「京都で観光するなら着物でしょ」誰もが憧れるきものの似合う街=京都。
着物を全く持っていなくても、
「レンタルのお店にぜーんぶお任せして、行ってきました!」
友人と一緒にかわいい着物スタイルになってワクワクしながら、いざ清水寺に出発♪
・・・ところが・・・
12月にはいったばかりだというのに、外は寒いっ!
冬の京都の寒さに、結局観光できなかった(涙)・・・
そんなユリさんの失敗談をまずお話します。
そして、寒くても平気なアイテムの紹介もしますね。
半端じゃないよ冬の京都の寒さって
◆雪 金閣寺
「冬の京都の寒さは半端ない」と聞いたことがありましたが、まさかこんなに寒いとは!
着物を着せてもらって、 バス停までまず歩きました。
でもすぐに手が冷たくなって、草履を履いている足がスースー寒いです。
一緒にいた友達二人も「寒いね」を連発。
女同士腕を組んで歩いたのですが、 しんしんと冷え込んできます。
まさかの予定変更でカラオケ店に
バス停はすぐ目と鼻の先なのですが、この後ずっとこの寒さを耐えなきゃならない?
と思ったら、 もう観光どころではなくなりました。
「京都で会おうよ」と二年ぶりにあう私たちには、
ちゃんとした観光の目的があったわけではありません。
手も足もかじかんできて、顔を見合わせて思わず駅前にバックした私たち。
カラオケ店に飛び込んで、歌とおしゃべりに花をさかせました。
それなりに楽しい時間を過ごせましたが、京都観光は全くしていない!
帰りの新幹線で「何のために京都まで行ったんだろ?」 と寂しいやらがっかりな気持ちになりました。(ユリさん)
冬の着物レンタルはオプションをプラス
残念ですね~~本当に、着物でほとんど歩いてもいないなんて。
確かに京都の冬はとっても寒いのです。
東京より平均で2度低いです。
底冷えするっていう感じで、北風がふいていなくてもしんしんと体が冷えてくるんですよね。
着物を着ているのになぜ?って不思議ですか?
普通にレンタル一式だけで済むのは11月中までか
ユリさんがレンタルしたのは、街歩き用の着物一式。
いわゆる普通のパターンでお願いしたわけです。
予約した時は 11月の初めで、まだ冬の寒さを意識していなかったのかもしれません。
そのときは普通の一式予約でよかったのです。
12月になったら、寒さ対策のオプションを
冬の期間は、寒さ対策のオプションがあるはずです。
羽織・ショール・ アームウォーマーなどがまず大抵はあるはずなんです。
当日寒さ対策の提案を、お店の人がしてくれたのでしょうか?
もししてくれたとしても、
羽織やショールをすると、せっかくの着物姿が台無しになってしまう、と思ったのかもしれません。
ですが、もみじが見ごろになると外の気温は ぐっと下がります。
もみじ狩りのころには羽織ものが欲しくなります。
特に注意してほしいのは寺社仏閣の拝観
特にお寺の拝観ですが、廊下や室内は暖房がありません。
板の間をじかに歩くことになるので体が冷えやすいです、ご注意を。
で、どうする?京都の冬の着物レンタルは
京都の着物レンタルでは、11月から3月くらいまで、防寒用のオプションがあります。
- 羽織
- ショール・マフラー
- ファーショール
- ファーケープ
- アームウオーマー
などが、別途のオプションアイテムとしてあるはずです。
また足元の冷えが気になる人には、着物に似合うブーツが借りられることもあります。
お店によっては、
- 「下着はヒートテックの上下を着てきてください」
- 「カイロは販売しています」
といった案内がHPに書かれているお店もあります。
冬に京都観光するなら、これらの防寒対策は必ずしておきたいです。
寒すぎを解決するアイテム紹介
「冬の京都は寒い」を前提にして、事前にできることを考えておきましょう。
マフラーやショール
京都での着物レンタル時に防寒対策としてマフラーは強くおすすめのアイテムです。
多くのレンタル店では羽織の提供もありますが、美しい帯の結び目を隠さないためにも、マフラーやショールがおすすめされています。
特に大きめのショールは体をしっかりと覆ってくれるので、冷え対策として有効です。
着物の構造的に首元が心もとなくなりがちなので、マフラーは定番の必需品と言えるでしょう。
着物レンタル時には、無地や和風の柄を持つマフラー、またはショールがおすすめです。
ほとんどのレンタル店では、持参したマフラーの使用もOKと考えられます。
暖かいインナーを着て行く
着物はふつう薄着になりがちなので、ヒートテックのような暖かいインナーの着用で防寒しましょう。
特に最も暖かい「極暖タイプ」のインナーがおすすめです。
京都観光を長時間楽しむ予定であれば、2枚のインナーを重ねて着ることを考えてみてはどうでしょう。
インナーは2枚重ねることで、かなりの防寒ができるんです。
近年、高い保温性や防寒性を持つインナーも多く販売されています。
その中から選ぶ際は、特に保温性の高いものを選ぶことがおすすめです。
着物レンタル時には、襟元からインナーが見えないように、VネックやUネックのゆるいタイプを選ぶようにしてください。
暖かいレギンスタイプのインナーを
ヒートテックを2枚重ねると上半身はかなり暖かくなるのですが、下半身も冷えないように注意してください。
足元は、草履の場合は足袋を履くことになります。
そのため、タイツタイプではなく、つま先が見えるレギンスタイプの履物をご用意ください。
手袋で手指の寒さ対策を
手袋も防寒の定番アイテムとなります。
京都の着物レンタルでは、レトロな着物が流行っているので、レース風やベロア素材の手袋をかわいくアレンジするのもいいですね。
人は寒くなると、体の中心に熱を集めて大事な臓器を守ろうとするため、体の末端である手足の先が冷えやすいといわれています。
そのため、冬の京都の着物レンタルには、手袋など手を温めるアイテムが欠かせません。
着物レンタルは袖が大きく開いたデザインなので、隙間から冷気が入りやすいです。
そのため肘の方まで長さのある手袋が一番おすすめです。
持参がおすすめ・カイロ
コンビニなどで手軽に購入できるカイロを持参することをおすすめします。
貼るカイロもよいのですが、指先を温めるカイロを別途用意しておくと便利ですよ。
使い捨てカイロと充電式カイロがあり、それぞれにメリットとデメリットが。
例えば、使い捨てカイロは薄くて長持ちしますが、温まるまでに時間がかかる、
充電式カイロはコストパフォーマンスが高く、すぐに温まるが、重くて持続時間が短い、など。
それぞれのウォーマーの特徴を理解し、自分の状況に合ったものを選びましょう。
京都の冬/着物/レンタル失敗談!寒すぎを解決するアイテム紹介・まとめ
寒い京都ですが、真冬の最低気温が氷点下を下回るようになると、京都はそれは美しい光景です。
つららができたり雪化粧したり。
冬の庭園や趣のある路地が、とても風情があり京都らしく美しいです。
寒さの苦手な人は、防寒対策をしっかりとしてお出かけくださいね。
12月~2月は特に寒く、寺社仏閣への観光は暖房設備がないことを念頭に対策をしてくださいね。
カシミアの大判のストールは和洋兼用
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◆着物の防寒ショールとは・ショール/ストールの羽織り方・巻き方
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