇒「プリーツマスクの作り方(着物生地の絹・シルク)詳しく説明中」
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