共衿(掛け衿)とは・付け替え方法を詳しく解説しました

共衿(掛け衿)とは・付け替え方法を詳しく解説しました

スポンサーリンク

共衿(掛け衿)とは・付け替え方法を詳しく解説しました

新たに取り付けた後の着姿

共衿というのは、着物の地の衿にかけてある衿なので「掛け衿」ともいいます。

 

着付けのときこの共衿の左右をそろえるなどして意識することがあると思います。

 

共衿は着物を反物から仕立てるときにできる布で、着物の衿に掛けて仕上げることで着物が完成します。

 

この共衿がある位置は、着物のなかでも汚れが付きやすいところです。

 

半衿のすぐ下にありますし、胸のあたりになるので、汚れがつくと目につきやすい場所になります。

 

ここに汚れが付いた場合は、もちろん掛け衿ははずして洗いきれいにして戻します。

 

しかし長期間着なくて汚れが落ちにくくなってしまったような場合は、半衿をはずしてしまうか、半衿の位置を変更してしまえば、また着用することができます。

 

半衿を外してしまうのはちょっとというときは、半衿の位置を変更してみましょう。

 

◆共衿がうっすら汚れている

 

◆譲ってもらった古い着物の共衿にシミがある

 

◆ファンデーションなどでついてしまった共衿の汚れを自分でなんとかしたい

 

というようなとき、自分でできる共衿(掛け衿)の取り外しと取り付け方法を紹介します。

 

キレイに洗えたら同じ場所に戻すだけ。

 

汚れが落ちないというときは、半衿の位置を変えてつけ直します。

スポンサーリンク


 

 

共衿(掛け衿)の取り外し

 

上前衿にシミのある着物

 

この緑色の紬の着物の、上前の衿にシミがあります。

 

赤い糸で囲ってあるところです。

 

まずは共衿を取り外します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シミの付近から取り外しているところ

 

和裁のことを知らなくてもできる共衿の直しなので、共衿が着物の地衿にのせてあるだけの仕立て方のものになります。

 

広衿の場合は、共衿の縫い代を折りこんで、平たくのせてあるだけです。

 

糸切ばさみやリッパーで、取り付けてある糸を切ります。

 

切れた糸はすべて取り除いておきます。

 

 

 

 

 

 

シミ汚れを落とします

 

共衿を洗う

 

共衿のシミや汚れを洗って落とします。

 

中性洗剤を利用して、水かぬるま湯で、やさしく手洗いをします。

 

局部の汚れは、柔らかいブラシを利用して、洗剤をたたきつけるようにしてみます。

 

そしてよくすすいでください。

 

縮緬やお召は特に縮みやすいので、気をつけてください。

 

この写真のような撚りのかかっていない生地だと、縮みにくいです(でもこの辺りはものによりまので、少々のことは心配しなくてよいものでまず試してみてくださいね)。

 

タオルで水気を吸い取ってから、アイロンを中温でそっとかけます。

 

 

 

共衿なしの着物姿

 

これは共衿をとった状態で、着付けました。

 

共衿なしでも、着ていてそんなに違和感がないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共衿を肩にかけてみました

 

共衿を肩にかけてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シミ汚れがとれませんでした

 

洗ったのですが、シミ汚れがとれませんでした。

 

でも全体にさっぱりしました。

 

アイロンをあてています。

 

 

 

 

 

 

共衿(掛け衿)を取り付けます

 

汚れが取れれば、そのまま取り外したときと同じ位置で取り付けできますが、この場合はシミ汚れがとれなかったので、180度布を回転させてから取り付けます。

 

こうすることで、上前で見えていた汚れの場所が、下前の内側に行くので、見えない場所に隠すことができます。^^

 

端と長い辺の一方に折り目を

 

短い辺を1〜2センチ折ってアイロンで折り目をつけてから、長い辺の一辺を、1〜2センチ折ってアイロンで折り目をつけます。

 

 

 

 

 

 

 

今度はこの位置で取り付けます

 

新しい取り付け位置はこうなります。

 

シミ汚れのあったところは、下前の内側になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着物の表に中心から合わせていきます

 

表を出した着物の背中心に、折った長い辺の中心をあわせ待ち針をうちます。

 

その左右10センチのところに待ち針をうちます。

 

衿先にむかって、2〜3本待ち針をうちます。

 

こうすると、赤い糸で囲ったシミのところがここになります。(下前の奥の方)

 

 

赤い糸で囲ったところの端がここです

 

下前の奥の方に、シミの場所が変わりましたね。

 

 

その後、折り曲げて内側になる衿の長い辺の方を、地衿に合わせて余分を折り曲げアイロンを当てます。

 

そこに待ち針をうって、周囲をグルりと縫い付けていきます。

 

 

 

 

糸が見えないように縫います

 

縫い方は、表側に糸が出ないように、共衿の縫い代の1ミリ奥、地衿は1ミリ〜2ミリ控えるようにして縫います。

 

共衿の両端は、3〜5ミリほど奥を縫います。

 

こうした糸の見えない縫い方を和裁では「くける」といいます。

 

針目は5ミリから1センチで。(ここでは白い糸でわかりやすくしてありますが、実際には着物の地色と同じ色糸で行います。)

 

 

 

 

 

 

衿の内側になったシミの付近を縫うところ

 

衿の内側になったシミの付近をくけているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取り付けでき着付けました

 

取り付けができました!

 

白い木綿縫い糸を使っていますが、くけてあるので表から見えません。

 

でも実際は着物の地色と同じもので、絹着物なら絹の縫い糸を使ってくださいね。

 

これでまた元のようにきれいな着姿に戻れます。

 

 

でももしまた汚れたら・・・・・

 

そうです同じことを繰り返せばいいわけです。

 

紬の場合は裏も同じはずですので、表だけでなく裏側を向けてみたりして、生地の色がよいところを考えることもできますよ。

 

昔はきっとこうした共衿の付け替えをしつつ、最後は共衿なしでも着ていたのではと思います。

 

 

 

普段用に着ているものなどは、あまり費用をかけたくない、そんなときにどうぞ!

 

 


スポンサーリンク










二部式着物?ツーピース着物?いえいえ!きらこよしえ流『お気軽着物』です。

格安で着物を手に入れて、その着物をわずか3分で着付ける方法お気軽着物の作り方

格安で着物を手に入れて、その着物をわずか3分で着付ける方法お気軽着物の作り方

お気軽着物誕生物語はこちら

不要になった着物は買い取りに出してます

その価値を活かしてもらえる「買取り」にだすのはどうでしょう?買取価格が値上がり中なんですって

買取プレミアム

着物の高価買取専門【買取プレミアム】


  Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに登録する livedoorクリップに登録する イザ!ブックマークに登録する


ホーム RSS購読 サイトマップ
トップ メールマガジン プロフィール お気軽着物の作り方