藍染の効果と特色

藍染の効果と特色

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藍染の効果と特色

染色の効果と特色

藍染めは、生地を丈夫にし、香りが良い、激しい洗いにも耐える、

 

防虫効果があることなどから、

 

庶民の間では長く愛用されることになります。

 

 

木綿の染色にはまず、藍を用いた時代が長く続き、

 

明治30年ごろに合成藍が登場するまで、

 

藍色は日本中どこにでもある色でした。

 

衣類のみならず、蚊帳、手ぬぐいなどに多く、

 

藍染めが用いられていました。

 

 

そのため明治初期に日本を訪れた外国人が、

 

「ジャパンブルー」という言葉を残しています。

 

多くの日本人が藍染めの衣装を着ていることに、

 

驚いてのことといわれています。

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本来の藍の葉による藍染めは、先にも書きましたが、

 

生地を丈夫にし、香りが良く、激しい洗いにも耐え、

 

防虫効果があります。

 

 

「日本の藍 伝承と創造」(日本藍染文化協会編)という本の中で、

 

藍染めの効用が詳しく書かれていますので、

 

引用させていただきます。

 

 

「藍染めの衣類は、強度があり、

 

温度変化に対する抵抗力が強く抗菌力を持つために、

 

何百年もほころびることなく見事な色調を保っているものが、

 

数多く残されている。」

 

「絹布も藍染めによって保存性が飛躍的に向上するために、

 

徳川家康の藍染めの衣類が、

 

今も見事な色と強度を保ったまま残されている。」

 

「温度変化と磨耗に対する抵抗力がすぐれているため、

 

江戸時代の火消し装束はすべて藍染めの木綿であった。」

 

「戦国時代の頃から、健康維持、疾病予防、

 

解毒の作用がしられていて、

 

他の染物と異なり、積極的に医療目的でも広く利用されていた。」

 

「藍染めの下着は保温に優れ、体臭を外へ出さない。」

 

「殺菌力に優れていて皮膚病の伝染を阻止する作用があり、

 

江戸時代の城下町ではその衛生上の効果が注目されて、

 

城の近くに紺屋町(藍染め屋の町)を置いていた。」

 

「藍染めの衣類には止血効果があるため、

 

矢傷に対する有効性が着目され、

 

鎧の下には藍布の衣類を着用するのが常であった。」

 

「さらに防虫作用や毒蛇の攻撃を避ける効果もあったために、

 

野宿にもうってつけだった。」

 

「藍染めの布はたんすにいれておくと虫除けになるといわれている。」

 

と、良い効能が伝承されています。

 

 

これらの素晴らしい効能は、

 

明治以降は残念ながら利用されなくなりました。

 

 

「蓼(たで)食う虫も好き好き」という言葉がありますが、

 

蓼は蓼藍(たであい)のことで、

 

虫よけの効果が抜群だったことから、生まれたのでしょう。




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