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講座「上級までの道のり」その13「柔らか着物の種類と特徴・着付けのコツ」

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講座「上級までの道のり」その13「柔らか着物の種類と特徴・着付けのコツ」

柔らか着物の例・江戸小紋の着物

講座「上級までの道のり」お13ページ目です。

 

ここでは「柔らか着物」についての説明をしています。

 

「柔らか着物」は染物の着物で、色柄の付け方でいくつかの種類に分かれています。

 

種類によって格が違い、ふさわしいシーンによって使い分けます。

 

柔らか着物について順をおってお伝えし、着付けのコツについてもお伝えします。        

 

 

「柔らか着物」とは、その種類と特徴

 

小紋・柔らか着物

 

「柔らか着物」は「たれもの」とも呼ばれています。

 

白生地を織って、後で色を染めたり絵を描いたりします。

 

細い生糸(きいと)から織られた布は、しなやかでやわらかい肌ざわりです。

 

さらさら、つるつるした感触と、とろんとした生地質が特徴なので「柔らかもの」「たれもの」と呼ばれます。

 

生地ができてから、後から染めるので「後染めの着物」と呼ばれることもあります。

 

 

柔らか着物の種類

 

「柔らか着物」の種類は、

 

「小紋(こもん)」「色無地」「江戸小紋」「付け下げ」「訪問着」「留袖(とめそで)」「振袖」があります。

 

近年では「付け下げ訪問着」とよばれるものもあります。

 

 

反対の「硬い着物」とは

 

かたいい着物の例・つむぎの着物

 

「柔らか着物」の反対語として「かたい着物」と呼ばれるもがあります。

 

それは、文字通りかたさの感じられる着物で、糸の段階で色を染めてそれから織る着物です。

 

しっかりとした感触の、はりのある生地質になり、模様は規則的な模様、幾何学的な模様が多くなります。

 

糸の段階で染めるので、「先染めの着物」という言い方もします。

 

 

「柔らか着物」をざっくり解説します

 

皆さんがうっとりするような着物は、花嫁衣裳や振袖に代表されるような、華やかな大きな模様のある、彩り豊かな着物でしょう。

 

日本の着物といえば、友禅染の多色を用いた着物が代表格で、世界的にも知名度が高いです。

 

まず振袖からその特徴を見てみます。

 

振袖・柔らか着物

 

青い自治絽の振袖帯あり

 

成人式の振袖姿を思い出していただければわかりますね。

 

長い袖、鮮やかな色彩、刺繍や金箔なども用いて、着物の中では最も華やかです。

 

振袖は未婚女性の第一礼装で、未婚女性が式典など出席する際に着る着物です。

 

華やかでおめでたい柄が描かれますが、近年はモダンなデザインのものもあります。

 

 

留袖・柔らか着物

 

黒留袖

 

留袖は、裾におめでたい模様を大胆にあしらってある着物です。

 

黒で染めた「黒留袖」とそれ以外の色で染めた「色留袖」があり、礼装に用います。

 

第一礼装としては五つの紋を入れます。

 

主に新郎新婦の親族、仲人が黒留袖を着ます。

 

 

訪問着・柔らか着物

 

衿、身頃、袖と模様がつなって絵のように描かれている着物です。

 

華やかに装いたいシーンの着物です。

 

 

付け下げ・柔らか着物

 

付け下げは、身頃も袖も、うえに向かって模様付けされていますが、縫い目をわたって絵柄はつながっていません。

 

反物の状態ですでに絵柄がついています。

 

訪問着より柄は簡素で、より軽いシーンで着用します。

 

 

江戸小紋・柔らか着物

 

柔らか着物の例・江戸小紋の着物

 

江戸小紋は、型紙に細かい模様を彫って、そこが染まらないようにしてから地を一色で染める着物です。

 

遠目で見ると色無地のように見えます。

 

格の高いものがある一方、民具などの柄もあり、おしゃれ着としての用途もあります。

 

 

色無地・柔らか着物

 

色無地の着物

 

色無地は、白生地(たいていは地に文様がある)に一色で染めた、清楚な着物です。

 

 

小紋・柔らか着物

 

小紋は、様々な色柄の模様が、連続している着物です。

 

型紙に柄を彫って、反物に型をのせては染料を置くを繰り返すことで、多色の染色をしています。

 

大きな模様でもこの手法で染めたものは小紋と呼びます。

 

 

絹生地の着心地は世界一

 

「柔らか着物」はどれもこれも、絹生地です(近年化学繊維のものもあります)。

 

柔らか着物をまとえば、全身が絹に包まれるため、格別の着心地です。

 

見かけが美しく、生地も最高、世界一の衣装ではないでしょうか。

 

個人的な感想ですが、全身に上質の絹をまとえるなんて、日本に生まれてよかったと思えます。

 

柔らか着物はとても着心地がよいですが、着付けに慣れないうちは、このやわらかさが扱いにくさにもなります。

 

そこで着付けをされるにあたっては、こんなコツを知っておいてください。

 

 

柔らか着物を着つけるときのコツ

 

柔らか着物を着るときは、式典や社交の場ということが多いので、着付けるときもより華やかな着付けを目指して、失敗のないようにしましょう。

 

以下着つけるときのコツをまとめました。

 

1)柔らか着物で質のよいものは、かなりの重みがあるので、腰ひもをしっかりと締めて下がってこないようにします。

 

2)上半身は身体にぴったりと添わせ、緩みのないように着ます。

 

バスト付近に補正をして鳩胸に仕上げると着映えします

 

3)裾線は長めにします。かかとの高い草履を合わせることが多いので、かかとが見えないくらいに着付けると優雅に見えます。(小紋はかかと見える程度で)

 

座敷にあがるなどの場面があれば、ひきずらないように着つけます。

 

ただし、草履を脱いだときは裾を踏みつけないように注意。

 

4)普段の着物より、裾つぼまりに着付けます。

 

5)お太鼓、二重太鼓は大きめに仕上げる方が合います。

 

6)優雅な着付けのため、えもんは普段用着物より大きます。

 

7)立ち居振る舞いはいつもよりしとやかを心がけて。

 

 

「優雅」「エレガント」という言葉がとっても似あうのがやわらかい着物です。

 

いつもよりいっそう落ち着いた立ち居振る舞いで、着こなしてください。

 

 

次回は、着物周りを彩る小物類について、お話をすすめます⇒講座「上級までの道のり」その14「魅力的な着物まわりの小物で楽しみアップ・扇子や根付など」


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