昨日NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の特別展示展が近くであり、ワクワクしながら観に行ってきました。
ドラマや時代の背景の解説とともに、ドラマで登場する主要な役どころの三人の衣装展示や小道具の展示がありました。
ドラマの主役文(ふみ)の幕末の一生なのですが、吉田松陰役の伊勢谷友介さんの衣装。
そして大沢たかおさんの衣装。
小道具のうち、写真におさめたのは「文(ふみ)」の身の周り品の三点のみ。
下駄は三つ編みにした鼻緒が裏でしばってあるだけの簡素なもの、当時の普通の履物はこういうものだったのですね。
幕末の武士の暮らしといっても、農業もし質素な暮らしぶりです。
今から約140年前の暮らしぶりのいったんを垣間見れます。
松陰先生の「至誠」という言葉を、役者さんの色紙の中でいくつか拝見できました。
歴史的な背景が分かって、ドラマがいっそう楽しく見られそうです。
確か先月のはじめころの番組中で、藩の重役の奥様たちのお香の集まりのとき、身なりのことでよそ行きをもっていない粗末な装いを指摘されていました。
それは文のお姉さんで、小田村伊之助(おだむら いのすけ)の奥さんになった人です。
文のお姉さんが、そのお香の会に参加させてもらえることになって出席した際の着物が、奥様たちのひそひそ話に。
「見た?あの方のお衣装」「あら紬じゃない」とひそひそ話をしているところに、重役椋梨さんの奥方様が登場してかばいます。
「あら可愛いい格子柄」そして文のお姉さんの全身を見て「お色合わせもいいこと」と。
そう、紬は普段に着るきもので、よそ行き用は他の奥方様方のように、淡い色目の無地や小紋だったのです。
紬の着物は生糸でなく屑扱いの真綿糸をつかって織られているので、普段着であり格下なのですね。
文もいつも格子柄の着物を着て、前掛けをかけて生活を切り盛りしています。
これから時代が変わり、身分も上がっていくはずなので、衣装にも注目です。
この展示展最終日だったのですが、4月12日でソメイヨシノが満開で見られました。
家の近くはすでに完全に散ってしまっていますが、同じ市内なのに見られるなんてラッキーでした。(NHKホールの前の広場)
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