日本で昔から使われてきた傘は「和傘」。
和傘は紙と竹を使用して造られています。
和傘にはいくつか種類がありますが、すべてまとめて「蛇の目傘」と呼ばれているようです。
現代では着物を着ているからといって、和傘を使う人はほとんどないですね。
みなさん洋服のときに使っている「洋傘」を使っているようです。
着物に適した洋傘とは
着物のときも好みの洋傘を使えばよいと思います。
とはいえ、やはり着物にあう傘がいいですよね。
私は無地の骨数の多い大き目の傘を利用しています。
また着物が濡れてしまうわないよう、こんな対策をしています。
雨の日の外出の対策
着物は裾が長いので、足元が濡れやすいです。
それを防ぐために、「雨用コート」を利用しています。
着物の裾がかくれる長さにするのがポイントです。
また雨コートを着る前に、より安心なように着物の裾をあげておきます。
着物の裾を帯の地位まであげて、腰ひもで留めておきます。
傘はできるだけ親骨が長く直径の長いものを利用します。
できれば雨コートさえ濡れない方がいいですから。
また雨用の草履をはくことで、足袋を濡らさないようにしています。
<雨の日の着物のお出かけ対策>
- 雨コートを着用する
- 洋服のときより大きい傘をさす
- 雨用ぞうりをはく
男性用の洋傘を利用するのもいいと思いますよ。
和傘の傘以外の用途について
純粋な雨傘としての用途がほとんどなくなった和傘ですが、ほかに何かに使われることがあるのでしょうか。
和傘はそのシルエットが末広がりなことから、昔から縁起がよいものとされています。
結婚式や各種の贈り物として、使われることがあります。
また、八十歳のお祝いを「傘寿(さんじゅ)」といいますね。
そのお祝いに寿印の和傘を贈ったり、和傘に寄せ書きするなどして贈る習慣もあるといいます。
豆知識でした。
雨天用のコートが欲しいという人は、仕立てるときの注意点などを知っておくといいですよ。
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