初めて着付けを習うとおっしゃるKさんの練習の様子です。
子供さんの卒園式を控え、式には着物をお召しになりたいということで着付けを習得したいとご希望です。
これからお求めになるにあたって、何をどのように買うとよいかという心配もあって、ご相談も受けました。
お母さまがお持ちだった着物は、なんと数年前に処分されてしまい、お手元には小物が残るのみ。
着物と浴衣、帯の違いなどをかいつまんでお話して、浴衣の着付けレッスンに入りました。
Kさんは、お伝えしたことをきっちりと覚えておられるのがすばらしいです。
衣紋がないがしろになったりつまりやすいのですが、そこにも注意を払って、しわの解消の仕方もスムーズにできました。
お伝えするひとつひとつを確実にクリアされるのは素晴らしいです。
感覚をつかむ前に、理屈を理解して、頭と身体が円滑に対応できる能力をお持ちの方でした。
浴衣の構造や大きさになじんでいただき、ゆかた帯で長さや扱い方になじんでいただけ、こちらで用意したものでも戸惑うことなく行動されています。
今7月上旬で、この夏浴衣を着る予定は全くないということなので、次回は着物に入ります。
お手持ちがないので、こちらで用意することになります。
ご自身でも練習用をなんとかしたいと思っておられます。
自宅復習は、やはりやっていただくのが上達の早道です。
名古屋帯、袋帯のこともご説明もしました。
卒園式までまだたっぷりの時間がありますが、着物をあつらえるにあたって何をどう進めていくのか、不安が少しずつ解消されていくお手伝いができればと思います。
着物へのご理解をふかめていただき、失敗のない着物選びをなさってくださいね。
本日はお疲れ様でした。
(できあがりの確認のための写真です。気をつける点を話し合うためのもので、ご自宅での練習の参考にしていただくためのものです。完成形ではありません。)
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