美容師のOさんの振袖の他装の練習の様子です。
前回レッスンからの間に、3回モデルさんで練習をなさったそうです。
やはり生身のモデルさんで練習するのが一番力になると思いますので、とてもいい経験です。
袋帯を購入されて前回の帯結びで練習をされたのですが、 ひとつうまくいかないことがありました。
それは、帯の飾りを作っている間に、胴に巻いた部分が少し緩んでくるということでした。
帯の素材にもよること、またそれを解消するための方法についてお伝えしました。
正絹と化学繊維の帯では、締め心地や滑りやすさに違いがでます。
着物の裾合わせについては、腰紐を締めるまでの間に少し下がりぎみになるところが気になります。
ここは要所をおさえて重ねて練習をしていただくしかありません。
お持ちになった袋帯は、帯の手先の柄付けが短め、やや硬めの帯であることから、 最初に練習用に扱う帯としては難しいかもしれません。
しかしながら羽根を作る技術もこのような帯で練習すれば、どんな帯でも対応できる力がつくのではと思います。
振袖の他装の復習を熱心にご自身でも行われたので、短期間でとても上達されました。
この後練習してもできなかった部分を、次回お伺いすることにします。
また訪問着の他装の練習もされるご希望ですが、振袖の着付けをできるようになっていれば訪問着はとても簡単に思えるはずです。
違うのは帯結びの所で二重太鼓になりますが、非常に簡単に思えてしまうのではないでしょうか。
最初に高いハードルを越えておくと、後がとても楽ですよ。
この日は半襟付けの練習も合わせて行いました。
和裁に則った方法を取らないので、 随分簡単にできましたよね。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
(写真はどんな出来上がりになったかを確認するためのもので練習中のものです。完成形ではありません。またコーディネートしてあるわけではありません。)
前帯の様子をとるのを忘れました。ごめんなさい。
本結びでシンプルに基本をおさらいしました。
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