着物の魅力を教室で外国の方に伝えるために
またまた中断してしまっていた英語の勉強を、再開することにしました。英語圏の方たちにも、やっぱり着物の魅了を伝えていけるようになりたいので。
何度目かの挑戦になりますが、続けることに意味があるという師匠の言葉を頼りに、まずは気長に継続できるよう肩肘はらずにやってこうと思います。
続けるための工夫を教えてもらったのですが、それは「いやだなと思ったら、いったんやめる」とよいのだとか。
教材によっては難し過ぎて嫌気がさしてしまうので、さっと別のことをして、気にかけないようにしてみました。
そうしたら、そのあとすぐにまたやる気がでてきたので不思議です。しばらくはやっていけそうです。それだけでなく成果をだしたいです。
今回は師匠が実体験して効き目のあった英語教材を、私にもすすめてくれました。
やり直し英語初日の勉強内容
始めたのは「基本からわかる英語リーディング教本」薬袋善郎(ミナイヨシロウ)さんの書かれたもの。
これはよく使われる英語とか、トーイックでよく出る単語の順といった頻度を重視したものではないんです。
よく出るものは確かに覚えなくてはいけないですが、こういった類のものをやってきて、結局は覚えにくいので覚えられなかったという過去があります。
それでこの教材になったわけですが、よいところは、関連づけて事象を覚えることができるよう、ある工夫がこらしてあります。
イメージ図も用意されていて視覚的にも刺激があってよさそうなんです。
初日はこの勧められた「基本からわかる英語リーディング教本」のはじめにと、セクションの1~3まで。問題(1)とその解説をやりました。
いい滑りだし、といえそうです。
二日目は鉄壁で
英語の力のうち、リーディングを鉄壁にするための教本としてすすめられたのが、「東大英単語熟語・鉄壁」です。
これは鉄録会英語科が編集したもので、内容たっぷりの細部にわたって親切そうな本です。
大学の受験生のような記憶力もファイトもないので、ちょっと怖気づいてしまいましたが、一通り目で全部理解しようとおもわなくてもよいから、という甘い師匠の一言で、やってみる気になりました。
使用法をマスターしてすいすいやっていけるようにと、まずは「はじめに」を読んで編集者の意気込みを理解しました。
使用法を、そして目次もきちんと目を通すことで、これがマスターできるんだという期待がもてます。
初めてとりかかるのでレッスン1の●の二項目に手をつけました。
最初が肝心です。最初にあまり力みすぎるのはよくないので、師匠のいうように、時間ではなく、まとまりのある区切りを小刻みにやっていくようにします。
で、午後余力があったので、「基本からわかる英語リーディング教本」の機能の続きでセクション4~10、(2)とその解説をやりました。
これがその本の表紙です。
絵本で耳慣れとフレーズ慣れができたらいいな
三日目は耳慣れもしたいので、絵本のヒアリングをすすめられていました。
「ライブラリーライオン」という絵本を、朗読してくれるサイトがあるので、そこで通しの朗読を聞きました。
絵本の文字も眺めて字面を追うのですが、朗読の方の口調が早すぎる~っと感じます。
きちんと内容がわかっていないままなので、よけいそう思うのかもしれないです。
そこで、ものすごく久しぶりに筆記体で文字をノートに書いてみました。
そして意味のわからない単語を調べつつ、翻訳してみました。
英文字を書くことはほとんどないので、筆記体を書いていると、学生だったころの懐かしい思い出も脳裏にうかんでくる有様です。
今またこんな勉強ができるのがうれしいというか、まだやっているのかという呆れた感もあって、笑い出したくなってしまいましたが、訳していみると、お話の中に引き込まれてしまいました。
あらすじは、図書館に来たライオンがお話を聞きたいので図書館のルールを守るのですが、ある事件にあってそのルールをやぶってしまうのです。
もう図書館には来てはいけないと悟ったライオンですが、アクシデントのときに破ってしまったルールはしかたないことだと、図書館の人が理解してくれて再びライオンは図書館に行けるようになるというお話です。
子供向けだけど、深いイイ話です。
訳した内容・・・
「ライブラリーライオン」
ある日、一匹のライオンが図書館にやってきました。
彼は受付の机を右に通り過ぎて、書架に歩いていきました。
ミスターマックビーはホールを走り落りてヘッド司書のいる部屋に走りました。
「ミスメリーウエザー!」彼は叫びました。
「走ってはいけません」とミスメリーウエザーは顔もあげずに言いました。
「しかしライオンがいるんです!」と、ミスターマックビーは話ました。「図書館にライオンがいるんです!」
「彼は何かルールを破ったのですか?」ミスメリーウエザーは尋ねました。
彼女はルールを破ることには非常に厳格なのです。
そのライオンは図書館中をぶらつきました。
彼はカードカタログのにおいをかぎました。
かれは新い本のコレクションに頭をこすりつけました。
それから彼は音を立てずにストーリーコーナーに歩いていき、そして眠ってしまいました。
その事態をどうしていいのか誰もわかりません。
図書館でのライオンにつて、どんなルールがあるのかわからないからです。
まもなくしてお話会の時間になりました。
図書館でのお話会でのライオンの守るべきルールにはどんなものがあるのかわかりません。
お話会のお姉さんはちょっと怖がっているように見えました。
しかし彼女は最初の本のタイトルをはっきりとした声で無事読み終えました。
そのライオンは見上げました。そのお話のお姉さんは平静を保っていました。
ライオンは次のお話のときもそこに居座っていました。そしてその話は終わりました。
彼は次の話を待ちました、しかし子供たちは去っていき始めました。
「お話の時間は終わったのよ」小さい女のこが彼に話しました。
「行く時間よ」
ライオンはその子を見ました。彼はお話のお姉さんを見ました。
彼は閉ざされた本を見ました。
それからかれは大声でうなり声をあげました。
・・・・・
っとお話は続くのですが、けっこう引き込まれてしまいます。
私はこのお話の続きを、一字一句知りたくなってしまっています。
不思議な感覚ですが、わかりやすい内容と、深いイイ話の魅力に取りつかれたみたいです。
しっかり意味がわかったら、もっとネイティブの朗読がわかりやすくなるはずです。
そして自分もなぞって読んでみる気にもなれそうです。
久しぶりに書いた自分の筆記体、ヒョロヒョロしてますが、懐かしさいっぱいです。
昔のように紙の辞書をめくることもないので、早く意味を知ることができます。
なんだか15歳の英語大好きだったころの自分に戻ってしまったような錯覚も感じました。
まだ三日なので、あまり力まないようにしようと思います。負担になるとつらいので。
地道に学んでいって、着物教室で英語で指導できるようにんなりたいと思っています。
きものに興味のある外人の方にも、着物の魅力を伝えていきたいです。